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05  ブックライターの魔法:あなたの魂を本に込める、その方法とは?

こんにちは! 本を読んでいて「これだ!」って言葉を見つけると、ついガッツポーズしちゃう、つくだ@書籍編集×ライターです。
#挨拶文を楽しもう #毎日note12日め

昨日に引き続き、吉本ばななさんの『小説家としての生き方100箇条』から見つけた素敵な言葉をヒントに創作について考えていきたいと思います。

どんな書き物にも自分の魂のひとかけらをしのばせる。 それが入っていることは人に必ず通じる。 小説家としての生き方100箇条/吉本ばなな

小説家、吉本ばななさんの言葉です。吉本さんにとって「魂のひとかけら」とは、たとえ時刻表ミステリーを書いたとしても「吉本さんらしい作品だなあ」とにじみ出る「本質」のようなもの。作家として作品を生み出す場合には、忘れてはいけないことだと思います。

では、同じ書く仕事でも、経営者やビジネスパーソン、アーティストなどの方々のために文章を書くブックライターはどうでしょう?

私は、ブックライターの仕事は編集者の一つの形だと考えます。著者の魂の言葉を丁寧に汲み取り、読者に届く形に磨き上げる。それは、まるで著者に憑依して書くような感覚とも言えるでしょう。

しかしそれだけではなく、ブックライターは批評家としての一面も持ち合わせています。作品の意味、読者に与えるインパクトを客観的に評価し、この世界における存在意義を見出す。それはまるで一歩引いて作品の価値を見定める批評家のようです。

つまり、ブックライターは「憑依」と「批評」という二つの力を使いこなす必要があるのです。

ブックライターは、著者さんの伝えたいことを深く理解し、それを最も効果的な言葉で表現するお手伝いをします。そして、著者さんの言葉が持つ意味や価値を客観的に評価し、その作品が世の中に与えるインパクトを最大化するためのアドバイスもできます。

著者さんの魂を理解し、言葉にし、その言葉が持つ力を最大限に引き出す。それが、ブックライターの使命です。

本を書くことは、自分自身と向き合い、内なる声を形にする、とてもパーソナルな作業です。それだけに、ブックライターは「魂の言葉」を引き出すことに全神経を使います。

そうやって、その道のプロであるブックライターとともに二人三脚で本を作り上げることで、著者さんの魂のひとかけらがきらめく、唯一無二の物語が生まれるのです。

ブックライターとは、著者さんの魂の言葉を掬い上げ、磨き上げ、世界に響く一冊へと導くお手伝いをする仕事と言えるでしょう。


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