噛まない人も噛んでしまう「乾燥野菜とナッツ、黒ごまのグラノーラバー」
わたしは、あまり噛まない。
自覚しているのですが、なかなかどうして簡単に修正できずに今にいたっています。
ここでの意味は、「言葉につまってしまう」ではなく、「咀嚼する」のほうです。念のため。
言葉につまるのはいつものことで、そっちは得意なのに…。
ひと口につき30回以上噛みましょうと、いつだったか聞いたことがあるけれど、みんなそんなに噛んでいるのかしら。
意識してやってみても、つづきませんでした。そのうち舌を噛んだり、ほっぺの内側を噛んだり、「おいしい」という気持ちが阻害されたりで、”噛まない”わたしにすぐ戻ってしまうのです。
それでも例外があります。
ちょっとかたいパンや肉のとき。あとはナッツ類をたべるときは、噛まずにいられません。わたしにとってかたいものは、「よく噛む」のを強いられるから、ベストな食材・調理法なのでしょう。
ガリガリ、ゴリゴリ、ポリポリ。かたいものは咀嚼音も、またたのしい。
思わず録音しようかなと思ったほど豪快な「噛みの音」がひびく、おやつができました。
断面がアートなこちらは、もはやうちの定番といっていい存在『OYAOYA』の規格外野菜を有効活用した乾燥野菜とナッツで彩られています。
まず、はじめにやるのはピスタチオの殻むき。『212 KITCHEN STORE』で偶然みつけたグリーンの殻むきが、とってもいい仕事をしてくれます。
グルテンフリーでレクチンフリーな「乾燥野菜とナッツ、黒ごまのグラノーラバー」レシピ
材料(23cm×30cm ホーロー1台分)
つくりかた
①フードプロセッサーでピスタチオ、ピーカンナッツ、ブラジルナッツ、タイガーナッツを粗く砕く
②耐熱ボウルにはちみつ、黒ごまペースト、ココナッツオイルをいれ、レンジで加熱し全体をよく混ぜあわせる
③ ①と②、スライスアーモンド、フラックスシード、カカオニブ、乾燥野菜をよく混ぜあわせ、型に流す
④上からしっかりプレスして形を整え、冷蔵庫で半日冷やす
それぞれの食材が持つ食感と風味が、おもしろく混ざりあったグラノーラバー。
かたさもサイズも異なるから、口のなかで奏でる”咀嚼音”という名の「噛みの音」が見事です。
これはおやつのみならず、お惣菜としてもいけるのではないか、とも思ったりして。
リビングの壁(1面)が、北欧ボタニカルになったVlogです。