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【CEOインタビュー】テクノロジーとビジネスをつなぐーコリニアを通して実現したいこと

2013年に創業した当社は、2023年8月にコリニア株式会社へと社名変更しました。
ビジネスエンジニアとデータサイエンティストからなるコリニアは、テクノロジーとビジネスの橋渡し役となり、最適なソリューションを設計・実装することで、クライアントの事業成長を実現しています。

本記事ではコリニアのCEOである小倉へのインタビューを通して、新生コリニアについて紐解くと共に、小倉自身の経歴や今後の展望にも迫ります。

小倉朗 Ogura Akira
富山県出身。早稲田大学、東京大学大学院卒業後、国内大手商社に就職。海外市場の新規開拓およびサプライチェーンの構築に従事する。2010年欧州系コンサルティング・ファームに入社。「人を切らない」コスト削減でクライアントの経営改善に貢献。2013年コリニアの前身となる会社を起業。現在に至る。

ビジネスとデータをつなぐコリニア

コリニアはどんなことをしている会社ですか。

コリニアでは、データやAIなどを活用したソリューションを通して、クライアントの事業成長を支援しています。
業務改善やAIによる需要予測システムの開発など、幅広い手段の中から目の前の課題に最適なソリューションを設計します。さらに、クライアントに伴走しながら、共に実装するところまでを担うことから、私たちは「ビジネスエンジニアリング事業」と呼んでいます。

コリニアに社名変更したのはなぜですか。

私たちは、クライアントのニーズを紐解き、課題を解決するために最適なソリューションを提供しています。創業当初は、コスト削減による利益拡大のニーズが多く、コスト削減を中心とした支援を行っていました。
創業から5年、ビジネス界ではデータやAIを活用した業務改善やDXなどのニーズが高まり、私たちとしてもそうした取り組みの占める割合が多くなる中で、改めてミッションやビジョンを定義しました。

コリニアという社名は、英語の「Collinearity」に由来しており、「共線性」を意味します。「共線性」とは、グラフなどに見られますが、点の集合から見出される傾向のことです。コリニアには個性あふれるメンバーが所属して、一見すると共通点がないように見えます。しかし、仕事を進める上で、同じ方向を向いて価値発揮をしていくことから、これと近しい意味合いを持つ「Collinearity」をベースに社名を検討しました。

コリニアはどんな雰囲気ですか。

自分が忙しくても、ほかの人が忙しそうなら優先してカバーできる協調性とチームワークがあります。また、お互いの個性や能力を尊重する寛容性があるのも特徴の一つです。
そうした中で、メンバーが楽しみながら成長できる機会を作ることが、私の役割だと考えています。今後も、皆が活躍し成果を感じられる環境を保てるように努めていきます。

どんな時にコリニアが必要とされていると感じますか。

ビジネスの言語があれば、デジタル技術の言語もあります。その隔たりをなくす、つまり翻訳者として両者の橋渡しをする役目が求められている場面で、私たちの価値を最大限発揮できると感じています。
AI、データといった先端テクノロジーは専門性が非常に高く、検討や導入に壁を感じる方が多い分野です。そのような壁を感じているクライアントに寄り添い、わかりやすい言葉に咀嚼してコミュニケーションすることを心掛けています。

これまでで特に印象に残っているお仕事はありますか。

約100年前から富山県で鱒寿司の駅弁の製造・販売をされる源社の案件では、代々受け継がれる経営者の従業員への熱い想いを形と数字に出せる取り組みになり、印象深いものでした。賞味期限が厳格な生鮮食品を扱い、かつ需要予測が難しいため、発注業務は心理的負担が大きくのしかかります。そこで、私たちは効率化やロスの削減支援だけでなく、心理的負担を低減するためAIを駆使した発注システムを開発しました。多くのヒアリングと試行錯誤、現場の方とのコミュニケーションを行った末に実装することができました。実際に運用して成果がでたとき、源社よりとてもうれしいお言葉をいただくことができました。
この取り組みがAI活用と従業員の負担軽減の両面で評価され、第1回日本DX大賞 支援機関部門で優秀賞を受賞できたことも大変光栄でした。

【リリースはこちら】https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000031295.html

”人との関係性を大切にすること”が道しるべに

創業するまではどのようなお仕事をしていましたか。

大学院卒業後は国内商社に就職し、ヘルスケア業界にて海外市場の新規開拓およびサプライチェーンの構築に従事しました。その後、欧州系経営コンサルティング・ファームに転職しました。転職の理由としては、商社のような他の人に用意してもらった安定した道を進むより、「自分で進みたい道を切り開く」という決意ゆえです。「人を切らない」コスト削減プロジェクトを幾つも推進し、数億円規模のコスト削減に加え、クライアントの時価総額向上にも貢献しました。

キャリアのスタートは研究職でなかったのはどうしてですか。

実は、大学院までは創薬を目的としたバイオ系の研究を行っていました。ですが、キャリアのスタートは商社です。私にとっては、就職がキャリアの大きな転換点になったと思っています。

当時、同じゼミに所属していた同級生や先輩方は研究への愛情が私と比較にならないほど強く、この人たちに研究では適わないと痛感させられました。そんな中、先輩から自分の強みと興味が生かせる業界として商社を紹介されました。
商社は人と交流しながら価値を創出する仕事です。元々、人との関わりは大切にしていて、特に「人の強みにフォーカスできる」という点は、他の誰にも負けないと確信していました。様々なステークホルダーと交渉し協働する中で、この強みが大きな役割を果たしました。

礼儀や正義を大切にする人と共に、大義ある挑戦をしていきたい

今後はどのような事業に取り組んでいきたいですか。

まさに今取り組みが本格化してきている子会社運営、海外や地方案件が挑戦です。特にシンガポールの大学の技術支援と富山県における街づくりでのノウハウを日本全国の他のエリアで事業を展開させることに大きな可能性を感じています。
また、個人的にこれからやっていきたいことは「人を残す」ことです。コリニアで成長した優秀な人材が一層社会全体に良い影響を及ぼすことに大きな価値を見出しています。私が座右の銘にしている後藤新平の言葉にもあるように、人を残すためにはお金と事業が必要であり、コリニアがそれらを生み出します。

「財を遺すは下、事業を遺すは中、人を遺すは上なり。されど、財なくんば事業保ち難く、事業なくんば人育ち難し。」

後藤新平

今後のコリニアでは、どんな人と一緒に働いていきたいですか。

「礼儀や正義を大切にし、大義ある挑戦をしたい人と働きたい」という軸は起業当初から変わっていません。これに加えて、新しいことへの寛容性があり、挑戦できる人と一緒に働きたいと考えています。自分の強みを活かして、自ら動くことが称賛される風土がコリニアにはあります。自分の可能性を信じ、自発的に動いてしまう人にとって、そのポテンシャルを十分発揮するにふさわしい環境です。新たな挑戦を共にする仲間のジョインを心待ちにしています!

コリニアでは、事業を共に成長させていくコンサルタントやデータサイエンティストを募集しています。興味を持っていただけた方は、以下フォームよりご応募ください!

【採用応募フォーム】https://forms.gle/ZEhHU2doDVpbjjTC6


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