[小説]能登の夏-辛いから、頑張る!-②

「何か、感動した〜」
ノトーは、感動の涙でぐしょぐしょになったまま、話した。
「辛い時こそ、頑張るんだ」
「うん、そうだな!!」
ノトーは、手をぐっと握り、拳を突き上げ
「頑張るぞぉ〜」
「オー!!」
みんなで思いを新たにした。そして、イカの町、小木の復興へ駆け出した。
 次の日、ノトーは、仲間たちと漁の準備をした。イカ漁の船に括りつけられた伴旗は、初夏の風にはためいていた。『能登向復興(能登、復興へ向かう)』と記された。毎年、言葉が変わる。来年は、何が記されるのだろうか?ノトーは、早くもそれが楽しみだった。ノトーは、漁の準備をしながら
「次が、楽しみだ」
「そうだな!」
ノトーと仲間たちは、明るい未来を想像しながら、準備した。

https://note.com/clever_ferret261/n/n7154d4a09723

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