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中国企業の資金調達戦略と鉄鉱石市場の未来:100ドルの攻防  24/7/23

Yan氏で~す。
インパクト!!!

今日はちょっと見方を変えた回になります
先にダイジェストです

中国企業の転換社債発行額が急増している背景には、資金調達だけでなく、成長戦略や中国経済の活性化といった狙いがある可能性があります。一方、鉄鉱石市場では、中国の需要動向や鉱山企業の生産状況、そして100ドルという価格が今後の価格動向を左右する重要な要素となるでしょう。鉄鉱石市場は、中国経済や世界経済の動向と密接に関連しており、今後の動向に注目しています。100ドルを割ったところで、コスト割れの報道が増えたらロングを狙いたいというお話です


ここから先は本文になります。私の戯言です(笑)

本文

今日はポンドかなっと思ったのですが、この記事に目が留まります
ロイター 7/23

この記事のに内容は

  • 中国企業のオフショア転換社債発行額が急増: 2024年、中国企業は過去最高の140億ドルのオフショア転換社債を発行しました。これは、前年同期比で1588%増という大幅な増加です。

  • 世界全体の転換社債市場における中国企業のシェア拡大: 中国本土企業の発行額は、世界の転換社債発行額全体の22%を占めています。

  • 資本市場の活性化への期待: 中国企業の転換社債発行の増加は、資本市場、特にIPO市場の活性化につながることが期待されています。

  • 国際的な投資家の自信回復: 中国市場に対する国際的な投資家の信頼が回復しつつある兆候が見られます。

  • 日本企業の転換社債発行も増加: 中国だけでなく、日本企業も転換社債の発行を増やしています。

つまり、この記事は、中国企業のオフショア転換社債発行額の急増とその背景、そしてそれが資本市場全体に与える影響について報じています。特に、低迷していたIPO市場の活性化への期待と、国際的な投資家の中国市場への信頼回復が重要なポイントです。だと言いたいようです

ちなみに転換社債とは
 株式に転換できる権利が付いた社債です。企業にとっては、

  • 低金利での資金調達: 一般的に、転換社債は通常の社債よりも低い金利で資金を調達できます。これは、投資家が株式転換権という追加的なメリットを期待しているためです。

  • 将来の株式希薄化リスクの軽減: 転換社債は、発行時に株式を発行する必要がないため、既存株主の株式価値の希薄化を避けることができます。

  • 成長資金の確保: 企業は、転換社債で調達した資金を、新たな事業への投資や研究開発などに活用できます。

といったメリットがあります。

一方、投資家にとっては、

  • 株式の値上がり益の可能性: 株式に転換することで、株価が上昇した場合に利益を得ることができます。

  • 安定した利息収入: 株式に転換しない場合でも、通常の社債と同様に利息を受け取ることができます。

といったメリットがあります。

単に社債とは違い株にできるところがポイントなのですが、中国企業の社債は流石に売れないと思ったのでしょうか?
今回中国企業が転換社債を発行しているのは、資金繰りのためだけでなく、低コストでの資金調達や成長戦略の一環としてアピールしたいのか?
 この辺は解りません。疑ってしまう私にも問題があるのかもしれないですね(笑)
 突っ込むと記事にあるように、中国企業の転換社債発行額が急増している背景には、中国経済の成長鈍化や地政学的なリスクの高まりなど、様々な要因が考えられます。しかし、これらの要因だけで、と断定することはできません。
 より正確な状況を把握するためには、個々の企業の財務状況や発行目的などを詳しく調べ中国企業の資金繰りが悪化しているのか見極める必要があります。

では、なぜこの記事が気になったかというと、
私は最近はオセアニア通貨の記事が多いのはご存じですよね。自然と中国に目が行きます。何回前のYEN蔵さんNYオープンライブ中にその話題を出したので、覚えている方も多いと思います。
 中国の経済を追うってのが難しいのですね。それでどんな感じなのかで気になった次第です。アリババの決算書を読まないといけないのか?中国のIPOも見なきゃいけないとなるとこれは難儀です

じゃ、他にはとなると、単純ですが、商品先物!コモディティーですね

鉄鉱石の話題が出ていたのでちょっと覗いてみます
ちょっと古い記事ですが
鉄鉱石が売られているのはってやつです
ブルームバーグ 24/3/18

 その後
ブルームバーグ 24/7/5 

ブルームバーグ 24/7/23

中国次第になっている現状です
 これだけ見ていると、鉄鉱石は100ドル以下になってもおかしくはないですが、供給側で今回ことがあったので維持しているのかな?
ロイター 7/16

一方こちらは在庫売却に関する内容です。頭が重い鉄鉱石!って感じです
ロイター 7/17

では鉄鉱石の価格の推移を見ています

鉄鉱石 週足

コロナ過でも値崩れはしなかった鉄鉱石。
概略をニュース風に書いてみると(笑)

 2020年3月から2021年6月にかけて、鉄鉱石価格は記録的な高騰を見せました。この主な要因は、世界最大の鉄鋼生産国である中国の需要急増でした。新型コロナウイルス感染症のパンデミックからの経済回復が早かった中国では、インフラ投資や不動産開発が活発化し、鉄鋼需要が急増しました。

一方、供給面では、ブラジルの主要鉱山での生産トラブルや、オーストラリアの港湾での出荷遅延などが重なり、供給不足感が強まりました。これらの需給バランスの崩れが、鉄鉱石価格の高騰に拍車をかけました。

