CLOUD DISCUSSION #1 クラウド運用者の推しSaaS イベントレポート
こんにちは。CLOUD DISCUSSIONというイベントのOrganizerをしているYoshiです。突然ですが、CLOUD DISCUSSIONのイベントレポートをNoteで始めてみたいと思います。
今回はCLOUD DISCUSSIONの記念すべき第一回目「CLOUD DISCUSSION #1 クラウド運用者の推しSaaS」のレポートになります。
CLOUD DISCUSSIONとは何か?
まず初めにCLOUD DISCUSSIONとは何か?の説明ですが、イベントの紹介ページより引用します。
あやなるさんと私が発起人となり、IT業界のクラウド利用企業各社において管理者などクラウドに関する中心的な活動・役割をしているメンバーの皆さんご協力の元、AWS, Azure, GCP, Private Cloud, On-premises問わずクラウドに関する様々なことを話し合う、クローズドなミーティングを2021年に定期的に実施してきました。
毎回各自が話す各社のクラウド利用状況やクラウドに対する考え方などでおおいに盛り上がり、また他ではなかなか知ることのできない知識や知見が得られるなど学びも豊富であったため、それならいっそのこと外部公開イベントにしてみよう!と今回新たに外部公開イベントという形を始めてみました。
もう少し詳しい内容や「CLOUD DISCUSSIONをなぜ始めたのか?」という経緯や想いについては、今度別の記事で書きたいと思います。
今回のテーマ。#1 クラウド運用者の推しSaaS
今回は「CLOUD DISCUSSION #1 クラウド運用者の推しSaaS」というテーマで、各スピーカーがそれぞれの推しSaaSを1つ挙げ、それを元にディスカッションする形式です。
スピーカーはCyber Agent 長谷川さん、ミクシィ 清水さん、ZOZO 瀬尾さん、そしてファシリテーターはGENDA 光野さんというクラウドに非常に詳しい&各社・業界で中心的に活躍されている素晴らしい方々、大変豪華な顔ぶれです。
皆様、非公開時代のCLOUD DISCUSSIONから一緒に参加していただいている本イベントのCo-founderな方々です。
各自が実際に導入・利用している推しSaaSについて、どんな良い点や利点があるのか、他と比べるとどうなのか?と言った話で盛り上がりました。
推しSaaSその1:Squadcast
Incident Managementサービス
Squadcastでググると一番最初に出てくる https://squadcast.fm はPodcastのサービスで別物なので注意
メジャーなPagerDutyと比べると安い
→ 実際どれくらい安くなるんですか?
コストのぶっちゃけ話はここでは言えないので、アフタートークで機能的な違いはほとんど無い
だたし、受電リストのローテーション機能は無い(PagerDutyだと柔軟にシフト組める)
電話かかってくる時、PagerDutyは海外(カリフォルニア?)の電話番号からだよね、で盛り上がる。
→ 判別しやすい
Squadcastは非通知でかかってくる
→ 非通知も受け取れるようにしておかないと!まずはフリーでお試ししてみるのが良いかも
推しSaaSその2:NewRelic
超有名パフォーマンス管理サービス
APMが有名だよね。でもインフラのパフォーマンス管理もばっちり
最近料金体系変わったよ、要チェック!
https://newrelic.com/jp/blog/nerdlog/new-product-and-pricing簡単に導入できる、K8sのPodの状況が見られるなど便利
NewRelicに情報を集約するという仕組みが良くできている
AWSのManaged Prometheusサービスと連携している
NewRelic Mobileで、スマホアプリのメトリクス収集も良い
E2E (End-to-End)のリアルタイムモニターができる(サーバー to サーバではないのが良い。それだと良い結果が出てしまうことが多いので)
NewRelicのコストを抑えるTips
デフォルトだと要らないデータも転送されるので精査!必要なデータのみ転送
例えばインフラのインスタンスのプロセスは不要なのでOff
推しSaaSその3:Datadog
超有名パフォーマンス管理サービスその2
UIが直感的で使いやすい。ユーザーの権限も細かく設定できる
対応SDKも豊富で便利
分散型トレーシングのサポートもありがたい
RUM(リアルタイムユーザーモニタリング)で一気通貫でアプリからDBまでパフォーマンス追えるのが最高に便利
ユーザージャーニーの視覚化では、個人情報とかカード情報などはちゃんとマスキングされるよね?
Lamdaの監視にもDatadog使っている。ピタゴラ的なつながりも全部見えるのが素晴らしい
第3勢力のSentry https://sentry.io/ も最近は機能追加がどんどんされているので、NewRelic/Datadogとの三者比較が気になる
以上のような、それぞれが持ち寄った推しSaaSの話を、光野さんのスムーズで優しいファシリテーションの元でインタラクティブに話し合い、そしてDiscordのイベントチャンネルに寄せられた視聴者の方からの質問にも適宜答えたりと、よくある講演(セッション)形式ではなく、DISCUSSION形式の良さを活かして盛り上がることができたかと思います。
また、参加者の方にDiscordにてご意見や質問などを積極的に投稿していただきました。
オンラインイベントの利点を活かして、今後もどんどん気軽にチャットで盛り上がっていただきたいと思っています。もちろん聴き専も大歓迎です!
アフタートーク
というわけで、zoom上でのCLOUD DISCUSSION #1 クラウド運用者の推しSaaSは予定通り1時間で終了しました。
が、CLOUD DISCUSSIONはまだまだ続きます。
21時以降の30分は、会場をDiscordに移し音声のみでのアフタートークの開催です(Clubhouse的な)。
音声のみなので少し気軽に、スピーカーおよび参会者の方々が交流できる場としての位置付けです。
アフタートークでは、本編ではお話出来なかったようなぶっちゃけトークも満載(に今後していきたいですね)。
今回はPagerDutyからSquadcastに乗り換えたら、どれだけコストダウン出来たの?的な攻めた質問&回答も。
実際、どれくらいのコストダウンが出来たかと言うと・・・
この続きを見るには有料です。
とやりたいところですが、半分身バレしているこの場でお金稼ぎをするのはダメなので、そういったコストネタや特定製品・ベンダーに関するぶっちゃけトークを聞きたい方は、是非ともアフタートーク(及びDiscord)にもご参加していただきたいと思います。
Organizer(及びスピーカー)側としても、そういったアフタートークならではのネタが毎回あると嬉しいな、と思っています。
今後のCLOUD DISCUSSIONは?
今回は公開版第一回ということもあり、果たして本当に参加してくれる一般の方々がいるのか?内容がニッチすぎる?と事前の打ち合わせの時から少しドキドキしていましたが、多くの方にご参加いただき大変ありがたかったです。
またOrganizer側としては、そもそも自分たちが話し合いたいテーマを公開イベントにした、という負担が少ない形で、精神的に余裕・安心のあるイベントだったので自分たち自身も参加者の一員として楽しめたのではないかと思います。
ディスカッション形式のため1回のイベントでのスピーカーの人数は限られてしまいますが、CLOUD DISCUSSIONには村井さんや大平さんといった素晴らしいCo-founderな方々がいらっしゃいますので、今後登壇していただくこともあると思います(今回も各所で色々と助けていただきました)。
今後のテーマの希望としては例えば「AWS/GCP/Azureなどのパブリッククラウドのコストカットのノウハウを知りたい」などのご意見もいただいたので、検討していきたいと思います。
自分たちが話したい、かつ他の人への知識の還元になりそう、という所は大事にしていきたいですね。
次回の開催は5月前後に出来ればいいなー、と思っています。
お楽しみに!
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