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不倫てダメなの?

 2023年6月14日、広末涼子のダブル不倫のニュースが流れ、現在もなお炎上している。
 不倫というものは、芸能人などのイメージを売りにしている人間であれば特に大打撃を喰らってしまうような報道だ。一方で例えば、youtuberのヒカルやレペゼンフォックスが二股していたなどの報道が流れても正直、なんとも思わないのではないだろうか。そして、現在広末涼子に対して不倫について叩いている諸君。あなたたちは、広末涼子さんが不倫したことがきっかけで家庭崩壊でもしたのか。友人や恋人との間に亀裂でも生じたのか。
 そう。ぶっちゃけ、芸能人の不倫など我々一般人からすれば生活になんら影響を及ばさないゴシックネタに過ぎない。しかし、そんな不倫をした彼らを我が国の国民の多くは、穴に落として一斉に袋叩きにする。なぜ、それが起きるのだろうか。そもそも不倫がそんなに悪いことなのだろうか。今回は、それについて記述していこうと思う。

 そもそも、不倫というものは法的な側面で考えると民法709条<故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。>に抵触するとして訴えを起こされてしまうのだが、これは所詮民法という私人間のトラブルにおける法律だ。刑法のような犯罪とは全く別問題となる。
 もっと言えば、そもそも結婚とは共に苦楽を共有し生活を営むという契約だ。だから、不倫というものはその契約における重大な違反行為だ。また、不倫された側の気持ちとして相当な心の傷を負ってしまう。
 ちなみに、不倫された側の気持ちを赤裸々に載せている漫画としてセモトちかさん作の<された側のブルー>というものがある。これは、実写ドラマにもなっているので下記のリンクからぜひとも読んでみてほしい。

 そして、そのされた側のブルーで書かれている名言の一つにこんなものがある。

<不倫は心の殺人と言われるくらい卑劣な行為だ>

 そう。実際、された側の気持ち側で考えるとまさに心を殺されるのと同義になる人もいるだろう。
 だから、法的な面や契約上の面を見ても不倫というものは、決してやって良いものではないだろう。
 しかし、前述したようにyoutuberのヒカルやレペゼンフォックスは全く違う反応になるのではないかという話をした。一つ昔の例を挙げさせていただこう。

 少し前の話だが、タレントの磯野貴理子氏とそのマネージャーさんとの間で不倫騒動からの不倫という流れがあった。これだけの文章を見るとマネージャーさんについて酷い・最低となるだろう。
 しかし、全貌をみてみるとマネージャーは磯野さんに酷いモラハラを受けていたというものがあった。例えば、家に帰ればマネージャーさんも疲れてるはずなのに家事して風呂を溜めて、そしてその掃除された家で(疲れた!コーヒー!)みたいな感じでマネージャーを使い倒していたという話がある。そんな磯野さんに我慢を募らせていたのだが、タレントの磯野さんに元気な状態でテレビに出てもらうためにも我慢してメンタルケアを怠らなかったという。しかし、そんな中ある日、マネージャーさんは他の女性の家に行く機会があった時、まず、来てすぐにコーヒーが勝手に出てきたという。そしてさらにその女性は「ブラックでよろしかったですか」と聞いてきたそうだ。
 マネージャーさんは、「ここはカフェか天国か」と思ったそうだ。そこから不倫の始まりとなったのだ。
 この話を聞いた時、100%マネージャーさんが最低となるだろうか。

 他もそうだ。例えば、あなたには最高の奥さんがいたとする。しかし、あなたの職場には深田恭子や広瀬すず、橋本環奈や明日香キララ、上原亜衣や深田えいみのような女性がいたとする。そして、そんな子が胸をあなたの腕に押し当ててさらに誘ってきたとする。
 さあ、あなたは断る自信あるか?
逆も見てみよう。あなたに最高の旦那がいたとしても職場にいるジャニーズやKPOP顔負けの男性でかつ営業力が神レベルの人からアプローチかけられて断れるか?

 そう。結局のところ不倫というものが確かに法的には悪とあったとしても結局この世は男女の世界。だから、上記にあるような事故は起きてしまうこともある。
 そして、結婚というものはいわば全く違う世界で生きてきた2人が同じ環境で住もうといういわば一つの合併のようなものだ。そこには複雑かつ高度な外交が必要となる。それが失敗すれば離婚してしまったり、そもそもどちらかが植民地のような状態になってしまう。そして、そんな植民地状態の中に女神や天使のような存在が現れてしまったらということを考えると不倫というものを100悪いと言ってしまうことは難しくなるだろう。

 そして、何よりも今回のような出来事の度に叩いている諸君。君らは、不倫のような契約違反とかではなく刑法230条名誉毀損罪もしくは刑法231条侮辱罪が成立する。つまり、あなたたちがやってることの方が重罪であり立派な犯罪だということだ。

 もっと言えば、彼らは不倫できるほど男性として女性としての魅力があるということ。
 あなたにそれはあるのだろうか。

 もしも、不倫どころか結婚も恋愛もできないような自分の人生の憂さ晴らしにやってるのだとしたら、そんな人を誰が付き合いたいと思うだろうか。

 相手のことの前にまずは自分磨きを徹底することを私は提案する。


された側のブルーのリンク↓


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