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BOCの7月利下げ織り込み済みか!市場期待と経済指標の乖離に注目!発表後のトレンド転換の次を狙え! 24/7/21

Yan氏で~す。
インパクト!!!

最初にいつものようにまとめというかダイジェストです

BOCは7月に25bpの利下げを行うと予測します。インフレ率は低下傾向にあり、経済指標も減速を示しているため、追加緩和が必要と判断するでしょう。ただし、利下げはすでに市場に織り込まれているため、発表後のカナダドルの反応は限定的かもしれません。つまり経済指標の悪化事態はどこまで織り込まれているかは不明瞭ですが利下げ自体はサプライズとならない可能性が高いため、発表後のマックレム総裁の声明や市場の反応に注目し、トレンド転換の機会を伺う戦略が有効と考えられます。
 先日のニュージーランドCPIと同じで、織り込みからの利確でカナダドルが買われる展開が予想されます。会見後に再度カナダドルが売られるような展開になると判断しました。政策金利発表前にはエントリーはせず、声明文を確認してからの、短期的な買いの後を狙うシナリオです。シナリオ通りに行かない場合はトレード自体しないでいいと考えています。

ダイジェストはここまです

本文の方は、FRBとかの小ネタが最初にあります
三分の一くらいは、他の通貨の話題になります

ここから本文です

今日は仕事でしたね~熱い暑いでフラフラで、帰って来てクールダウン
YEN蔵さんの最新動画を聞きながら休んでから記事をまとめ始めました
それにしても今日のYEN蔵さん、めちゃ元気に感じた
なにかいいことあったのか?

今日は小ネタとカナダの続きです

最初は小ネタ
7/19 FRBがレポート

https://www.federalreserve.gov/econres/notes/feds-notes/has-the-inflation-process-become-more-persistent-evidence-from-the-major-advanced-economies-20240719.html

パンデミック後のインフレの持続性について分析しています。
分析の結果、主要先進国においてインフレがより持続的になっており、企業や家計が過去のインフレを重視するようになったことが原因の一つである可能性が示唆されました。このインフレの持続性の上昇は、中央銀行のインフレ抑制を困難にしています。特にユーロ圏では、エネルギー価格高騰などの供給ショックに対して、インフレ抑制のために大幅な金融引き締めが必要となり、経済成長を阻害する可能性があることが示されました。
 結論として、中央銀行は、より持続的なインフレプロセスを考慮し、過去のインフレショックを完全に解消するため、より長期にわたる引き締め政策を検討する必要があると示唆されています。

簡単にいえば、時間がかかるってことを言いたいようです

これは、ドル高要因になると思うのですがどうなんでしょうかね?

これに絡みINGの7/19の記事を読んだのですが、リンク不可なので
私の読んだ感想というか何が書かれていたかですが
 米国でGDPデータの改善とコアPCEデフレーターの前月比0.2%増が予想され、FRBの利下げ予想は維持される見込み(9月ですよ)です。

で、もう一つですが、なんと、UBSがレポートを出していました
UBS 7/19

欧州中央銀行(ECB)

  • 政策金利: 7月18日、市場予想通り3.75%に据え置き。

  • 背景: 6月のユーロ圏インフレ率が前年比2.5%と減速したこと。

  • 今後の見通し: 経済活動の弱さとコアインフレの減速を受け、年内に追加利下げの可能性。市場は9月の利下げ確率を65%と見積もる。UBSは、2024年に計50ベーシスポイントの緩和を予想。

連邦準備制度理事会(FRB)

  • 今後の見通し: 今月下旬に方針転換を示唆し、9月の利下げに道を開く可能性。

  • 背景: 6月の小売売上高、住宅着工件数、工業生産データが市場予想を上回ったが、利下げ期待は根強い。パウエル議長は、インフレ統計が「物価上昇のペースが中央銀行の目標に持続的に戻りつつあるという確信をいくらか高める」と発言。

