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【ベンチャーマーケ内定者】「よそはよそ、うちはうち」で後悔のない選択をしたい方へ!


インタビュアー 奥村

 この記事をご覧いただきありがとうございます。
今回は、株式会社ギブリーの内定者・山口達矢さんにお話を伺います。わくわく。内定者インターンでの取り組みの一環であるTwitterでは、本格的な運用開始わずか2ヶ月でフォロワー3300人超! 早速その才能を開花させつつある、新進気鋭のマーケターです。

 今回のインタビューで据えた軸は3つ。

 ①【頑張る源】どのような経緯で就活を頑張るようになったの?
 ②【面接対策】思いやるけど、着飾らない面接って?
 ③【信念】就活で悩みがちなあなたへ…

 気になるところから読んでみてください!


 【頑張る源】どのような経緯で就活を頑張るようになったの?

奥村:まずは、山口さんがどんな人生を辿ってきたのか、ルーツを探りたいです!

—今でこそ、積極的な姿勢を発信することや他者貢献を考えられるようになっていますが、昔からそうだったかといわれると全然そうではありません。幼少期は、ひとりっ子ということもあってブロック遊びなどモノづくりをしたり、ひとりが苦ではなかったりと、おとなしめ。スクールカーストなんかにもなるべく関与せずに、当たり障りのない振る舞いをしていました。
自分が好きなことをしよう、とは常々考えていたので、部活では活躍できました。中高では卓球部と硬式テニス部に所属。部内1,2位を争う上位の実力を持ち合わせて、副キャプテンなどに就任し「サーバントリーダーシップ※1」を発揮していました。先頭に立つわけではないけど、リーダーに甘えず周りの士気を上げるようなイメージです。
そんななか、高校と大学で2つのターニングポイントを迎えます。

※1 サーバントリーダーシップ:アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学。「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考え方に基づく。 そもそも「サーバント」とは、「使用人」「召使い」という意味。


奥村:ターニングポイントの1つめは何ですか? 気になります!

—高校3年の文化祭で披露した演劇で、助演男優賞を獲得したことです。これまで自由に生きてきたけれど、自分に何か特別な才能があったわけではなかった。一度きりの人生で後悔のない選択をしたいということで、キャストとして出てみようと決心し助演男優をやりたいと立候補しました。ここで主役に立候補していないというのが自分らしさだとも思いますけど(笑)。
結果として自分のクラスは、文化祭の5つの部門のうち4つの最優秀賞を獲得できたんです。個人として最優秀助演男優賞を獲得できたというのと、チームとしても結果を出せたという成功体験が積めました。

奥村:自分の意思で決定したことで成功体験を積めたというのが大きいのですね。
大学では1回生の時からターニングポイントがあったのですか?

—大学1回生の時は、サークルバイト授業という普通の大学生をやっていました。ただそれを1年間続けた結果飽きちゃったんですよね(笑)。
もともと高校最後の評定が4.9、文句なしで指定校推薦を決めるほどの逆算思考がありました。自分にとってプラスになるような多くの手札や選択肢は、なるべく持っておきたいなというのは考えていたんです。次に逆算が必要で、受験的なしんどいイベントは何かってなった時に「就活」が頭をよぎったんですね。
頭で思ってもなかなか具体的な行動って思いつかないじゃないですか。そんなとき、たまたまTwitterのDMで1年生からできる長期インターン募集のお誘いがあったんです。
今考えると、大学1年の間は「これでいいのか自分」と問い直すために必要だった1年間だったかもしれないです。

奥村:そこで2つめのターニングポイントがあったわけですね。

—そうです。最初大学1年の春休み2か月間にインターンをして、大学2年からはインターンを紹介してくれたNPO法人に2年間スタッフとして所属することになりました。
全国に広がる組織ではあったのですが、所属する龍谷大学のスタッフがいなかったんです。大学初のスタッフ、かっこいいなと。好奇心もあり入ってみました。
結局最初の半年、入った支部では20人で追う数字の内30%を自分一人の営業で獲得するという経験もしました。
当時同志社や立命館のスタッフが大量にいて、インターン生のほとんどが同立生でした。龍谷大生にもそんなインターンを経験してほしいという気持ちも原動力になりました。

しかし自分がこれだけやっても目標数字に達することはできませんでした。
チームワークが足りないと思った次の半年は、あるだけで機能していなかった人事部署を統括として動かしました。その結果目標数字は達成でき、再びチームとしての成功体験を掴みました。自分の成功とチームの成功が同時に訪れたとき、幸せを感じる性格なのかもしれません。
様々な役職を経験した2年。就活の際はこれをターニングポイントだと、いつも言っていました。


 【面接対策】思いやるけど、着飾らない面接って?

奥村:さて、では就活中の話に移ろうかと思います。就活がいざ始まった際、やっぱり不安なのが面接ですよね。就活の時に意識されたことってありますか??

—大きく分けて2つあります。1つめは「自分の世界のあたりまえを押し付けない」、2つめは「受かりにいくより、本音をぶつける」です。

奥村:「自分の世界のあたりまえを押し付けない」というのはどういうことでしょうか?

