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女王まりかのつれづれぐさ/第二十一回;アンパンマンを科学する

    どーも―! 女王まりかです⭐️

    前回の記事で、バスの中で出会った方が
「アンパンマン最終回…」
 と呟いていたことに関連しまして、今回はアンパンマンについて語っていきたいと思います。

 ここは私らしく、アンパンマンという生き物を解剖していきたいと思います。


第二十一回;アンパンマンを科学する


   昔、父親が言ってたんですよ。アンパンマンを見ながらこんなことを。

「なんで頭を取り換えても人格が変わらんのだ? 記憶もそのまま受け継がれてるし」

 野暮なツッコミ…😒

 と言うか、これは簡単に説明できます。

「脳は胴体にあるんじゃない?」

 で、頭は単なる栄養を貯蔵している器官。実際、ただ餡が詰まってるだけだし。

 まずはこの仮説を証明する為に、アンパンマンの誕生経緯から振り返っていきます。


 曖昧な記憶なんですけど、スペシャルか劇場版かで、誕生の瞬間が描かれてました。

 パン工場に隕石らしきものが降ってきて、その時に作っていたパンが変異してアンパンマン(幼体)になったシーンを、なんとなーく憶えています🤔

 あやふやなので、公式HPを見てみました。すると、こう書いてありました。

ジャムおじさんが こころを こめて つくった パンに、いのちのほしが おちてきて うまれた。

https://www.anpanman.jp/about/friends/4zvqlpab9ixejb6d.html


 おお😲
    私の記憶は割と正確でした。

 つまり、あの隕石みたいなモノが【いのちのほし】?
 っていうか、それ何?


 調べてみたら、非公式サイトでしか説明してませんでした。

 以下が【いのちの星】の説明です。

すべての命の源と言われている流れ星。
実際にいのちの星から生まれた描写があるのはアンパンマンとドーリィのみ。
生きる喜びにより光り輝き、希望を失うと光が消えてゆく。
いのちの星のふるさとから飛来し、その進行経路はクルンが管理している。

https://tgws.plus/anpandb/inochinohoshi

 
 よくわからん…😞


 だから勝手に解釈していきます。

・【いのちの星】とは【いのちの星のふるさと】で開発された人工生命体?
・【いのちの星】は無生物を依り代にして受肉する?
・おそらく、アンパンマンの本体は【いのちの星】?

 なのかな🤔

 でも、これで納得できます。

【いのちの星】が宿っているのは、アンパンマンの胴体部分。だから頭を換えても人格や記憶が引き継がれる。
 そして頭部の餡に含まれる糖分を分解することでエネルギーを得ている。

 アンパンマンは頭部の損傷で弱体化するシーンが多いですが、いずれも「力が出ない」と言っています。
 これはエネルギー源の減少を示しているものと考えられます。

 具体的に、どうしてアンパンマンが弱体化するのかを考察していきます。

・頭部が欠ける
→ 餡の量が減る。

・頭部がカビる
→ 餡に含まれる糖分が変性し、エネルギー代謝の基質として使えなくなる。

・頭部が潰れる
→ 餡が飛び出して、餡の量が減る。

・頭部が古くなる
→ 餡に含まれる糖分を消費してしまった。

私なりにアンパンマンが弱体化する理由を解釈

 見事に説明できた😁

 では、 もうちょっとアンパンマンを解剖していきます。



 私、知ってるんですよ😏

 一度、ばいきんまんが小豆を買い占めて、餡が作れなくなった回があるんです。
 その時、代用品としてパンの中に生クリームを詰めて、【アンパンマン】は【クリームパンマン】になったんですね!

証拠はこちら。

 でも、このクリームパンマンは激弱で、ばいきんまんに叩きのめされてしまいます(上記ブログで確認済み)🤭

 ちょっと気になったんですよ。

 餡の主成分は糖分(=炭水化物)。
 対して、クリーム(多分、生クリーム)の主成分は脂質。
 1 gあたりに含まれるエネルギー量って、脂質の方が多くなかった?

 と言う訳で調べたら、本当にそうでした。

たんぱく質:4kcal/g、脂質:9kcal/g、炭水化物:4kcal/g

出典;味の素株式会社の公式HP


 1 gあたりに含まれるエネルギー量が多いのに、なんでクリームパンマンはアンパンマンより弱いの?


 これも簡単に説明が付きます。

 餡をエネルギー源として使う為に、アンパンマンは複数の酵素を使って糖分を分解している筈です。
 これは複雑な話ではありません。私たちが食べ物を消化して、吸収した栄養素を分解してエネルギー源にしているのと同じ話です。

 酵素には基質特異性という性質がありまして、特定の物質として反応できません。

 だから何かって?

 アンパンマン(胴体)は糖分を分解する酵素は持ってるけど、脂質を分解する酵素は持って無かった。
 だから、糖分(餡)より優れたエネルギー源である脂質(生クリーム)を使えなかった。

 これは、牛や羊が植物だけを食べて生きていけるけど、人間がそうは行かないのと同じ理屈です。
(持ってる酵素の関係で、私たちは植物というか、セルロースという物質をエネルギー源として利用できないんです)


 おおっ😲
     我ながら、上手く説明できたゾ。


 取り敢えず、まとめます。

・アンパンマンは【いのちの星】という人工生命体が、パンを依り代に受肉した存在。

・【いのちの星】はアンパンマンの胴体に宿っている。

・頭部は栄養を貯蔵する器官にすぎず、アンパンマンの意識は頭部に宿っていない。

・アンパンマンは頭部の餡に含まれる糖分をエネルギー源として活動している。

・アンパンマン(胴体)は糖分を分解する酵素を持っているが、脂質を分解する酵素は持っていない。


 いかがでしたか?
 さーて。ウケが良かったら、アンパンマンでもう一本書いてみよー😆


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