見出し画像

「性について話そう!」会に参加してみて、学んだこと。

こんにちは😊

昨年は妊娠、出産でnoteから遠のいてしまった私でしたが、先月、久々にnoteを開けました。

「まだnoteの中で知り合った方々と繋がっていれるだろうか…」

不安の中開くと、「フォロー」の中にこんなつぶやきが…!

ちょうど息子を出産した後で、やはり私は、性について何か発信したいと再確認したところでした。

このタイミングで、このお誘い。

このタイミング逃したら、いつまでも憧れの華子さんに会えなくなる…

そんな気がして、勇気を出して参加することにしました。

「性について一緒に楽しくおしゃべり」会で学んだことや感じたこと、そして憧れの華子さんにお会いできた感動を書きたいと思います😊


憧れの詢川華子さんに会えた…!(嬉し涙)

私がnoteを始めて間もない頃。

どうしても書きたい、書かなくてはいけない、そんな気がしていたテーマが「性」でした。(今も同じ気持ちです。)

勇気を出して、初めて性について熱く書き、心臓が飛び出るほどドキドキしながら公開ボタンを押しましたことは、今でも覚えています。(笑)

そんな私のnoteにコメントを下さったのが、詢川華子さんでした。


その後、詢川華子さんが書いた小説「feeling good ever! お相手はポルノ依存症」を読みました。

面白すぎて声に出して笑ってしまった小説は久々でした!(この笑いは感動モノです!笑)

その上、性について色々考えさせられることがあり、この小説のおかげで、夫と性について色々語ることができました。

おこがましくも、感想文まで書かせていただきました。(笑)


小説を読んだ時から、すっかり詢川華子さんのファンになってしまった私。

そんな憧れの方と、とうとうオンラインでお会いする機会です。私は朝から浮き足立って、ソワソワしていました。

時間になりオンラインミーティングを立ち上げると、そこには詢川華子さんの姿が…!!!

お姿を見るだけで緊張する私でしたが、優しく気さくに声をかけて下さりました。

私の頭の中で勝手に作り上げた華子さんのイメージは、高貴で、少しツンとしてて、喋りかけ辛い。

それが覆され、気品がある上に、とても優しさが溢れて、心地良く全てを受け入れてくれる感覚に包まれました。

会えた感動が大きく、残念ながら最初の5分ほどは何を話したかはさっぱり覚えていません。(笑)

一つだけ覚えていることは、「旦那様とこんなに深く話せる関係性を持っている夫婦は中々いない」とお褒めの言葉を頂いたことです。

憧れの方からお褒めの言葉は、ニヤニヤしてしまうほど嬉しかったです。(笑)


性について話そう会、スタート!

参加者は、華子さん、私、ぽぽちゃんさんの3人でした。
事前に答えたアンケートを元に、お話会は進みました。

私は元AV女優で、現在は漫画家の峰ゆなかさんのツイートについて、なんだかモヤモヤしたことを話しました。

こちらがツイートです。


モヤモヤしたのは、「グラデーションレイプ」という言葉でした。そして、たくさんの方々(特に男性)が猛反発した事実でした。

これを読みながら、男性は女性よりも加害者になりやすい事実があることを再確認しました。
そしてもちろん、誰も加害者にはなりたくありません。猛反発する理由も分かりました。

それと同時に、漫画の部分はレイプである要素がとても高く、「場のノリ的に断れなかった」= 「場のノリ的にやっちゃった」になるのが、なんだかモヤモヤしてしまいました。