しかし、2021年後半に入ると、鉄鉱石価格は下落に転じました。この背景には、いくつかの要因が考えられます。

  1. 中国の鉄鋼生産抑制: 中国政府は、環境規制の強化や炭素排出量削減目標の達成に向けて、鉄鋼生産の抑制策を打ち出しました。これにより、鉄鉱石の需要が減退しました。

  2. 中国の不動産市場の減速: 中国の不動産市場は、政府の規制強化や大手不動産企業の債務問題などにより、減速傾向にあります。これに伴い、建設用鋼材の需要も減少しました。

  3. ブラジルの供給回復: ブラジルの主要鉱山での生産が正常化し、鉄鉱石の供給量が増加しました。

これらの要因が複合的に作用し、鉄鉱石価格は2021年後半から下落基調をたどっています。

って感じですね。もしYoutubeを始めたらこれを私が言うとなるとちょっと照れます(笑)

余計ない話が多かったですが、ガスと同じで、100ドルを割るとコスト維持が出来ないのではないかと思ったので調べました

確かに
中国やインドなどの一部の小規模鉱山では、生産コストが100ドルを超える場合もあるとされています。これらの鉱山は、鉄鉱石価格が100ドルを下回ると、採算が取れなくなり、生産を停止する可能性があります。

ただし、Vale社のような大規模鉱山企業は、生産効率が高く、コスト競争力があるため、ある程度の価格下落には耐えられると考えられます。また、鉄鉱石価格が下落しても、生産量を増やすことで収益を維持しようとする動きも考えられます。

したがって、鉄鉱石価格が100ドルを下回った場合、一部の小規模鉱山は生産を停止する可能性がありますが、大規模鉱山企業は生産を継続し、市場全体の供給量は大きく減少しない可能性もあります。

また、鉄鉱石価格は、需要と供給のバランスによって決まるため、中国の鉄鋼需要や世界経済の動向など、他の要因にも大きく左右されます。仮に一部の鉱山が生産を停止しても、需要が堅調であれば、価格は再び上昇する可能性もあります。

で大手のコストですが

  • Rio Tinto: 2023年のPilbara Blend(鉄鉱石粉)の生産コストは、1トンあたり21.30米ドルでした。

  • BHP: 2023年の鉄鉱石の生産コストは、1トンあたり19.34米ドルでした。

  • Vale: 2023年の鉄鉱石の生産コストは、1トンあたり20.50米ドルでした。

これらの数字は、あくまで参考値であり、実際の生産コストは異なる場合がありますが、随分と競争力がある価格です。これに輸送費がかかるのですが100ドルでもまだやっている訳ですね

一応この数字は
各社の年次報告書または決算報告書で

  • Rio Tinto: 2023 Annual Report または 2023 Full Year Results

  • BHP: 2023 Annual Report または 2023 Full Year Results

  • Vale: 2023 Annual Report または 2023 Q4 & Full Year Results

各社のウェブサイトでこれらの報告書を検索し、"iron ore" や "cost of production" などのキーワードで探すと、該当する情報が見つけて、AIに解析させたのですね。合っていなくても文句言わないでください

ちなみになぜ、鉄鉱石といえば、中国なのかはこれです

鉄鉱石輸入量

順位国名輸入量(百万トン)
1中国1,107.3
2日本109.4
3韓国63.6
4ドイツ25.9
5台湾21.7
6オランダ19.5
7ベトナム16.9
8イタリア15.7
9フランス14.8
10スペイン12.3

中国が一人で買っているといってもいい状態です
ただ、アメリカが入っていないのですが
 アメリカがランキングに入らない理由が複雑です
 アメリカは鉄鋼生産国であり、鉄鉱石の輸入国でもあります。アメリカがリストにないのは、データソースによって集計方法や対象期間が異なるためと考えられます。アメリカ地質調査所(USGS)のデータによると、2022年のアメリカの鉄鉱石輸入量は約2,400万トン(中国の2倍)でした。これは、世界全体の輸入量の約1.5%に相当し、上位20カ国には入る規模です。ただし、World Steel Association(worldsteel)のデータは、主に製鉄所が直接輸入する鉄鉱石を対象としているため、商社などを通じた間接的な輸入は含まれていない可能性があります。また、2023年の推定値であるため、実際の輸入量と異なる可能性もあります。

鉄鉱石に話がいつのまにかメインになっていましたが、
100ドル割れで、鉄鋼業界の小さな鉱山と販売会社が淘汰されるニュースが多くなったら、価格が上がる可能性があります。
 それまでは100ドル近辺なのかもしれないですね

中国の景気の話をしようと思っていたら、いつものまにか
鉄鉱石の下落幅のお話に変わっていました(笑)

鉄鉱石はニュースをよく読んでいればいずれはロングを取れる機会があると思います。

まぁコモディティー全般も手を出している自分なので面白かったです

そんな感じです

あとがき
通貨が動かないので他の投資に目が行っている自分を理解しています
そんなんで、最近は1万円スキャルを復活させたのですが、これも前を違いエントリーする場合は長期目線になっている自分がいますね
師がユーちぇるさんですかね(笑)
 ドルを売りたいのはもう一人の師であるYEN蔵さんのおかげかもしれませんね(笑)。YEN蔵さんはドル売りが好きなイメージがあります。株のイメージもですが、ショート好きな印象です

以上

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