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家づくりの流れ

まるやま設計室の家づくりの流れがどんなようなものなのか書き出してみます。


家づくり、設計の流れについて

お問い合わせ~ご相談。

「新しい土地に引っ越してきたから、家を建てたいな」とか
「家族が増えて、家が少し手狭になるから家を建てたいな」とか
「庭のある家に住みたいな」とか
それぞれ、お家を建てるという際の理由は様々かと思います。
そして、家を建てるという場合、どこでどうやって建てるか?という方法もハウスメーカーであったり、建売であったり、工務店や設計事務所に依頼するなど、様々あります。

そんな中で、まるやま設計室にご興味をお持ちいただき、お問い合わせいただきましたら、お会いしてお話させていただければと思います。
土地探しからの、お手伝いもさせていただきます。

どんな場所に住みたいですか。
便利な街中なのか、少し不便だけど、のんびりな感じの田舎なのか。
森の中の囲まれた感じが好きとか、山が見える場所に住みたいとか、田んぼに囲まれたのどかな場所が好きなど。

どんな暮らしをしたいですか。
火のある暮らしをしたい、庭と家が繋がる暮らしをしたい、のんびり窓から見える景色を眺めていたい、ハンモックを家の中に吊るしたいなど。

どんな趣味がありますか。
山登り、写真、旅行、キャンプ、読書、映画鑑賞などなど、趣味に応じてお持ちのモノも変わってくると思います。

などなど、家づくりの事や土地の事など、なんでもご相談いただければと思います。あとは家づくりに対する不安や疑問、ご予算や借入等の事などもご相談いただければと思います。
堅苦しい感じで話をするのが苦手なので、お茶をしながら気軽にお話ができればと思っています。

新築だけではなく、リノベーションのご相談も受けております。例えば、中古物件を買おうと思っているけど、この物件大丈夫かな…とか、実家にある中古物件をどうにかしたい…、などなど。

いきなり「どんな家に住みたいですか?」と言われても…
と思うので、ご相談をお聞きする事とあわせて、実際に私が担当した建物を見ていただいたりする機会も設けさせていただければと思います。

自宅をリノベーションしたので、そちらをご覧いただいたり、過去のオーナー様のお家を一緒に見させていただき、お住いの感じを聞いてもらったり。
という事を、実際に建物のヒアリングをする前に、お客様ご自身の「どんな家にすみたいか?」を私と共有させていただく時間をもらえればと思います。

あとは私自身の考える「家づくりで大切にしている事」をお伝えするお時間もいただければと思います。

具体的な設計の業務(プランを考えたり図面を書いたりする事)をするまでは無料でお話させていただいております。
※遠距離(県外等)の場合の出張費は別途ご相談させてください。

土地探しについても、気になる土地があるから見てほしい。とか
実家の畑に家を建てたいと思っている。などなど
現地を見ただけでは、わからない事などもあると思いますので、法規的な部分や、土地にかかるであろう費用などアドバイスさせていただいております。

まずは土地探しから

ヒアリング(1ヶ月)

ヒアリングとは、家を建てたいと思っている人や家族の「どんな事を大切にしているか」を共有し、家という建物に反映するという作業の第1歩目かなと思います。
ご相談の時にも色々お聞きしてはいますが、もう少し「家」や「暮らし」に尺度をあわせた部分で、ご要望をお聞きしていきます。
やはりヒアリングを行うにあたっても、一段階前のご相談いただく中で雑談混じりにお話させていただく事や同じ建物を一緒に見る事など、そういう共有した時間というのも、すごく大切かなと思っております。

わざわざ書くまでもないかなとも思ったのですが、ヒアリングに入るにあたり大切な事は「建てる土地が決まっている事」です。
当たり前ですが土地が変われば、玄関の位置や窓の位置など変わってしまうので、どんな土地に建てるのか?という事はすごく大切です。
なので、土地探しから一緒に、どこでどんな暮らしをするか?を考えるお時間を共有できればと思っております。

どんな景色が見えるか

基本設計~プレゼンテーション(1~2ヶ月)

この基本設計という業務から、初めて費用をいただいてお仕事をさせていただきます。
費用は、ご提案料として50,000円(税別)を頂いております。
(戸建て住宅の場合に限らせていただきます、特殊建築物等は別途内容によりご相談させていただきます。)
設計・監理業務委託契約に至った場合、その設計契約の金額に提案料を充当します。(例えば設計契約料が100万円だった際は、すでに5万円はいただいておりますので残り95万円が設計契約料の残額になるという事です)

ご相談~ヒアリングを通してお聞きした内容を元に、再度詳細な敷地調査・法令確認を行います。
ヒアリングを通じてお聞きした事を、図面に落とし込みご提案させていただきます。
図面だけではわかりにくい部分もあるかと思いますので、模型や過去の施工事例の写真などをご覧いただきながら、イメージを共有していく大切な時間と思っております。
お互いに納得がいくまで、検討・打ち合わせを重ねていきます。

図面や模型とあわせて、概算の予算計画書もあわせてご提示させていただきます。
家をつくるにあたっては予算という部分も大切な要素となります。
そして、家づくりについてかかる予算は、家の費用以外にもかかる部分が多いので(上下水道関係や伐採費用等、土地の分筆などなど)、それを洗い出しておく作業が大切です。

模型で建物のボリューム感を共有する

設計・監理業務委託契約

基本設計で検討・打ち合わせを重ね、内容や予算についてご納得いただき、正式に設計のご依頼をいただける事となりましたら、設計・監理業務委託契約という契約を結ばせていただきます。
このタイミングで、基本設計で作成したプラン(間取り)は原則確定となります。