  • UBSの見解: FRBは今年9月から50ベーシスポイントの利下げを行うと予想。

その他

  • 世界的な利下げサイクルは順調に進んでおり、イングランド銀行も8月に緩和を開始する可能性がある。

  • ユーロ圏の経済活動は依然として弱く、コアインフレは減速している。2024年第1四半期のGDP成長率はわずか0.3%。

さすがはUBSですね。手に入ると思わなかった記事でLUCKYだと思います。UKの利下げは不完全ですが、まさかのFRBが50dbとは、普通は書かない内容です
外れても誰も文句言う人がないからだと思うですがね(笑)



ここからは、カナダのネタです
トロントドミニオン銀行の関連ページでこんな内容が
TD 7/18

 内容ですが
 カナダ銀行は6月に政策金利を引き下げ、7月にも追加利下げの可能性が高まっている。TDエコノミストは、インフレと雇用市場の冷え込みを理由に、2024年中に更なる利下げを予測している。利下げは変動金利と新規固定金利の住宅ローン金利に影響を与える可能性があり、変動金利の住宅ローン所有者は支払額の減少、固定金利の住宅ローン希望者は金利低下の恩恵を受ける可能性がある。ただし、金利決定はインフレ、雇用市場、経済全体の健全性など、様々なデータに基づいて行われるため、今後の動向は不確実である。

TDエコノミクスは、2025年末までに政策金利が2.75%まで低下すると予測しており、カナダ人は金利緩和の恩恵を受ける可能性がある。


次ですがブルームバーグのアメリカ版です
7/19 日本ではない記事で、リンクがロボット扱いになり、貼れなかったのですが
これが濃い内容なのですが私がカナダ小売りをまとめた内容とほぼ同じでした、ただね。この一文が私には書けない内容で

トレーダーらは7月の利下げを95%って書いているのですね

う~ん。

でめんどくさいので

カナダ 7月の利下げ 可能性 予測
のワードを英語に変えて 一気に調べました
Prediction of possibility of interest rate cut in Canada in July

結果は
情報源と内容

  • Bloomberg: 7月の利下げの可能性を95%以上と予測。消費者支出の低迷やインフレ率の鈍化が要因として挙げられています。

  • Reuters: エコノミストの4分の3が7月の利下げを予想。インフレ率は低下傾向にあるものの、コアインフレ率と賃金上昇率は依然として堅調であると指摘されています。

  • ING Think: 7月に2度目の25bp利下げが予想されています。失業率の上昇とインフレ率の予想を下回る結果が要因として挙げられています。

  • TD Stories: カナダ銀行は、インフレが目標の2%に近づいているため、7月に利下げを行うと自信を持っていると報じています。

  • Morningstar: カナダ経済は依然として高金利による圧力下にあり、年末までに少なくとも2回の利下げが行われる可能性が高いと予測されています。

  • CityNews Vancouver: カナダ銀行は9月まで2回目の利下げを保留し、その後12月に再度利下げを行う可能性があると報じています。

X(旧Twitter)での反応

  • 多くのユーザーが、7月の利下げの可能性について議論しています。

  • 一部のユーザーは、利下げが住宅市場や消費者支出に与える影響について懸念を表明しています。

  • 他方、利下げが経済成長を促進し、インフレを抑制するのに役立つと期待する声もあります。

ネット検索結果によると、カナダ銀行が7月に利下げを行うとの見方が大勢を占めています。利下げの規模や今後の金融政策の行方については、専門家の間でも意見が分かれています。今後の経済指標やカナダ銀行の声明に注目して、規模時期の探り合いではないかと思うのですね

これって、6月のカナダCPIと同じですね。市場期待が大きくて、私より経済に詳しい人たちが、分析したCPIは真逆の結果だったのは記憶に新しいですね

う~ん。で、Xの中で、利下げが経済成長ってのが気になりちょっと深堀です
利下げが経済成長を促進し、インフレを抑制するというのは一見矛盾しているように思えますが、以下のようなメカニズムで説明できます。

利下げが経済成長を促進する理由:

