老鯉の滝登り

50代サラリーマン。サステナブル経営、SDGs,ダイバーシティ・・・。世の中の潮流に抗…

老鯉の滝登り

50代サラリーマン。サステナブル経営、SDGs,ダイバーシティ・・・。世の中の潮流に抗うつもりはありません。でも、社会から疎外感も感じる今日この頃。一言、世にコメントしたい。 生まれた瞬間からカープ・ファン。

最近の記事

第37話 50代父親 少子化対策を考える。

「異次元じゃなくていい。グローバルスタンダードにして欲しい。」 「(所得制限を設けない理由)日本はあらゆるところで子どもを親によって分断している。明石市は子ども自身に着目し等しく対応する。すると、まちのみんなが応援団に回る。」 以上は、兵庫県明石市の泉市長の言葉(3/17東京新聞)。 生まれ育つ自治体の財政力の差で、子育て支援の給付レベルも大きな差異が生じる現実。 ”すべての子どもたちに、平等に世界最高水準の教育を提供する” この考え方が必要で、自治体が競いあうだけでな

    • 第36話 50代サラリーマン達 地図アプリに迷う。

      久々にオヤジ達で会食。 はじめてのお店、混みあった路地にオヤジ4名が迷う。 (気持ちは逸り、ノドが渇く・・・) オヤジの1人がスマホの地図アプリを開き誘導する。 今一歩、方向が定まらない。 (ますますノドが渇く・・・) しばらくすると目の前に大きな看板地図を発見する。 番地を確認し方向を特定、皆を誘導しようとするが、 皆、スマホと睨めっこし、依然、右だ、左だと騒ぐ・・・。 スマホなんかなくても地図を頼りに行けるだろ! スマホがない時代を生き抜いてきたじゃないか!

      • 第35話 50代サラリーマン 続・携帯キャリア変更。

        私が携帯キャリアを変更し2か月弱(第34話)。 今度は息子のスマホが不調。 いつもの電気店に行くと、待ち構えたように店員さんが集まってくる。 どうやら再びキャリア変更の提案。 すると「お父さんもキャリアを変更すると、さらにお得ですよ」との説明。 「えっ2か月前にD→Aに変更したばかりですけど。しかもこのお店で」 「問題ありません。今度はSに乗り換えてください。ギフト券がもらえます。」 あまりの節操のなさに、「私は買えません!」と言い放ち 契約変更は妻と息子にゆだねる。

        • 第34話 50代サラリーマン はじめての携帯キャリア変更。

          先日、携帯デビューして以来、数十年契約してきた携帯キャリアを変更。 契機は、4年近く利用してきたiPhone8がバッテリー寿命等で動きが怪しくなったため。別にキャリア自体に不満があった訳ではない。 電気店に行くと、機種変更のコスト高にたじろぐ。 26歳以下等、年齢により優遇はあるが。 確かに高齢化が進む中、若手顧客の囲い込みは重要だと思うが・・・。 何十年も利用してきた顧客に対するリスペクトが欠けているのではないか。 若手顧客と比較すると、我々世代の方がロイヤリティは

        第37話 50代父親 少子化対策を考える。

          第33話 50代サラリーマン 本屋のなくなる世界を憂う。

          出版文化振興財団の調査によれば、本屋のない市町村が全国で26%にものぼるとのこと。また、書店の数は15年で約4割減少・・・。 週1回は本屋に通い、通勤時間に読む本が途絶えることがないよう書籍を購入し続ける私にとって、本屋は”ライフライン”の一つ。 アマゾンや電子書籍も利用するが、基本は紙媒体の私。 本屋は、未知の書籍や作家との”出会い”の場。 そんな中、日本最古の総合週刊誌「週刊朝日」が休刊との報道。 さらに、書籍が溢れる本棚をみて、妻からも電子書籍への完全移行を求め

