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妄想物語『密約 ~接種よ永遠に』
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
「確認ですが、本当に健康被害は起きないんですね?」
「ええ、ご安心ください。このワクチンは、何の薬にもなりませんが、毒にもなりません。従来のインフルエンザワクチンと同じです。あとは、皆さんお得意のデータピッキングで、さも効果があったように装えばいいだけです」
「……わかりました。では、機密保持契約書にサインしましょう」
「ありがとうございます。お礼と言っては何ですが、この●百万円(●千万円?)をお納めください」
こうした密約が、メーカーと役人、政治家、メディアとの間で交わされていたのである。
ところが! メーカーの謳い文句とは大違いで、世界中で健康被害が続出。
「話が違うじゃないか! 『毒にもならない』どころか、接種後の死亡者が急増しているぞ!」
「いやあ、実のところ、我々も想定外でした」
「すぐに接種を中止して、事実を公表し、国民に危険を知らせるべきだ」
「あははは、何をおっしゃる。本気でそんなことできると思ってるんですか?」
「な、何だと?」
「ほら、これをよく見なさい。あなたは我々と機密契約を交わしてるんですよ。公表したら、契約違反で数億円の賠償を求めますからね」
「……」
「それに、世間がすべてを知ったら、あなたも『史上最悪の薬害事件』の共犯者の1人として裁かれることになりますよ。何たって、国民にウソをついて接種を押しつけたんですからね。最悪、極刑も覚悟しておかないと」
「じ、じゃあ、どうすればいいんだ? このままでは人がどんどん死んでいってしまう……」
「ただ黙っていればいいのです。書類にサインしたということは、治験段階のリスクを承知でワクチンを打ったんですから、被害者には諦めてもらうしかありません。日本には『自業自得』という言葉がありますよね?」
「……」
「ご自分の置かれている立場が理解できたら、今後も接種に邁進してください。どのみち、もう後戻りできる時点はとっくに越えてしまっています。一時金なんかじゃんじゃん払えばいい。しょせんは彼ら自身が収めた税金なんですもの。
とにかく、我々が生き延びるためには、どれだけ犠牲者が出ようと打ち続けるしかありません。6回でも7回でも10回でも20回でも。
もちろんそのつど、あなたの口座には幾らか振り込ませていただきます。さあ、前向きに考えて元気を出しましょう!」
「……うむ、承知した」
で、結果こうなりました。
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