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ささやかな日常

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book「絶対泣かない」山本文緒

book「絶対泣かない」山本文緒

昨年お亡くなりになった山本文緒さんの本について書いていた短い紹介文が出てきたので、記録として投稿しておきます。

「絶対泣かない」

15種類の職業の女性たちが主人公の短編集。
仕事をしながら生きていく中でのいろんなしんどさを、いかにもありそうな小さなエピソードの積み重ねで示しながら、ふとしたきっかけで起こる思いがけないできごとが、それぞれの主人公に「いろいろあるけど、この仕事も悪いことばかりじゃ

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MIKIKO先生の「プロフェッショナル」名言~“人にほめられたこと“とかって “すぐ壊れる自信“しかつかない

昨年夏に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀▽人の光を、解き放つ~演出振付家MIKIKO」。

13歳の子どもたちを前にMIKIKO先生が語った言葉の中でも、特に印象に残ったもの。

やっぱり“人にほめられたこと“とかって
“すぐ壊れる自信“しかつかないから
自分でちょっとずつでもいいから蓄えた自信が
最終的に味方になってくれるので
「自分が今やっていることは 無駄じゃないかな」とか

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初夏の味・アメリカンチェリーの自家製ジャム

初夏の味・アメリカンチェリーの自家製ジャム

去年作って個人的に大ヒットだった、アメリカンチェリーのジャムを今年も作ってみました。アメリカンチェリーのジャムが大好きなのですが、市販品ではなかなか見かけないので初めて自作したのが去年。これが思いの外うまくいったので、今年もスーパーで安くなるのを今か今かと待っていたのです。そして先日、スーパーでいつもより100円安くなってたのを見つけて4パック購入。週末ジャムづくりに取りかかりました。

※ジャム

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Cウィズ​のシンデレラ

Cウィズ​のシンデレラ

「ウィズ」というのは、靴を買うときの足のサイズのひとつで、「足囲」のこと。産業技術総合研究所のサイトによると、「足囲は、脛側中足点(第一中足骨頭、つまり親指の付け根のところの骨のふくらみのうち、最も内側に飛び出している点)と腓側中足点(第五中足骨頭、つまり小指の付け根のところの骨のふくらみのうち、最も外側に飛び出している点)とを通るように測った、足の周囲長のことです。」らしい。ウィズの呼び方はワシ

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「聖地」六花亭・札幌本店で念願のマルセイアイスサンドをいただきました

「聖地」六花亭・札幌本店で念願のマルセイアイスサンドをいただきました

昨年オープンした六花亭札幌本店。ここのオープンに合わせてリリースされたという、ここと帯広本店でしかいただけないあのマルセイアイスサンドがいただける私にとっての「聖地」に、ようやく行くことができました。

11時過ぎとまだ混雑前のお店で、奥の窓際の席に案内されました。包装紙の花柄のクッションがかわいいです。

メニューを見ながら何を頼もうかしばし熟考。

マルセイアイスサンドはもちろんですが、もう一

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京都・出町ふたばさんの豆餅を久しぶりにいただく

京都・出町ふたばさんの豆餅を久しぶりにいただく

この週末から月曜にかけて京都に行っておりました。帰りに駅直結の京都伊勢丹に寄ったのですが、そう言えば月曜日はB1の「京銘菓」のコーナーで出町ふたばさんの豆餅 (豆大福)が出る日ということを思い出し、地下に足を運ぶことに。

この「京銘菓」のコーナーは京都の有名な和菓子屋さんの逸品が置いてあるコーナーなのですが、日替わりで取り扱われるお店(一覧はこちら)がいくつかあり、出町ふたばさんもそのひとつ。お

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六花亭さんの新商品「マルセイバターケーキ」をいただきました

六花亭さんの新商品「マルセイバターケーキ」をいただきました

オンラインショップで買って届いていた、今年の2月に新たに発売されたマルセイバターケーキをいただきました。

マルセイバターサンドは赤いパッケージですが、こちらは黄色メインのデザイン。袋から出すとこんな感じ。プラスチックのケースで支えられています。

マドレーヌ「大平原」よりはふんわりしてるけど程よい固さのスポンジケーキは、バターのよい香りがたまりません。挟まっているチョコガナッシュも甘すぎずいい感

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「語り」の力

「語り」の力

人が、テレビ番組のナレーションに求めるもの、期待するものは何なのか。少なくとも私にとっては何なのか。
そんな大層なことを考えさせられたのが、先日放送されたNHKスペシャル「若冲天才絵師の謎に迫る」だ。

高精細カメラやコンピュータによる色彩再現などの技法により、なぜ私たちは今こんなに若冲の絵に心ひかれるのかを明かそうとする番組はとても興味深い内容だった。のだが、その精細な画像やそこで若冲が使ったと

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自由が丘ロール屋の「塩キャラメルロール」は能登の潮風が吹き抜ける絶妙バランス

自由が丘ロール屋の「塩キャラメルロール」は能登の潮風が吹き抜ける絶妙バランス

自由が丘ロール屋で買ったロールケーキ、次は塩キャラメルロールをいただきました。

このケーキで使われている塩は、辻口シェフの故郷・能登の「揚げ浜塩田方式で精製された天然塩」が使われているとのこと。そう、朝ドラ「まれ」で主人公一家を支える桶作家の主・元治さんが塩田で作ってたあれ。あれをお菓子で味わえるなんて、ドキドキしちゃいます。

口にしてみると、甘じょっぱさが絶妙で、カラメルの焦げ具合も実に香ば

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自由が丘ロール屋の「ピスタチオとあまおうのロールケーキ」にうっとり

自由が丘ロール屋の「ピスタチオとあまおうのロールケーキ」にうっとり

仕事をしていたらなぜか突然、おいしいロールケーキが食べたくなって、帰りに自由が丘ロール屋で買い込んできました。とはいえ日によってはロールケーキが売り切れてしまっていることもある(実は先日その憂き目に合って大変がっかりしたという)ので、事前にお店に電話して予約しておくという具合に念を入れた上で。

あまり買いすぎても食べきれないので、4種を厳選。

左前から順番に「ピスタチオとあまおうのロール」「チ

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花びらのいたずら

花びらのいたずら

散りそうで散らない、今を盛りの満開の桜。風が吹くとさあっと花吹雪が起きるこの時期は、外を歩くときもつい桜の木の下を選んで歩いてしまいます。

そんな桜の木の下で信号待ちをしていたある時。

風がふわっと起きて、さらさらと花びらが散って私にも降りかかってくるのですが、その中の一枚がシャツのボタンをひとつ開けていた私の胸元にするっと滑り込んでしまったのです。

一瞬のできごとに「あれっ」と思いつつ、表

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朝の割り込みには「ダチョウ倶楽部メソッド」で

朝は慌ただしい。そして朝は自分なりの決まり事をなるべく守りたい人が多い。さらに朝は基本的に不機嫌な人が多い。

これが揃うと、一触即発なできごとが数多く発生する。

たとえば、よくあるのが「さりげない割り込み」。エスカレーターなどに乗り込もうと列を作っていると、すーっとカバンが横から入ってきてそのまま前に入り込まれる。ななめ後からオラオラオーラを出して「急いでるんだ、どけ!」とでも言いたげな様子で

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