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縁起でもないこと

最近よく考えているのは
世間一般で言えば「縁起でもないこと」だ。

先日の地震の揺れと警報音は
なぜこんなにも私の身体に染み付いているんだろう。

数年前にも震度5程度の地震は起きているし
すでにその時も一人で生活をしていたのに、
あの時はこんな感覚にはならなかった。


何が違うのか。
多分あのアナウンスだ。


※以下、地震のことや
 縁起でもないこと書いてます。




警報音がなった瞬間の
身体の中心がこわばる感じと
警報音と同じくらいの音量で流れた
「強い揺れに備えてください」というアナウンスをことあるごとに思い出す。

え?という感覚が蘇る。
だって警報音がなった時は
まだ揺れてなかった。


「強い揺れに備えてください」という
中途半端な警告の数秒後、
カタカタカタ…から始まり
ガタガタガタという音に変わるまでの
スローモーションみたいな時間。


今こうして書いていてわかったんだけど
あなた、あと数秒後にしにますよ
と言われたような気分だったのだ。

不謹慎でごめんなさい。




この世界で確かなのは
生きることとしぬことだ。

この星で、この時代に、
この世界に産まれたからには
自分ではコントロールできない
死というゴールに向かって生きていくしかないのだけど、

その瞬間がいつなのか
本当にわからないのだなぁと
あの地震を思い出しながら思う。



地震が起こる前だって、
死へのカウントダウンはされていた。
ただ私がそれを意識するようになったというだけの話。


怖くてたまらないとか
そればかり気にして
日常生活がままならないとかではない。

あの地震の感覚を思い出して
数秒後には…の恐怖をどれだけ反芻したって
仕事はだるいし、イラつく時はイラつくし
甘いもの食べたいし、だるいものはだるい。

でも、カウントダウンは
今も続いているんだなと思う。




仕事中の空き時間に
淡路島にある神社へ行くためのルートを調べていた。

GWの平日3日のうち2日は
有給を取り大型連休にしたので
この機会に遠出するのもいいかなと思ったのだ。


でもどうせならスマホを買い換え
カメラを購入した後のほうがいいかと思い直し
計画は6月に延長することにした。



なんとなくこの1年間、
やりたいと思ったことで
やれそうなことはやっておこうと思う。



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