『国道沿いで、だいじょうぶ100回』岸田 奈美
奈美さんのエッセイは本当にいい。
漢字で書く「大丈夫」よりひらがなの「だいじょうぶ」。
奈美さんの心の柔らかさと強さが存分に伝わって来た。
笑えるものから涙するエピソードまで盛りだくさん。
ある時は大量に届いた桃に翻弄され、またある時は運転免許取得に四苦八苦する。
必死の形相が目に浮かぶ。
お母さんの入院中のエピソードは切なくて堪らない。
弟の良太くんを取り巻く日常も笑ったり泣いたり感情が揺さぶられっぱなし。
随所に気付きがたくさんあって、想像する事の大切さを改めて思う。
「だいじょうぶ」の言葉が心の中に深く染み渡る一冊。
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拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)