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若者のニヒリズム

「ニヒリズム Nihilismus」
wikiさんによると虚無主義=この世に絶対的な価値はない、人間には生まれてきた使命もなければ存在している意義や目的というものは存在しないという哲学。

ドイツの哲学者の間で言われてきた言葉でニヒリズムといえば僕はニーチェを思い浮かべる。

僕は今まで24年間生きてきてずっと自分が存在する理由や意義というものはなんなのか?と考えてきた。

これを書いている今でも分からない。

だから、あの頃から前には進んでいないのかもしれない。

西洋ではこの問いに対してニヒリズムという考えで存在意義はないと考える人も多いようだ。

日本でもニヒリズムという言葉が出てくる曲も最近多く見るし、多くの若者が存在価値、意義を探してニヒリズムという哲学に辿り着いたのかもしれない。

そして、僕もその1人。

僕も人生の中で僕が何かを成し遂げるために生まれてきたのだとは思わない。

自分に何か使命があるとも思わないし、やらなきゃいけないことがあるとも思わない。

でも、僕は今こう思う。

ニヒリズムは正しい。

でも、それでは人は幸福にはなれない。

自分の存在に価値を見出さない人間は僕が思うに抜け殻のようなもので何に対しても精力的になれない。

確か、ニーチェもそういう人を廃人と言っていた気がする。

僕には今やりたいことがある。

「世界一周の旅」

でも、深く考えてみるとなぜ世界一周の旅に出たいのかわからない。

これをしたところで何かが達成されるわけでもない。
例えば何かを身につけたいと思って勉強する場合はちゃんとした目的があるわけでそこにまっすぐに向かっている。

でも、僕の世界一周の旅は明確な目的がない。

あるのはただ行きたいという思いだけ。

今までは何をやるにも目的があった。でも、これに関してはただ行きたい以上のものがない。

だから、僕はいつも何かが足りないような気がしている。

僕は世界一周の旅に意義や目的を探しているのかもしれない。

若者がよくいうやりたい仕事がないという常に何かが自分には足りていないような感覚と同じだと思う。

これは考えたところで答えは出ないものだと思う。
考えている間は。

ニーチェがそれに対してなんと言っていたかは忘れたけど、たぶんこれは何にも打ち込んでいない人が感じるものでまずはやってみると後から何かがわかるのかもしれない。

いや、わかるというような受動的なものではなくて、自分がそこに何か価値を置くんだと思う。

今日はそう信じてみることにする。

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