見出し画像

育休中の資格取得で感じた、「誰かを守れる存在になりたい」という思い。

くればぁのミッションは「地球に優しく、街に優しく、人に優しく。」
災害対策や地域防災を当社事業の重要テーマとして捉え、「守るプロジェクト」と名付けて様々な取り組みをしています。

気候変動の影響で増発する台風・豪雨などの自然災害から人や地域を守っていくために、水害対策用防水シートの開発・販売をしているほか、地域の排水溝の清掃といった地域でのボランティア活動なども行っています。

今回の記事では、防災や災害対策のスペシャリストである「災害備蓄管理士」の資格を取得した当社社員のMさんにインタビューしています。

実はMさんは現在育休中で、週1日だけ勤務している二児の母です。子育てしながらの資格取得のチャレンジや防災への思いについて話を聞いてみました。


――そもそも、どうして災害備蓄管理士の資格を取得しようと思ったのですか?

私は現在育児休暇中ですが、週1日勤務で経理業務を担当しています。

あるときオフィスで社長の石橋さんとお話をしたときに、災害対策や地域防災に取り組む「守るプロジェクト」の話を聞きました。
ちょうどプロジェクトが立ち上がった頃で、様々な社外イベントへの参加や避難訓練などの取り組みを行っていました。

私が育休から復帰したときにそういった新しい取り組みにキャッチアップできるようにと思って、防災について何気なく調べてみたんです。
そこで見つけたのが災害備蓄管理士という資格の情報でした。

防災や備蓄のことは、子どもを育てている我が家としても大きな関心事ですし、会社のやろうとしていることの役に立てるかもしれないと思い、資格を取ってみようと思いました。一石二鳥だと思ったんです(笑)

――災害備蓄管理士とはどんな資格なのですか?

災害備蓄というのは、災害発生時にライフラインが止まることを想定して、日ごろから保存が可能な水や食料をストックしておくことです。

それら災害備蓄品の整備・維持を計画的にしっかり管理し、管理体制を整えて、マニュアルを作成するなど、災害備蓄を総合的に管理し、防災や災害対策の知識・情報に精通した人が「災害備蓄管理士」です。

資格を制定している一般社団法人防災安全協会のホームページでは、災害備蓄管理士について、このように説明しています。

BCP(事業継続計画)の重要な柱として企業は体系的に災害備蓄を社内に徹底させ災害時にリーダーシップをとれる災害備蓄管理者、つまりは災害備蓄管理士なる有資格者を各部署ごとに配置し連携を図り緊急事態に備えることが大事であります。

(参照:一般社団法人防災安全協会ホームページ)


――資格取得は大変な道のりでしたか?

すごく大変だったという実感はないですが、やはり子育てしながらの勉強時間の確保は苦労しました。
二人の子育てをしているので、基本、毎日あわただしく過ごしています。

朝は上の子を保育園へ送った後、自宅で10ヶ月の下の子の育児。お昼寝時の隙間時間には掃除や夕飯の支度。
夕方に上の子をお迎えに行き、子どもと遊ぶ・お風呂・夕飯・寝かしつけ・翌日の準備…。

自分の時間が取れるのは23時頃で、そこから30分〜1時間ほど資格の勉強にあてますが、夜泣きがあれば子どもに付き沿います。

寝不足が続く時期でしたので、勉強をしていても頭に入らず何度も読み返したり、時に睡眠を優先したりしながらの試験勉強でした。

固定の時間が取れないのが少し大変でしたが、その時は「絶対に合格する!」と心に決め、覚えることを楽しく感じていたので、それほど負担には感じていませんでした。

――育児で一日中忙しい育休中にチャレンジしたのはすごいことですね!

子育てや家事をしながら勉強時間を確保することは簡単ではなかったですが、育休中というのは仕事を離れた「まとまった時間」であることに変わりはありません。

長いようで短いこの期間を自分のスキルアップにも活用できたらと考えていました。実際やってみて、新たな分野の専門知識を学ぶ良い機会にもなったので、充実感の方が大きいです。

それに、備蓄することの大切さ、災害が起きた際の初動対応の大切さを改めて理解しました。

社内の防災担当者という災害備蓄管理士は従業員の安全を守るための資格ですが、二児の母として家族を守ることは何より大事なことですし、資格勉強を通して平時からの備えの大切さや災害時に備えがないことの危険性を痛感しました。

――今後、資格をどのように活かしていきたいですか?

今回学んだ知識やガイドラインに基づいて、備蓄の保管スペースの確保、水や食料その他災害備蓄品の管理、マニュアルの作成など、当社の防災対策に取り組んでいきたいと思っています。

また、防災や災害備蓄の知識を広めたり、地域の防災活動に参加するなどして、くればぁのミッション「地球に優しく、街に優しく、人に優しく。」を実践していけるといいですね。

経理の仕事は「縁の下の力持ち」と言われることがありますが、災害備蓄管理士としても頼られる存在になっていきたいです。

防災の知識や災害備蓄の管理を理解している者として、守られる存在ではなく、誰かを“守れる”存在や場所であれるよう、企業の防災対策に取り組んでいきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?