shoe について

辞書で shoe を見たときに、「日本語と外国語」(鈴木孝夫、岩波新書)を思い出したので、共有させてもらいたい。今日は単語の分析というよりも、文化の話になるかもしれない。

私は、普段、コンパスローズ英和辞典(使っている理由は今後話していくかもしれない)を使っているのだが、shoe のエントリーにはこのような記載がある。
「欧米では衣服の一種と考えられ、家や部屋の中でも寝るとき以外は脱がないのが普通」

これを見たときに鈴木孝夫先生の本を思い出した。

「日本語と外国語」の中には、日本人はイギリスを理解しているか? という章があり、その中で、イギリス人は足を恥部と考えているという話があった。
彼らは足にきっちりした靴を履き、一日中脱がないらしい。
家に帰っても靴を履いて、脱ぐのは寝室だけであるらしい。

しかし、日本人はかなり違うのではないだろうか。
一日中靴を履くなんてことはないと思う。家は裸足やスリッパで歩き回るし、自分は職場では靴をサンダルのようなものに履き替える。また、飲食店に行くと、お座敷席のように靴を脱いで座る席なんかもある(自分が蕎麦屋でバイトしていた時も半分がお座敷席であった)。 
また、草履や下駄のようなものも昔あったりした。

靴一つとっても、文化的にかなり違うのが難しい点であり、面白い点であろう。(この本は1990年出版なので変わっている可能性がある。確認出来たらまたnoteに書きたいと思います)

自分はずっと、靴ひもが面倒くさいと思っていた。
小学生のころ、テープ式の靴を履いていたが、中学生になりテープ式の靴を卒業して、靴ひも式の靴に変えたのだが、その時からなんで靴紐なんだろうと思っていた。
中学校では上履きに履き替えていたので、その当時、履き替えるのがかなり面倒くさいと思っていた。

しかし、「日本語と外国語」という本のおかげで、この数年にわたる謎が解けたのである!

靴ひもってめんどくさいよね~    




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