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英語を探せ#26-大切なのは戦い続ける勇気だ

 日常を見直せるような英語表現を探しています。NHK-BSテレビでみた映画「The darkest hour 2017年、邦題:ヒトラーから世界を救った男」ウインストン・チャーチルの抗戦を決断するまでの27日間のドラマからの印象に残った言葉です。写真は生成AIのMage.spaceから。AI恐るべし。
  チャーチルはドイツの侵攻の嵐の中、抗戦か妥協・宥和かを迷います。前英首相チェンバレンや仏ダラディエら宥和派との政争の最も暗い時期に耐え、議会で議員を説得し、国民を結集させ、流れを変えようとしたのです。
 なお英首相チェンバレンによる宥和政策は、チャーチルが指摘したように「ドイツに軍事力を増大させる時間的猶予を与えた」と同時に「英仏が実力行使に出ないという自信を与え、侵攻を容認したという誤ったメッセージを送った」として、現在では強く非難されています。これがあったので、イギリスはウクライナを強く支援しているのかと思いました。
 映画では激しい戦闘の場面はでず、敗色濃いなかで、首相に選ばれ、反する内部の宥和派と抗戦派の対立の政治的動きの中で、徹底抗戦を決意し、国会で演説し、全議員の心を1つにし、鼓舞するまでを描いています。
 勝てないという恐れに負けず、抗戦派には闘い続ける勇気が必要なのです。なお5年後に英国の率いる連合国はドイツに勝利します。その半年後にチャーチルは総選挙で労働党に惨敗し、首相でなくなります。5年の長き戦いが終わり、英国民は、社会保障政策を求めたのです。ではウクライナはどうなるのかという気になってしまいます。短いが力強い言葉が並びます。
“Success is not final, failure is not fatal. It is courage to continue that counts”.「成功は最終的なものではなく、失敗は致命的なものではない。大切なのは続ける勇気だ」。
“Success is the ability to go from one failure to another with no loss of enthusiasm”.「成功とは、1つの失敗から次の失敗へと、進んでいく能力である。熱意を失うことなく」。

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