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筋トレとストレッチと「ダンス・ダンス・ダンスール」で気分が上がる師走の日々

10月から週3回ほど筋トレをしている。
先週のランニング大会で10kmを無事に完走できたのは、そのおかげで腰痛がだいぶ和らいでいたことが大きい。

腰が痛いのに筋トレなんてやったらよけいに悪くなるのでは?
無理しない方がいいんじゃないの?

始める前はそう危惧したが、全身の各部位を動かすことで、キーキーときしむドアが蝶番に油を注入して静かにスムーズになったかのように、腰がなめらかに動くようになってきた。
体の痛みが和らぐと、メンタルの調子も安定する。

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YouTubeでアラフィフダイエッターMakiさんのチャンネルから選んだ、4本の下半身中心エクササイズ動画を観ながら、30分ぐらい動き続ける。
最初はめちゃくちゃきつかったけど、慣れてきたら自分にベストな運動量になってきた。

筋トレを終えた後は、自分で自分を整えているという自信が、砂時計の砂が1粒ずつ下に落ちるように、ゆっくりと蓄積されていっているような心地良さが心身に広がる。

その後、15分ほどストレッチをする。
体の可動域を広げて柔軟性を高めるのは、メンタルの安定のためにも良さそうだ。

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そんな筋トレとストレッチへのモチベーションを最近爆上げしてくれているのが、漫画「ダンス・ダンス・ダンスール」。
バレエがテーマの面白そうな漫画を探していたところ、この作品に出会った。

バレエといえば少女漫画でしょと思ってしまうが、主人公は男子中学生で、青年向け漫画誌の「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されているという。
2022年にはテレビアニメ化もされた人気作らしい。
へぇ、全然知らなかった。

最初のほうはやたらハイテンションな感じで、現在出ている26巻まで購入しちゃったけど読み続けられるかなと、一抹の不安がよぎった。
が、あれよあれよという間にどハマりしてしまった。
毎晩、寝る前に1巻ずつ読んでいる。至福の時間だ。

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バレエには全然詳しくないけれど、20年以上前、東京バレエ団の公演を観に行ったことがある。
その時に特別出演した、100年に1人の世界最高のバレエダンサーと言われる、シルヴィ・ギエムが踊る「ボレロ」ともう1つの演目(タイトルは忘れた)には度肝を抜かれた。

えっ?はっ?ちょっと!
ひぇ~~!!
なに?なに?なんなのこれは~~~?!

まさに漫画に出てくる、観客が固唾を飲んで一挙手一投足を見守る場面のような、ど素人の私でも圧倒される凄い踊りだった。
公演が終わって会場の外に出てからも、さっきのあれは夢でも見ていたのだろうかと思うような気分だった。

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英国のロイヤルバレエ団の最高位プリンシパルだった吉田都さんの踊りが大好きで、最近は筋トレのモチベアップのためにも、日々動画を見ている。
長年にわたり、まさに命懸けで鍛錬に鍛錬を重ねた凄まじい美しさにうっとり。

筋トレの一番の目的は心身の安定を保つためだが、どうせやるなら少しでも体を引き締めたい。
同じ人類とは思えない吉田都様に憧れて、鼻の穴をふくらませて筋トレに励む私の姿はこっけい極まりないのだけど、憧れて頑張るのは自由だもんね(笑)

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この冬は筋トレとストレッチと「ダンス・ダンス・ダンスール」で、心と体をしなやかに、温かく整えていきたい。

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