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中年おじさんの転職活動顛末記①

在籍している会社がいよいよやばくなり、これは次を考えなきゃと動いて昨年転職活動を行い、45歳にて無事転職したわけだが
ちょっと転職先でも落ち着きつつある中で、この転職活動を振り返っておきたいと思った。

無事に決まって、年齢も年齢だが報酬もアップして、成功しているような感じではあるが、決してそんな簡単ではなかった。

そして世の中キャリアアップの成功例はいくらでも、本でもネットでも見れるが、失敗例はあまり見かけないもの

なので結果は良かったけど、そこにたどり着くまでは明らかな失敗があり、これはおじさんになってからの転職活動で気づくものではなく、30代くらいの人達に知ってほしい失敗例として残しておこうと思う。

① 10年後の解像度を高めよう。

大企業であれ、中堅のゴリゴリのベンチャーであれ、大体は20代はインプットの時期、30代はインプットを活かして軽くマネジメントを始める時期ではないだろうか。
この30代の時に何を目標に生きていくのかがおじさんになってからの転職活動にもろに効いてくる。
20代をインプットに費やし、30代で自分なりのやり方のアウトプットとスタッフのマネジメントを覚えると、ぼんやりとだけど、自分が運営したい組織や事業など見えてくると思う。
って言いながら自分にはそこはまったく見えてなかったのだが、これから中堅メンバーになる人たちはぜひともここは意識して見るようにしてほしい。
どうしても見えてこないのなら、こういう組織や事業は嫌だなってとこから消去法的に考えてもいいと思う。
それを思い浮かべて40歳になったらどんな組織の運営をしているのか、もしくは個人で独立してどんな事業を行っているのかを考える癖をつけてほしい。

自分が中堅だったころ、この視野はなかった。
当時は毎月百数時間に及ぶ残業と深夜労働で心身ともにすり減らし、そしてまったく元金の減る兆しのない借金に追われ、とにかくこの会社からどうやって逃げようか、どうしたら逃げられるものかと考えていた。

当時この会社から逃げるために転職活動もしたが、ある会社で最終面接の本部長に「あなたは転職じゃなくて逃げたいだけじゃないの?
これだけのキャリアがありながら、そのポジションでその会社に居続けたのはあなたは転職できなかっただけじゃないの?」って強烈なツッコミをくらって戦意喪失して会社から逃げることもできなかった。

まさに逃げるための転職活動であったので何も言えなかったし、逃げるのが精いっぱいだったので、転職後のプランもアイデアもなかった。

30代の中堅は自分のようにやること多すぎてそんな先のことまで考える余裕などないって人もいると思うが、ここと通って今がある自分としてはどうしても伝えたい。

「10年後の解像度を高めよう。」

これ意外と誰も教えてくれないし、40代以降の人生で超重要!

ちょっと長くなったので後日続編を書こうかなと思います。





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