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反抗期とバーンアウト

いつも拝読し、気付きを与えていただき、感謝申し上げておりますnoter様の記事で素敵な企画を知り、参加させていただきます。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

反抗期

思い返しても無かったような気がする。
それか、両親に心配させたくなくて、常に顔色を伺って生きていたかのどっちかだ。(悲しいことだが、完璧主義者の両親には、それでも私が歯痒かったことだろう)

両親は忙しく、両親とも大学を卒業しそれぞれの分野で昇進したキャリアだった。
それぞれ、定年退職まで勤めあげた。

今でも、両親のことは尊敬しているし、感謝しかない。

ただ、凄く寂しかったのを覚えている。
忙しい両親に心配かけないように、ただ褒められたくて、良い子ちゃんだった。
両親に何かを相談したりした記憶は、全く無い。
特に褒められた記憶は、無い。

私なりに頑張ってきたつもりだが、完璧主義で要領の良い両親には、私の行動は歯痒かったことだろう。

私の心は、凄く凄く凄く、寂しさを抱えていた気がする。

ただ、私も親になって気付いた。
子どもに何不自由無い暮らしをさせてやり、好きなことをさせてやり、自分の仕事でもキャリアを築くことの大変さを。

寂しさは確かにあった、反抗期が無かったことが、私のバーンアウトや病に繋がった可能性もある。ただ、正解はわからない。

反抗期が無くて私の場合は、良かったと思う。
親を困らせる自分で無くて、良かったと思う。
今でも親には頭が上がらない。

私以外の兄弟は、病にもならず、それぞれ勉学も頑張り、仕事でもキャリアを築いている。
自分の身内を褒めるのは恥ずかしいが、私にとっては自慢の存在だ。

そんな中
私だけが病だ。大学の友人に会った時に、自分だけが外れてしまった世間一般ではエリートと呼ばれるレールが、恋しく無いと言ったら、嘘になる。

両親や兄弟や友人達のなかで、自分だけが病を抱えていることに絶望感を抱く時もある。
自分だけが病を抱えていることが、自分で未だに許せない時もある。

何不自由無い暮らしで大人になり、世間一般からは「恵まれてるね」と言われるたびに、自分の病と自分が許せなくなる。自分が惨めになる。

反抗期があることで、将来その人が幸せなら、それが素敵なことだと思う。
反抗期が無いことで、将来その人が幸せなら、それも素敵なことだと思う。

うちの子どもは、反抗期だ。
私の顔色なんか伺わない、私の忙しさなんか構わない、反抗期だ。

それでも良いと思う、反抗期で病とバーンアウトから遠ざかるなら。それだけを願って、子ども達の反抗期と向き合う日々だ。

※かすみ様
初めまして。
素敵な企画ありがとうございます。恐縮ながら、参加いたします。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。

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