うれしい気持ち。さみしい気持ち。たしかな変化を感じるとき。
その一文を読んだ瞬間、思わずニンマリ。と同時にちょっぴり複雑な感情がまじりました。
新居に越したのを機にかえたJoeyが通うサロンでは、シャンプーコース時のようすを写真とともにレポートしてくれます。今月のがこちら。
キュンとしたうれしさと誇らしさ。そして、そのあとにこみあげるものがありました。
噛まれつづけてつらかった日々。毎日のように泣いていたあのころ。トレーナーさんのところに1週間も預けてさみしかったときのこと。今もなお、(わたしの)足りていない部分をなんとか補おうと必死でいる毎日。
いっぱいいっぱいで、客観的にみれていませんでしたが、Joeyは確実に成長をしているんだなと、サロンのレポートによって励まされた気持ちになりました。
ちょうど先週、実家でラブラドールを飼っていた飼い主先輩から「ちっちゃいときは今だけですよ。だから、”今”をたのしんでください」とアドバイスされていたのです。
赤ちゃんならではのワチャワチャなところが、ほんの少しずつなくなりつつあるJoeyの愛おしさと、人間よりはるかに早いスピードで歳を重ねていくさみしさが交錯しました。
ちかごろは、わたしに対して「甘える」態度をはっきり示すようになってきた気がしています。
「stay」のトレーニングをしていても、そのうちすかさず”定位置”へ。
Joeyによい変化があったのだとしたら、そのひとつのきっかけはゲートを完全に外したことによるものだという気がしています。
わたしへの噛みつきや飛びつきがひどくなった時期から先月なかばまでの間、Joeyのスペースとダイニングエリアをゲートでわけていました。こころのなかではずっと、こんなもの早くなくしたいと思いながら。
いっぽうで、噛みつくモードのスイッチが入ったときのJoeyをうまく対処できないうえに恐怖心もあったから、同じ空間で過ごせずにいたのです。
そう思わせてくれたのは、3月からわたしの指導にきてもらっている訓練士さんのおかげ以外にありません。対処法やいけない行動をとらせない方法、わたしのこころの持ちようなどを教わりながら、ふと、もしかするとJoeyはもっとわたしと一緒にいたい、ずっとそばにいたいと訴えているのかもしれないと思うように。
それで思いきってゲートを外し、リビング全体をフリーにしました。当初は、やはり飛びつきがあったり、遊んでいるうちに興奮して噛みついてきたりがあったものの、ソファで一緒にくつろぐ時間を毎日もうけていたら、Joeyの表情や行動に微妙な変化が。
いや気のせいか?ううん、きっとなにか違ってきているはず。確信はないけれど、なんとなくそんな気がしていた数日後、サロンのレポートで”確信”になりました。
Joeyはどんどん学習していっているのに、アップデートできていないのは飼い主のほうでしたね。
ここ最近の一番しあわせを感じる時間は、Joeyとソファでくつろぐときです。それまでは朝のコーヒータイムだったのに(笑)
ペロペロ攻撃したあと、甘えん坊の表情をチラッとみせてくるのがとてつもなくかわいい。今回のVlogには、そんな瞬間もおさめています。