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読書記録その4
半月近く間が空きましたが…。
今回は読書記録です。
今回の書籍
『アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方』仲山進也著
そもそも「アオアシ」とは
Jリーグの高校生年代の下部組織「Jユース」について描いたサッカー漫画。主人公・蒼井葦人はスカウトされてチームに入るが、葦人は何も考えず、ゴールへの嗅覚と本能だけでプレイするFWだったが、ユースチームでプレイする上で最も重要視されるインテリジェンス(思考力)をDFへのコンバートなどを通して身につけていく物語。
思考力とは言語化する能力
サッカーは90分止まらずに動きつづけるスポーツであるため、試合前・試合中・試合後に関わらずコミュニケーションを取らなければならず、戦術やイメージの共有をするためには高いレベルの言語化能力が求められる。
この思考力はサッカーやスポーツだけに留まらず、どの場面でも必要とされる。そして自分で考えて動くというところにも至る。
観察→判断→実行の無限ループ、ベースに才能
観察
視野を広くして視座を上げ下げすることが必要。視野を広げることで得られる情報量が増え、実体験を積み上げ、偏見を減らすことで視座(=視点)を変えられ、効率よく情報を吸収することができるようになる。
判断
得られた情報を自分の価値基準を持って判断する。よい価値基準を持つには、過去への執着や未来への不安を持たず、ポジティブな状態を保つ。価値基準が変わればインプットの質が変わる。
実行
仮説→試行→検証→規範化の高速回転を繰り返す。課題は仮説通りうまくいった理想の状態から現実を差し引くと出てくる。
学びの取れ高は振り返りによって決まる。振り返りによって具体的な体験の抽象化・概念化をしていく。振り返りなどによる言語化の効能には「頭の中の整理ができる」「無意識の行動を意識的にできるようになる」「他人に伝達できるようになる」がある。
「何が起こったか」「どう考えたか」「得られた学びは何なのか」「次どうするか」に重点を置いて振り返るとよい。
才能
凹を埋めるのか、凸を伸ばすのか。加減乗除をやっていく。
(加)苦手なこともやってみて、できることを増やす。報酬として仕事が増える。
(減)できることを増やしていったら、キャパオーバーになるので、好みでなかったことをせず、強みに集中する。報酬として強みが得られる。
(乗)磨き上げた強みに別の強みがを掛け合わせる。報酬として別の強みを持った仲間が増える。
(除)強みを活かして作業を進めていくと、自分の強みの共通項を因数分解をすることで見つけだすことができる。その共通項を利用して複数の作業を進めることができるようになる。報酬はとして自由な部分を得られるようになる。
給料をモチベーションにすると長続きしない
頼まれるのはだいたい面倒なこと
自分なりの解釈・気づいたこと
思考力=言語化能力というところに焦点を当てると、情報量=語彙の多さと変換することができる。また情報(=語彙)を自分の目や足で稼ぐという姿勢も必要。思考力=言語化能力=コミュニケーションスキル(コミュ力)とも言える。
そうなると、コミュニケーションスキルが高い人と触れ合うこと・本や新聞等で言葉に触れることが必要になってくる。「コミュニケーションをとるのが苦手だから」といって同じ類の人(言い換えればコミュ障)同士で集まっているのは効果がない。また、コミュニケーションスキルの高い人は相手の強みを見つけるのも、コミュニケーションスキルを上げるのも上手である。
さいごに
実は漫画『アオアシ』を読んだことは一切ありません。ただ、そんな人でもわかりやすく、読みやすい本です。
それでは
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