  1. 借入コストの低下: 利下げにより企業や個人の借入コストが低下し、設備投資や住宅購入、消費などが活発化します。

  2. 資産価格の上昇: 金利が下がると、債券価格が上昇し、株式市場にも好影響を与えます。これにより、企業や個人の資産が増加し、消費や投資がさらに促進されます。

  3. 為替レートの低下: 利下げは自国通貨安を招き、輸出競争力を高めます。輸出が増加することで、国内の生産活動が活発になり、経済成長につながります。

AIでまとめました
反対の意見も書いておきます

利下げがインフレを抑制する理由:

  1. 需要の抑制: 利下げは、借入コストの低下や資産価格の上昇を通じて、需要を喚起します。しかし、経済が過熱気味で供給が追いついていない場合には、需要が抑制され、インフレ圧力が緩和されることがあります。

  2. 期待インフレ率の低下: 利下げは、将来のインフレ率が低下するという期待を高めます。これにより、企業や労働者は賃上げや価格転嫁を抑制するようになり、インフレが抑制されることがあります。

ただし、注意点もあります:

  • 効果の発現には時間差: 利下げの効果が経済全体に波及するには時間がかかります。

  • 過度な利下げは逆効果: 利下げが過度に行われると、インフレを加速させる可能性があります。

  • 経済状況によって効果は異なる: 経済状況によっては、利下げが必ずしも経済成長やインフレ抑制につながるとは限りません。

まとめ

利下げは、経済成長を促進し、インフレを抑制する可能性がありますが、その効果は経済状況やタイミングによって異なります。カナダ銀行は、これらの要素を総合的に判断して、適切な金融政策を決定する必要があります。


余談を挟みましたが、利下げすることで、成長をする期待が大きいのも解ります。


つづいて、昨日記事の中でマックレム総裁の会見があったのですが
総裁の気持ちを考えていなかったので見直しです 

マックレム総裁の心境は、以下の3つの要素の間で揺れ動いていると考えられます。

  1. インフレ抑制の継続:

    • インフレ率は低下傾向にあるものの、目標の2%にはまだ達していない。(ほぼ達したと考えている節もある)

    • 特に、食料価格や住宅費の上昇は依然として懸念材料であり、インフレ再燃のリスクが残っている。(事実残っている。FRBと同じでトランプ要因も大きいはず)

    • インフレ期待もまだ完全に落ち着いておらず、賃金上昇圧力が続いている。(失業率は上がっても賃金がどうにもならない)

  2. 経済の減速:

    • 雇用統計や小売売上高など、最近の経済指標は景気減速を示唆している。

    • 製造業PMIも低迷しており、経済の先行き不透明感が強まっている。

    • 利上げによる金融引き締め効果が顕在化しており、景気後退のリスクが高まっている。

  3. 国際的な金融政策との整合性:

    • ECBは7/18の政策金利では利下げをしなかったのが引っかかっているのでは。しかし、FRBも9月の利下げが織り込み始めた

    • カナダドルの過度な下落を避けるため、米国の金融政策との差を考慮する必要がある。

    • ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言と、直接話す時間を持ちたいなど、国際的な金融政策の動向を注視する必要がある。