セックスに積極的だったのか、そうではなかったのか… お互いの心の中は読めないので、認識のズレが生じることは、あるあるなのかもしれません。

でもレイプがあるあるでは、お互いが困ります。この認識のズレを防ぐにはどうしたら良いのか、モヤモヤしながら考えました。

一つ学びになったことは、セックス(特にカジュアルなセックス)をした後、「しなければ良かった…」と後悔することは、女性にも男性にもある、ということでした。


性=さが、性=自分自身。
自分の「嫌」を知ることの大切さ。

この「グラデーションレイプ」のお話の中で、華子さんがこんなことをおっしゃられました。

男性も女性も、何が嫌なのかを知る必要がある。
自分を知る必要がある。

華子さんがおっしゃられたのは、

性=さが、性=自分自身。

自分を理解するって大切なことなのに、性になると途端にタブー。性をタブー視することは、自分をタブー視することにつながるのでは?と思った、と話されていました。

もっと安全で自由に性について話せる場があればと思い、この会を開催することにしたと話してくれました。


自分の気持ちって意外と気付かないものなのだと思いました。

特に誰かと一緒にいると、その人の影響を受けてしまい、自分の気持ちなのか相手の気持ちなのか、分からなくなったりします。

いざという時に、自分の身を守るために、「自分の嫌」をしっかりと認識しておくことは大切だと思いました。


自分の嫌に気付きにくい人こそ、自分を知ることが重要。

このお話をして、性被害をすでに受けてしまった人、グルーミングされてしまった人、Noと言えない性格の人は、自分の嫌に気付きにくいと思いました。
だからこそ、自分と深く向き合い、何が嫌かを知ることが本当に大切だと改めて思いました。


昔から断ることが苦手で、グルーミングされ、15歳の頃に性被害を受けた私。

※グルーミングとは

性犯罪の文脈においては、子どもへの性的虐待を行おうとする者が、被害者となりうる人物に近づき、親しくなって信頼を得る行為をさす。


グルーミングをされ性被害を受けると、嫌と思ったことを嫌と言えない状況下に置かれます。

それが続くと、嫌という気持ちに蓋をしてしまいます。つまり「嫌」が分からなくなります。


嫌なことがない。

誰と何をしても、セックスしても、特に何も感じない。

昔は持っていたはずの「生理的に無理」もいつの間にか消えていました。


誰とでもできる。

こんな状態では、まさに先ほどの漫画通りの状況が生まれます。

漫画との唯一の違いは、ヤバいとも思わないこと。抵抗しようとも思わないこと。

正直なところ、心の奥の奥の奥では、小さく「嫌だ」と呟いていたかもしれません。でも、惨めになりたくないから、それを無視する自分。
そして、無視していることすら、気付かない自分。

こんな状態では、相手が「同意が取れた」と勘違いするのも無理がなかったと思います。


私はこんな自分が怖くなり、理解できなくなり、このままではダメになってしまうと思い、カナダへ逃亡しました。

「こんな風にはもう生きれない。」
「自分に責任を取れるようになりたい。」
「…もし生きる道を選ぶなら、できればいつかは幸せになりたい。」

私の場合、「自分と向き合う」しか道は残されていないように感じました。
専門家の助けの元、少しずつ自分の過去と向き合い、もう10年以上になります。


完全に自分のことに話が逸れてしまいましたが(笑)私のような経験をした方、性被害に遭ってしまった方、嫌と断れない方は、知らぬ間に性被害に遭い続ける可能性があります。

その負のスパイラルを断つには、自分を深く知ること。何が嫌かを取り戻すこと。自分の「ヤバい」という直感を信じる自信を持つこと。

それが大切になると改めて思いました。

自分の気持ちにアンテナを立てる術を身につけると、いざという時、自分の身を守る行動に出やすくなります。


性的同意が何かを理解する大切さ。

漫画の部分からは、お互いがきちんと「性的同意が何か」を理解していないと知らぬ間に被害者•加害者になってしまうのだなぁと思いました。

性的同意とは? 

性的同意とは、セックスやキス、体に触れるといった性的な行為をする前にお互いが確認するべき同意のこと。英語では「Sexual Concent」という。

どちらかが行為を望んでいないときはもちろん、意思がわからないときにも無理やりしてはいけないという考え方で、同意のない性行為はすべて性暴力(レイプ)となる。
ELLE girls より Nana Suzukiさん/ Mimosas (ミモザ)理事 みたらし加奈さん
性的同意を取るときのポイント

性的同意を取るときに確認したい3つのポイントがある。

1. 相手が強制されずNOが選択できる状態や環境であること

2. 上下関係や社会的地位に脅かされていない対等な関係であること

3. 1度だけでなく意思の確認は相手に合わせながらその都度しよう
ELLE girls より Nana Suzukiさん/ Mimosas (ミモザ)理事 みたらし加奈さん


漫画の中では、「相手が強制されずNOが選択できる状態や環境であること」というポイントが整っていないと思いました。

夜道、山の中。この女性にとって帰る手段は相手の男性の車のみです。「ここで断って、キレられて、山の中に置いていかれたらどうしよう…」そんな気持ちになる可能性は大いにあると思います。