—自分が所属していた団体の中でのみ通じる用語などは、まず避けるという心配りが必要ですよね。あとはその団体が何をする組織か、何を大事にしていたか、どんな規模か、というのを前提で話さないと、面接官に何も伝わらなくなります。
相手は自分のことを何も知らない。自分の背景から丁寧に説明しよう、とは思っていました。

奥村:「受かりにいくより、本音をぶつける」。これも大事なことだと思います。

—もちろん、志望して面接までしているので「受かりたい」という気持ちは誰だって持っています。しかし、「受かりにいく」よりも「自分が何を考えているのか」という本音はすべて言うように心がけていました。
仮にそれで落ちたなら、企業サイドから見て自分と合わなかったという判断をされたということなので、しょうがないと納得できます。伝えたいことをすべて伝えようということを目標に、面接に臨んでいました。
相手企業が大事にしていることとは考えが一致していなくても、思いを伝えることができれば後悔しない就活につながると思うので。
余談ですが、ある会社に、「今の時点で、第何希望ですか?」と聞かれ、バカ正直に「4くらい」と言ったら「じゃあ受けなくてよくない?」と苦笑されました。これに関しては失敗ですね(笑)。ただ、第1希望ですと嘘をついて気分が乗らないまま選考に進んでしまうことを考えれば、両社にとってメリットがある発言だったかもしれないと思います。


 【信念】就活で悩みがちなあなたへ…

奥村:ギブリーさんへの内定が無事決まり、今は内定者インターンをされている山口さん。
インターン中に感じた「社会人と学生の差」はありますか?

—まずスキル面でいうと…やはり学生である自分と、働いている社員の差はありますね。かといって、内定が決まる前にこれをしておかなければと思うようなことは、特にありませんね。はじめはみんな初めてでスキルなんて持ってなくて当然ですし、スキルは入ってからも身につけられます。入社を決めた後は、その業界の常識的な知識を各自そろえておく努力は必要ですが。
マインド面でいうと…将来のビジョンや人生の軸を持っている場合は、それを「ぶれずに持ち続ける」ことが必要ですね。
内定者インターン中に出会う20卒が、20年6,7月あたりに苦しんでいるのを目の当たりにしました。仕事も把握しきれておらず、結果もなかなかでないような時期。それでも、やらないといけないことはどんどん降ってくるような状態です。まさに、入社前に抱いていた理想とのギャップに苦しむような時期です。
そんな時期、誰しも迎える壁が訪れたときに、「自分はなんでこの仕事を選んで働いているのか」「どんな目標やビジョンがあるから今辛いことを乗り越えようとしているのか」を理解している人はやはり強いですよね。

奥村:「ビジョン・軸」って聞くと、就活を乗りきるためにつくると思われがちですが、むしろ入ってからの自分のマインドを支えるためにあるのかもしれないですね。

—今考えると私は自分の軸と就活の軸が似ていましたね。自分の軸でいうと主に2つ。①自分の将来のビジョンの共感性②理念に一貫した事業ができているか。ここに納得していれば、壁にぶち当たった時に「乗り越えられる側」になる可能性が高まります。要は意味付けできるかどうかですね。

奥村:就活に悩みが多い人にも、社会人になるにあたっての道しるべが詰まっているような気がしました。意味付けができる癖を今のうちにつけておけば、納得感もって就活も就職もできそうです。
最後に、山口さんが就活生に送るメインメッセージをお聞きしたいです。

「よそはよそ、うちはうち」ですね! 就活に限ったことではないですが。
自分自身、中高時代に特別な才能を見出せなかった時期から、ありのままで過ごそう・自分らしくいようと感じた大学生活・就活を経てでた答えですね。
誰かと比べていた自分は確かにいたし、就活中周りを見てみると他者との比較に疲弊しているような人も多くいました。
そんな過去の自分や周りの人たちを客観的に見たとき、「誰のためにやっているんだろう」と強く思いました。見えない勝負を延々しているように見えて。

奥村:自分もまさに焦っています…。周りが内定をとったり頑張っていたりするのを見ると。

—そうよね。就活で焦っているけど行動できていない人は、就活し始めた人を見て焦ります。すでに就活している人は、さらに高いレベルのインターンに行っていたり内定をもらっている人を見て焦っています。他者を見ていても、いつまでたっても納得なんてできません
人間の性なので仕方のないところはありますが、無意味であることを自覚する必要はあるように思います。だからこそ「よそはよそ、うちはうち」と理性的になる必要がいずれ出てくるかなと。

奥村:ちなみに、もし1年前の自分に声をかけられるとしたら、なんと声をかけますか?

—「自分のやりたいことはとことん追求しろ。いまやっていることに自信をもってそのまま頑張れ!」ですね。就活もしつつ、NPO法人で支部の中枢を担っていたのは、自分でほめたいと思うことでもあります。ああしとけば、みたいな何かを後悔しているようなことは正直全然ないですね。悔いのない選択をできているし、そう認められることもいいことだなと思います。

奥村:そう自信をもって言い切れること自体がすごいですね…! 自分は自分と割り切って、自分のベストを尽くせるように頑張ります。ご協力いただきありがとうございました。


インタビューはここまで! 最後まで目を通していただいた皆さんもありがとうございます。何か特別な能力がない自分だったとしても、自分は自分だと認めてむやみに他者比較をしないということは就活に限らず重要ですよね。日本人が抱えがちな問題をずっと持ったまま就職してしまうと、もっと後戻りしにくい状況にもなってしまいますし。
ベンチャーの選考は既に始まっているところも多いですね…! 22卒の皆さんは、一緒に各々が目指す軸にあった企業に向かって突き進んでいきましょう。
このインタビュー記事がいつか躓いてしまうかもしれないときのための杖になれば幸いです。

また、学生部では実際に社会人さんにインタビューをして、記事を執筆してくれる人も募集しております!ぜひたくさんの経験豊富な社会人の方とお話してほしいです。
詳しくは、こちらのリンクをご参照ください!
https://gakuseibu.wordpress.com/2020/10/04/cloud-career/

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