          第33話 50代サラリーマン 本屋のなくなる世界を憂う。

          第32話 50代サラリーマン 老後の居場所に悩む。

          朝日新聞の記事(1月6日)に”ドキッ”とする。 「退職後、自宅以外で過ごす場所がありますか。」の見出し。 男女とも1位は図書館。 男性の2位は「みつからない・特にない」、3位が「公園」 女性は2位「スポーツクラブ」、3位「親族の家」とのこと。 さらに内閣府調査(2018)では、半年以上、自宅に閉じこもる「引きこもり」が40~64歳で全国で推計61万人強。7割が男性。きっかけは「退職」が約3割・・・。 そういえば、昨年受けた研修でも、講師から 「あなたに対する評価者は、

          第32話 50代サラリーマン 老後の居場所に悩む。

          第31話 50代サラリーマン 息子に伝えたい言葉①

          仕事初めの1月4日付、東京新聞を読んでいて出会った言葉。 家系ラーメン創始者・吉村実氏(74)のインタビュー記事より。 今の日本に欠如しているもの。 「生きがいって何だ?金じゃない。仕事なんだ。俺は死ぬまで仕事するよ。」 「貧乏人と金持ちに平等なのは時間だけだ。なら、人の倍働こうってね。」 「世の中、デジタル、デジタルって言うが、誰が家を建てるんだ?誰がモノを作るんだ?確かに、きついし給料も安いよ。でも、その気になれば稼げるんだ。俺みたいに。」 「人より余計に働く人がいて

          第31話 50代サラリーマン 息子に伝えたい言葉①

          第30話 50代サラリーマン 久々の出張に心躍る。

          先日、久々に出張(1泊)。 別に出張禁止であった訳ではなく、電話やWEB会議でそれなりに仕事をこなせたのと、総務担当からの「その出張、本当に必要ですか?」の問いに答えるのが面倒だったから・・・。 出張してみると、空港で有名人に出会ったり、全国高校バスケに出場する選手たちと同じ飛行機だったり。今まで気づかなかったお土産品を見つけたりと、それなりの”発見”があった。 そんな折、日経産業新聞(12月28日付)で、世界的なゲームクリエーター・小島秀夫監督のインタビュー記事を読む。

          第30話 50代サラリーマン 久々の出張に心躍る。

          第29話 50代サラリーマン 為替を煽るマスコミに不信感を抱く。

          このコラム(?)の第26話(2022年10月30日)で、スーパー店頭で豪州産肉価格が国産価格を上回ったことに違和感を感じ、円安の行き過ぎをコメントした。 (為替で私の相場観があたるのは珍しい。単なる偶然、逆張り思考との周りからの評価ですが・・・) 当時は1ドル150円まで円安が進み、日本経済の危機とマスコミは大騒ぎ。 そして現在は、1ドル130円台まで円安修正が進むと、円高懸念とまた大騒ぎ。 マスコミは、円安になろうが、円高になろうが、それでデメリットを受ける人たちを取

          第29話 50代サラリーマン 為替を煽るマスコミに不信感を抱く。

          第28話 50代サラリーマン 職”場”の喪失に悩む。

          「テレワーク」「フリーアドレス」そして「フレックス制」。 働き方改革は、ありとあらゆる手段で職場の在り方を変えていく。 会社の同僚との共有する”場”のみならず、”時間帯”も失っていく。 経営層は「コロナ前には戻らない。新たな働き方で生産性を上げ、優秀な人材を確保する」というが・・・。 ちょっとした職場や懇親での雑談から生まれた仕事のアイデア 取引先との長時間の電話に疲れた同僚へのケア 職場での言い争いの仲裁 なかなか公式には聞き出せないプライベートの悩みの共有 こうい