セックスは、やはり誰しもがして良いものではなく、お互いに高度なコミュニケーション能力を持った特定の人しかしてはいけないモノ。

お互いの想いを推し量ることができ、身体的な影響、精神的な影響に責任を持てる人しかしてはいけないモノだと感じました。


女性の性欲について。

女性の性欲についても話が出ました。
女性の性欲は、「はしたない」ではなく「ある」と認められる世の中になれば良いのになぁというお話でした。

このお話の中で、私は、性欲は究極、自分を愛したい、相手を愛したい欲なんだと思います、と伝えました。

性欲 = 愛したい欲。
こう書くと、はしたないモノ、汚いモノではなくなります。イケナイものでもなくなります。

「物は言いよう」とはこのことですね。(笑)

ぽぽちゃんさんからは、「おうち時間で、家族との会話も増えた。自分との会話もしてみる。自分の気持ちを言葉にすることって大切だよ。」と教えてくれました。

自分の気持ちを言葉にする。
性欲もすべて、自分のモノとして受け止める。
自分の気持ちを言葉にすることで、先ほどの「自分は何が嫌か」を知ることにも繋がると思いました。

そんな、人の自然な気持ちを否定しない世の中になれば良いなぁと思いました。


最後に。私にとってのパンドラの箱。

華子さんとのお話の中で、「パンドラの箱」という言葉が出てきました。
パンドラの箱、つまり周りに話せないこと、話してはいけないと思っていること。

パンドラの箱を開けるまでには、大きな勇気が必要です。でも勇気を出して一歩踏み出し、その箱を開けることができたら、自分自身と向き合うことができます。

自分自身と向き合うことができれば、世間の枠が外れる。
自由になれる、幸せになれる。使命が見つかる。

そんなお話をして下さりました。

パンドラの箱の中身は、人によって違うと思います。

過去にしてしまったこと。
過去にされてしまったこと。
自分のコンプレックス。
などなど…

そして、パンドラの箱は、誰しもが持っているものなんじゃないかと思いました。


私にとってのパンドラの箱は、もうお察しの通り(笑)性被害体験です。
パンドラの箱を開けるまで、10年以上かかりました。

しかし一度覚悟を決めてその蓋を開けて、自分と向き合うと、たくさんの新たな発見がありました。
過去のことで、むやみに自分を責めることが減りました。

華子さんの言う通り、使命も見つかった気がします。

私のような辛い体験をする人を1人でも減らすこと。
私のような辛い体験をした人に寄り添うこと。
生きづらさや不安を感じている人に寄り添うこと。


微力ですが、ちっぽけな力ですが、少しでも誰かの役に立てることが出来れば幸せだなぁと思います。


そんなことを実現させたくて、今私の頭の中ではnoteのメンバーシップのプランがグルグル回っています。

今はまだまだ色々試行錯誤中です。

パンドラの箱は、安全な場所で開けるべきだと思います。
話の内容で、偏見を持たれたり、こういう人だと決めつけられたり、同情されたり…
そんな心配がない場所で開けるべきだと思います。

そして、その箱は、開けた後が重要です。

「誰かに話してスッキリ」みたいな一筋縄ではいかないことが多いと思います。

そんな色々抱えている自分と向き合い、考え、行動していくことが大切になります。
その過程は大変ですが、意外と楽しかったりします。
個人的には、やっと人生が動き出したような、ワクワク感がありました。

noteのメンバーシップを開設するなら、私はどこまでサポートできるのか、どこまでするべきなのか、プロに任せるべきなのか… 「私にできること」をしっかり見極めていきたいと思います。


いつ実現するか、どんな形で実現するか、そもそも実現するかどうかも今はまだ不透明ですが(涙)性に関係なくても、「自分のパンドラの箱を開けてみたい!」という方、是非スキやコメントを頂ければ嬉しいです😊


詢川華子さん、ぽぽちゃんさん、素敵な時間をありがとうございました。次回は3月25日(土)11:00〜です!私は参加予定です😊

【お話会】性について一緒に楽しくお話ししよう! https://peatix.com/event/3532800


ここまで最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました😊

この記事が参加している募集

#noteでよかったこと

48,204件

#最近の学び

181,413件

最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊 よろしければ、サポートをお願いします🙇‍♀️ 頂いたサポートは、様々な方と色々話す際のコーヒー代、もしくは映画代や本代に使わせていただきます。バックグラウンドが違う人のお話を沢山聞いて、感じて、考えて、noteに還元します✨