これらの要素を総合的に判断すると、マックレム総裁は7月の利下げに傾きつつも、その後の利下げペースについては慎重にならざるを得ない状況だと考えられます。

もう少し深掘りです昨日の記事からの抜粋ですが失業率が争点になる可能性も多いにあると思います

抜粋です

失業率は上昇。雇用もやや悪化だけど、正規雇用の時給アップ
なにが起きているのかと
失業率が上昇し雇用が減少したにもかかわらず、時給が伸びた理由はいくつか考えられます。

~~~~のくだりです

これらの要因が複合的に作用し、失業率の上昇と雇用減少にもかかわらず、平均時給が上昇したと考えられます。しかし、この状況は持続可能ではありません。賃金上昇がインフレをさらに加速させる可能性があり、企業の収益を圧迫し、さらなる雇用喪失につながる可能性もあります。

悪循環の入り口にいるってことが重要なのではないかと思います

そんなことはマックレム総裁もよ~く解っているはずです

今はこんな考えではないかと

  • シナリオ1: 25bpの利下げすると決めた場合

    • インフレ抑制よりも景気下支えを優先し、市場の期待に応える。

    • ただし、今後の利下げについては慎重な姿勢を示し、データ次第で判断する姿勢を強調する。

  • シナリオ2: 利下げ見送りにした場合

    • インフレ再燃のリスクを警戒し、追加の金融緩和を見送る。

    • 経済指標や国際的な金融政策の動向をさらに見極める姿勢を示す。

    • 9月の利下げの可能性を残しつつ、市場との対話を重視する。

利下げの場合はけん制発言はする
据え置きの場合は、9月まで考えるという内容になるの

って感じではないかと思うのですね


う~ん。決定的な何かが足りないような気がするな

 多くの市場関係者は、Bocの利下げ確率を高いと言い切っている。
しかし、何かが引っ掛かります

多分というか私の気持ちが、中立なのでしょうね
考えを箇条書きでしてみます
1,カナダドルは6月CPIで高くなりGDP良好でもあまり変われずにトレンド転換した。GDPがカナダドルのピークになった
2,なぜ、GDPでカナダドル高がピークになったのか、その後の指標は悪化が急激に増えた
3,マーケットというかブルームバーグなどの金融関係者はカナダドルのピークを分析で見抜いていた可能性
4,中国絡みで減速、アメリカの利下げ期待
5,ECBが連続利下げしなかった
6,BOEの利下げがまだ不確定
7,しかし失業率の悪化からくる負の連鎖は抑えるのは可能なのか、早い利下げは防御になるはず
8,普通は7月から9月は行楽シーズンなので、小売りが伸びるはずですが、カナダは前倒しで5,6月で安売りが多かったと記憶している。価格高騰で家庭の出費はかなり抑えられる可能性がある。

う~ん。多くのエコノミストコメントと同じ、利下げに傾く内容なかりだな

なんか面白くない
多分ですが、織り込まれてるパターンなのかもしれないですね
それで、今までの経験で歯切れの悪い分析

これは、反転の可能性を前提にトレード分析したほうが良さそうです

今回は結果を見てからかトレードになります
前提ですが
大方の予想通りに利下げをしたらですが、
初動は売られるのはアルゴ取引なので私のようなリテールでは対応は困難だと思います。
その間に声明文を確認してから
タカなら、買い(ただし短時間です)
ハトなら、その日までに売られているのであれば何もしないか最後に書きますがそちらが本命です

もし据え置きなら、買いですが、これも声明文を見てからのほうが無難です

つまり、初動買いの選択。それも発表直前までカナダが売られているならとリスクオンな流れだという条件付き。
明日と明後日で今までの決済でカナダは上がるかもしれませんがそこは我慢してエントリーせず、直前の価格を確認するまでの我慢です

そして、ここからは本命のシナリオです
その後は売られる展開を予測します

条件付きですが売られ過ぎの織り込み済パターンから買われる後に
今回のカナダドルの売りのシナリオです

つまり先日のNZDのCPIトレードを同じ展開を本命と考えています

政策金利発表、声明文確認。
そして今回は会見があります。どうせ、フランス語で何言っているかわかりませんが、カナダドル有意なタカ発言をしてくれたほうが、深押しになり
売りやすくなると考えています

全体的な流れからの判断です。
リスクオフ相場な雰囲気な流れ、夏枯れ相場目前
買って売っての忙しい流れを予想します

これは私が考えたシナリオです
実際にはまったく当たらない可能性は十分に高いです

今回は、初動は見送り声明文判断とファンダ分析を悩ます織り込み済を踏まえたトレードを考えております

経済指標と通貨の動きが必ずしも一緒にならない

そんな感じです
トレードは自己責任になります。ご自身の判断でトレードはしてください

あとがき
 なんて面倒な今回な政策金利。カナダの内容はよくわかるのですが、ここまでカナダドルが売られている内容ですよ、売れないのが本音です。心のどこかに買うシナリオを入れたい願望があったのかもしれないです。しかし実態は中国不景気からのオセアニア通貨下落からのリスクオフ相場の流れ、加えて利下げして、景気後退を防ぐ局面であるなら、カナダドルは買われにくい流れが普通になると思います。相対する通貨はこれが難儀ですね。その時の通貨強弱によります。

以上

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