          第28話 50代サラリーマン 職”場”の喪失に悩む。

          第27話 50代父親 息子に追い抜かれる瞬間。

          先日、高校生の息子が野球の試合でピッチングする姿を久々に観戦。 ”球が速い・・・” 私の全盛期を超えている(私の野球人生に全盛期なるものがあったかは疑問だが・・・) 私が小学生の頃の父親とのキャッチボールの思い出。 父が会社に行く前、キャッチボールをしてもらったのだが、父の投げたボールは速く重い。 ボールを受けるたびに痛さで涙が出そうになるのを必死に耐え、思い切り投げ返すと、父は笑って、さらに速く重い球を投げ返してくる。 「ナイスボール!」といった声の掛け合いはなく、父の出

          第27話 50代父親 息子に追い抜かれる瞬間。

          第26話 50代サラリーマン 円安に違和感を感じる。

          一時、1ドル150円台に突入した為替相場。 思えば、我々のサラリーマン人生は円高と貿易摩擦との闘いだった。 貿易黒字を是正するため、円高リスクを軽減するため、生産拠点を海外へ求め、製造部門の雇用と所得を移転してきた。 さらに、農畜産物など国内市場も海外に開放してきた。 グローバル市場の下、日本の経済力なら、必要なものはいつでも入手できるという信仰のもと・・・。 そして気が付けば、国際市場で中国に買い負け、円安が追い打ち・・・。 でもマスコミや評論家が騒ぐほど、日本経済

          第26話 50代サラリーマン 円安に違和感を感じる。

          第25話 50代サラリーマン 真の投資家に憧れる。

          「日産とルノーが対等な資本関係への見直し協議」の報道。 日産の株式については少々思い出が・・・。 90年代後半、日産の経営危機の最中、株主総会に出席(ルノー出資前)。 総会屋っぽい人たちからの経営陣へ罵倒が続き辟易としていた時、 一人の老紳士が質問に立つ。 「戦後の初上場(1951年)の時、遂に日本にも上場自動車メーカーが誕生したかと興奮して日産株式を買った。私はその時からの株主だ。経営陣はもっと頑張れ!」とエール。 当時も今と同様、色々な投資のノウハウ本がでていたが

          第25話 50代サラリーマン 真の投資家に憧れる。

          第24話 50代サラリーマン リスキリングに立ちすくむ。

          今週の東洋経済の特集は「学び直し全ガイド~50代からの稼ぎが変わる」 内容は言いたい放題・・・。 「学び直しを強く求められているのが40~50代の働き手だ。」 「古い仕事のルールが染みついた、これらの世代こそ”DX””グリーンエコノミー”など新しい動きに対応できるスキルの習得が急務といえる。」 「混沌とした時代を生き残るためには”教養”もカギとなる。しかし十分な教養を備えている40~50代はそう多くない。」 「新たなスキルと教養の両方を手に入れれば(中略)50代以降の”稼

          第24話 50代サラリーマン リスキリングに立ちすくむ。

          第23話 50代サラリーマン リスキリングに挑む。

          「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に対応するために、必要なスキルを獲得する(させる)こと」 人事部から「リスキリング」の研修メニューのご案内。自分で選んで受講せよとのこと。 ありがたい話。活用しない手はない。 ただ、(わが社も含め)世の中の企業の動きを見渡してみると 経営からの「どのような会社に生まれ変わろうとし、そのために社員にどんなスキルを身につけてほしいか」のメッセージはあまりない。 「VUCAの時代、世の中どう変わるか

          第23話 50代サラリーマン リスキリングに挑む。

          第22話 50代消費者 和牛の”進化”についていけない。

          5年に1度の「和牛五輪」が鹿児島で開催中。 過去最多の41道府県から約440頭が参加し、体形や肉質を審査する大会で、生産者は「ブランド化」「販路拡大」に期待をよせる。 一方で、消費者の目線で和牛市場をみると。 「和牛といえば霜降り肉」路線に、私の胃はもはや耐えられなくなっている。美味しいんだけど一口で満足(というより食べられない)。 食べ物というより美しい”サシ”を目で楽しむ対象になりつつある。 海外輸出を見据えても、国内で競い「兵庫産」「鹿児島産」「宮崎産」とブランド化

          第22話 50代消費者 和牛の”進化”についていけない。