このタイミングで建物大きさは確定しておりますので、建物配置(土地のどの場所に建物を建てるか)もあわせて確定して、地盤調査を行います。その結果により基礎形状の選定や改良工事の要不要を判断していきます。

実施設計 (2カ月~)

基本設計で作成したプランや仕様を元に、工事の発注ができる設計図書を作成します。仕上材・衛生設備・照明・構造・家具・各部の詳細図を作成し検討を重ねます。
詳細部分を検討する中で再度、お客様と内容確認させていただく箇所もありますので、定期的に打ち合わせの機会を設けさせていただきます。
器具の選定や家具の打ち合わせも、このタイミングで行います。
図面は50枚~と膨大な量となるので、作図に集中するタイミングでもあります。

詳細図などを書き込んでいきます

見積もり調整~施工業者選定(1~2ヶ月)

施工会社に見積もりを依頼し、詳細な見積もりをしてもらい建設費を算出します。(基本設計時の予算計画表はあくまでも概算見積となります)
概算見積もりとのズレも発生する事もありますので、ご予算にあわせて再度、設計内容の調整(必要なもの、不要なもの)を打ち合わせをしていきます。

建築確認申請の作成・提出、確認済証の発行(1ヶ月~)

見積もりの調整が進み、施工業者が確定したところで、諸官庁に建築確認申請という書類を申請します。審査が終わり確認済証が発行されると、建物の着工が可能となります。
また、確認申請とは別に他法令(農地転用や都市計画法による許可等)による申請が必要な場合は、別途スケジュールについてご説明させていただきます。

工事請負契約~地鎮祭~着工

最終的に合意した設計図書・見積書により、監理者としてまるやま設計室立会のもと、お客様と施工業者の間で工事請負契約をして頂きます。

工事請負契約が締結しましたら、現場で土地の神様にご挨拶をする地鎮祭を行います。

地鎮祭が終わりましたら、その後着工となり、基礎工事~となります。

基礎工事の様子

工事監理業務(6ヶ月~)

建物が着工したら、最低週に1回程度は現場へ行き、現場が設計図通りに進んでいるか確認をしたり、施工業者さんと現場にて確認の打ち合わせをしたりします。
この業務を工事監理業務と言います。

現場打ち合わせ等にて、より良くなると判断される場合は、お客様も交え現場をご確認いただきながら、最終調整をしていきます。
工程の都度都度でお客様にも現場へ足を運んでいただき、工事現場の確認・説明やサンプルを使い、仕上等の最終確認をさせていただきます。
また、購入予定の家具のご相談、外構、植栽計画のご提案を行います。

上棟式の様子

竣工~お引渡し

建物が完成したら、竣工の最終チェックをします。
あわせて、諸官庁の完了検査をうけて検査済証が交付されます。
住設機器等の試運転や施主検査の立ち合い等も行い、手直しをしてお引渡しとなります。

完成見学会

モデルハウスのない設計事務所にとって竣工した建物の見学は、家を考えられている方たちに見ていただく大切な機会となるので、可能であれば、完成見学会をさせていただきたいと思っております。またお施主さまにとっても近隣の方々へのお披露目は、あいさつ代わりになり、その後の地域での暮らしが豊かになるキッカケとしても喜ばれています。(もちろんお施主様のご希望に沿った対応とさせていただきます。)

定期点検 

建物の完成から1年後の時と2年後の時に定期点検を行います。
無垢材や左官材などの自然素材などは、特に竣工後1年程度は湿気や乾燥に反応しやすいので、床や建具の調整が必要になる場合が多いです。
春夏秋冬、四季ごとの気温や湿度を1年~2年と経つごとに、少しずつ落ち着いてくるので、その変化も家の成長と思っていただければと思います。

また、お住いになっての感想なども是非お聞かせいただければと思います。
完成後、お住いになった方たちの感じてる事をくみ取り、次に設計する建物に反映できる事は、大変貴重なフィードバックとなり、より良い建物をつくる事に繋がりますので、お話をお聞かせいただければと嬉しいです。

完成したらそれで終わりではなく、住んでからも繋がりをもって、友人のようにより良い関係を保っていけたらなと思っています。

設計にかかる時間、工事にかかる時間のスケジュール感

だいぶ長くなってしまいましたが、上記のような設計~工事の流れを経て建物の完成となります。

設計~工事の流れをスケジュール表にまとめると、このような感じになります。


まるやま設計室 設計~工事のながれ①
まるやま設計室 設計~工事のながれ②

建物の大きさや用途、構造方法などで多少変わってきますが、25坪~40坪程度の木造の戸建て住宅の場合は、設計の期間が6~8ヶ月程度。工事の期間が6~7ヶ月程度となり、設計を開始してから建物の完成までは、最低でも1年少しはかかるお付き合いとなります。

時間はかかりますが、人生で一番高いであろう住宅という買い物を、数ヶ月で終わらせてしまうのは、逆にもったいないかなと思います。

家づくりの過程は、お金の事とか色々悩ましい事もあるかとは思いますが、一緒に楽しんで家づくりのお手伝いができればなと思っております。

設計料について

設計・監理業務委託契約の業務報酬額=設計料となりますが、こちらについては書き出すとだいぶ長くなってしまうので、こちらのnoteをご覧いただければと思います。

まるやま設計室

丸山 雄太 yuta maruyama
tel: 080-9837-2860
e-mail: yuta.maruyama00@gmail.com

instagram: https://www.instagram.com/maruyama_sekkei/

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