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2023年にPhotoshopメインからFigmaへの移行。1年経過してみて今、どうですか?

はじめに

こんにちは。クライマークス在籍2年目のK.Mです。

今回はデザイナーズ対談と称しまして、
当社のデザイナー陣でお話ししたデザインにまつわるこぼれ話を皆様に共有したいと思います。



今回のテーマについて

今回は近年web業界のデザイナー達の多くを引き込んだデザインツール「Figma」について語らう機会を設けました。

以前から使い続けているIllustratorやPhotoshopなどのデザインソフト同様に、Figmaなどの新しいデザインツールにおいても環境や用途によって得手不得手があると考えています。

デザイナーの方々はもちろん、これからFigmaを実案件で使用する予定の他職種の方々へ向けても何か気づきがあれば幸いです!


今回座談会に参加したデザイン部のメンバー

I.Kさん (シニアデザイナー )
広告制作会社のグラフィックデザイナーから2021年クライマークスに入社。

M.Yさん (デザイナー)
インハウスのデザイナーやブランディング会社での制作を経験。2018年に入社。

K.M進行役/note筆者( デザイナー )
グラフィックからwebに転向を決意し、2022年に入社。


Figma導入により変わったこと

—これまでのwebデザインツールはPhotoshopまたはIllustrator派閥が多くて、ここにいるみなさんはPhotoshopがメインでしたね。そこからFigmaが浸透して今はすっかりメインツールになりましたが、デザインワークに変化はありますか?

K.M:ちなみに私が一番思うのは、共同編集ができるのでデザイナー間での連携はもちろん、コーダーやディレクターへのフィードバックなど出し戻しがスムーズになったことです!

I.K:作業環境がオンラインになってるからね。共同での編集もできるし、さらに先の話でクライアントへのデザインカンプ提出時も役に立ってます。ホバーや遷移をプロトタイプに組み込むことによって画像で提出していた時よりも直感的に伝わる要素が増えました。

M.Y:スマホも実機で確認できて嬉しいですよね。作業中の使用感では、マージンが正確で実装に近い状態でデザインを組めるのがありがたいです!

K.M:バチっと座標が合う感じ、さすがwebに特化したツール!という感じがしますよね〜!

I.K:Figmaの良いところを挙げてる時になんですが、それでもまだ業務全体の半分くらいはPhotoshopを利用しているし、なくてはならないソフトではありますよね。


Photoshopがwebデザインの現場でまだまだ現役なワケ

—Figmaがメインツールになっていますが、Photoshopを全く使わなくなったわけではないですよね。どんなシーンで使ってますか?

I.K:我々としては便利で使い勝手が良かったとしても、クライアントが内部で編集可能な状態として、Photoshopで納品する場合が結構あります。
Figmaが他のAdobe製品のレベルでノンデザイナーへ浸透してるかというと、体感はまだですね。オンラインでデータを管理するツールだから、事業によってはセキュリティ面での課題もあるし。

M.Y:ですね。先ほどの質問でライブ感覚の共同編集が魅力って話が出ましたが、コメントなど実用的な機能を使おうと思うと、クライアントがアカウントを作らなくちゃいけないなど少し手間を感じさせてしまいますよね。
古くからお付き合いがあるクライアントは独自のルールに慣れていて変えるとむしろ手間になるケースもあります。

—確かにクライアントにとって使いやすいという面はありますね。では、そういった要件でない場合はPhotoshopをどんな時に使ってますか?

M.Y:現在は新しい案件のデザイン作成はほぼFigmaでスタートしていて、たまに運用や部分改修で当時使ったソフトに倣って使うくらいになってます。

K.M:同じくです!ただ、自分が入社する前だったり構築上で修正が入った古いデザインデータを探して作るよりも、現行のサイトから落としたりFigmaで作ってしまった方が早いと感じる場合も多いです。

I.K:あとは原点回帰な話になりますが、レタッチとか画像加工で常にPhotoshopは使っていますね。

K.M:最近はAI機能によって、よりレタッチ方面での利便性が増しましたよね!
切り抜きもそうですが、画像加工の作業スピードが格段に上がりました。


今後もどんどんアップデートされるツール。どう向き合っていきたい?

—最後に、Figmaに限らずで今後もデザイナーとしてやっていく上での心構えなどあればお願いします!

I.K:ここ数年でwebという業界自体が成熟してきて、デザインソフトもそれに特化したツールが登場してきたなと。新しいとは言っても、これまでとプロセスが変わっているだけであって作るものや考えることは同じ。今まで作業にかかっていた時間をクリエイティブの質に変換できるようにしていきたいですよね。

M.Y:そうですね、これまで使ってきたソフトの知識が無駄になるわけではないと思ってます。これまでのツール変遷でもそうだったように、何がきても使いこなすぞという気持ちが大事!

K.M:確かにFigmaでもPhotoshopでもまだ使いこなせていない機能もありますし、学べることは様々あると思います。
お二人とも、本日はありがとうございました!


最後に

弊社のデザイン部では、Figmaに限らずデザイントレンドやツールのアップデート情報など、デザインにまつわることを議題に勉強会やナレッジ共有を定期的に開催しています。
またX(旧Twitter)にて、SNSチームのデザイナーがFigmaの機能策定を名目に作成したボタンを編集可能なデータで公開しています。
ぜひ日々のポストと併せてご覧ください!

↓公開中のFigmaデータ一覧はこちら

最後までお読みいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!


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