うつ病になった営業マン

成績も上位で側から見れば順風満帆な営業マンです。 ですが、数年前にうつ病を発症し、仕事…

うつ病になった営業マン

成績も上位で側から見れば順風満帆な営業マンです。 ですが、数年前にうつ病を発症し、仕事にプライベートと悪影響が出てきました。 ですが、うつ病になったことによって学んだことや気づいたことが多くあります。 そんな体験をまとめていきます。

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私がうつ病営業マンになった日

順風満帆だった営業成績 私は、どこにでもいるごく普通の大学生でしたが、就活はそれなりに頑張って、いわゆる誰もが知っているような大手企業の営業として採用されました。 折角入れたこの会社でバリバリ働いていきたいという気持ちで、商品の勉強や先輩へしつこい位の質問攻め、休日出勤、休日も仕事に関係のある書籍を買って読むなど同期に比べ自分でも努力しているなと思っていました。 そんな甲斐もあって、営業成績は1年目から先輩社員よりも良く、2年目からはいわゆる売上達成率1位を獲得など非常に充

    • 異動先でも体調を崩す

      突然の異動 復帰して1年ほど結果を出してきて、さあこれからと言う時に、突然の異動命令が出ます。 異動自体はさほど珍しいものではないのですが、復帰してから病院への通院もあり基本的には近場での勤務を主治医も私も要望していました。 ですが、復帰して多少時間も経過し、異動の話が出ました。 通常私の年齢での異動は役職がついたり、役割が変わる時くらいにしかないものでした。今回の異動は昇格でも何でもなく、どちらかというと左遷に近いようなものでした。 結果を出しているのになぜこのような移動

      • 休職した社員の評価とは

        復職して見えた世界 いろんなことがありながら、無事復職するに至りました。 以前と同じ営業職としての勤務が始まります。とは言ってもすぐに前のように戻すのではなく、担当エリアを少なくしたりしてもらい働きやすい環境を作ってもらいました。 仕事の量が以前の半分以上ということもあって、復帰したばかりでしたが、仕事が本当にやりやすく毎日が楽しかったです。 ミスは起きないし、頭で処理できる範囲で物事が進んでいくので、復帰して3ヶ月ほどで本調子と言えるような状態まで戻りました。 復帰してか

        • 復職も簡単には行かない

          休職から復帰することが決まる 5ヶ月ほど休職し、復帰の話が会社から出ます。 私自身も体調は良好だし、そろそろかなとは思っていました。病院からも少しずつなら復帰も考えて良いと。 復帰するにあたって、営業として戻るのか、配置転換になるのかなど多く話しをしなければいけないのかなと思っていました。 ですが、会社からは営業としての復帰の話をされます。 私自身も営業として頑張りたい気持ちもあったので、その打診は嬉しかったです。ですが、これまでと同じような業務量をこなすことには不安があり

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        私がうつ病営業マンになった日

          少しずつ回復する身体

          回復へ向けた第一歩 ようやく始まった休職生活。前回も 書いたように最初の1ヶ月はほとんどベッド上で生活していました。 何もできずただご飯を食べて、トイレに行って、お風呂に入って、携帯を見ながらゴロゴロ。 そんな毎日でした。回復への第一歩はまず休むこと。主治医からも言われていたのもありますが、そもそもこの体調で何かをやること自体が難しく、活発に動いていた自分と比較するとこれが本当に自分なのかと疑うような毎日でした。 1ヶ月がすぎ、少しずつ起き上がれる時間が増えてきたこともあり

          少しずつ回復する身体

          休職前後のリアルなやり取り

          前回までは上司へうつ病の診断を伝えた後の苦しさなどについて記事にしました。 今回は、ようやく休職する前後のことについて書きたいと思います。 嘘をつきながら休職を迎える 体調とモチベーションが最低まで下がり、 流石に上司にも直接「休ませてください』と伝えました。 上司もようやく調整してくれることに。 休職するために書類を書いて上司に提出し、休職日が改めて決定します。 (前回までの休職日の決定は口頭ベースで、じゃあいつから休めよと言った感じでした。からなず書面で休職の手続きを

          休職前後のリアルなやり取り

          うつを告白→後悔→安心→どん底

          前回、上司へ体調が悪いこと、鬱と診断されたことを打ち明け、それに対する上司の反応などを記事にしました。 上司へうつを告白後の仕事 上司へ言った後3日間ほどは、「早く帰れよー」と気を遣ってもらっていました。ですが、営業職というのは事務員さんや他の社員とのコミュニケーションが不可欠な仕事です。上司だけが、鬱のことを知っていても周りの社員は知ったことではないので、「なんでお前はこんなに早く帰るんだ」「最近、会社にも遅くきて、仕事はこっちに任せて早く帰りやがって」 そのような圧を

          うつを告白→後悔→安心→どん底

          鬱と診断されても仕事は待ってくれない

          診断後の気持ち 「うつ病」と診断され気持ちに変化があったかといえば、正直あまり無かったというのが正直な感想です。 もっと、気持ちが楽になったり、落ち込んだりするかなと思っていましたが、良くも悪くも何も変わりませんでした。 体調不良の原因が鬱なのだと分かった部分では良かったですが、診断されたからといって劇的に体調が改善するわけではないので、診断されたことで、ちゃんと向き合わないといけないある種のめんどくささのような感覚になったことを覚えています。 次の日も仕事はやってくる

          鬱と診断されても仕事は待ってくれない