井本安栄

三人の息子のママ。 元九州在住の大阪人。現在マレーシア住まい。 英語の先生もしています…

井本安栄

三人の息子のママ。 元九州在住の大阪人。現在マレーシア住まい。 英語の先生もしています。 今次の世代をどう育てていけばいいか悩みながらも、最終的に大切にしたいなと思うことを書いています。 著書「子どもが英語好きになっちゃった」https://amzn.asia/d/hRgWTzH

マガジン

  • 自立するためのスキル【生活の基本とお金のこと】

    まずは、とにかく人として生きるスキルを身につけてもらうには?自立するために必要な【生活とお金の基本】をどう教えたらいいか?についてまとめています。

  • コミュニケーションスキル

    私が英語講師をしていることもあり、コミュニケーションスキルは育児の中でも特に大切にしてきました。具体的にどんなスキルを、どのように伸ばしてほしいと思っているか、まとめています。

最近の記事

ゲームのルールを守らせたい全てのお母さんへ。ゴールはそこですか?という話

ゲームのルールを守らない息子 我が家ではゲームとYoutubeは合計で一日2時間まで、と約束している。 しかし、長男は時間を守らない。 何回言っても聞かない。 日本中、いや、世界中よくある話かもしれない。 息子との戦いの歴史 いろんな親がそうであるように、私もゲームの件では息子とあらゆる戦いを繰り広げてきた歴史がある。 ルールを破れば罰則を与えたり、逆にルールが守れたらご褒美をあげたり。 一緒にルールを考えて決めてみたり。「このルールを守ります」と署名させてみたり。

    • 休み時間ゼロ?!海外インターの時間割から考えたこと

      休み時間ゼロ?!これぞカルチャーショック 現在マレーシアのインターナショナルスクールに通っているわが子たち。 先週から新学年がはじまった。 新学年になり、当然時間割も変わったのだが、時間割を見て驚いた。 なんと休み時間がないのだ! 正確には午前中のBreak(30分)とランチBreak(45分)あと帰る前の準備?(15分)はあるのだが、教科と教科の間の10分休みはない。 まず、「え、いつトイレ行くの?」とつい聞いてしまった私。息子曰く、「好きな時にトイレ行きますって言っ

      • 気づいたら子どもを1ヶ月お風呂に入れてなかった話

        驚いた。 気づいたら我が家の2歳の人を1ヶ月近くお風呂に入れていなかった。 ちゃんと説明すると、私が最後に彼をお風呂に入れたのは7月初旬? それ以降はずっと、主に次男が三男をお風呂に入れてくれていた。(2歳の人はちゃんと毎日清潔にしてもらってますのでご安心を) 家事と育児の分担 私は今息子3人とマレーシアで暮らしている。 上から12.9.2歳。 2歳の人をお風呂に入れるのはいつの間にか9歳の次男の仕事になっていた。 我が家では1日1仕事をお約束としており、家事や育児の

        • 海外在住なのにお小遣いを日本円でやることにした話

          お小遣いは月1000円現在私と息子たち(中1・小3・2歳)はマレーシアに住んでいる。こちらに来て2か月目からお小遣い制度を導入。毎月、日本円で1000円ぴったりを上の二人にあげることになった。マレーシアの通貨はマレーシアリンギット(RM)であるが、なぜ日本円でやることにしたのか、という話。 結論から言うと 結論から言うと、為替の変動を身をもって体験してほしかったから。 毎月面倒だが1000円札を一人一枚握りしめ、両替所へ向かう。 身分証としてパスポートを見せ、レートを確

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        • 自立するためのスキル【生活の基本とお金のこと】
          4本
        • コミュニケーションスキル
          2本

        記事

          「で、どうしたいの?」

          自分がどうしたいのかは自分で決める 「それで、どうしたいの?」は2歳から もうすぐ3歳になる三男とショッピングモールを歩いていた時のこと。 彼が、「ママ、疲れた~」と両手を伸ばしてこちらを見ている。 私はそこで抱っこをする…わけではない。 2歳半を過ぎたころから「疲れたの?それでどうしたいの?」と聞くようになった。 きっかけは 学生の頃、あるファストフード店でサラダに虫が入っていた。 私はすぐカウンターにもっていって、「すみません、これ…。」と差し出した。スタッフ

          「で、どうしたいの?」

          驚愕!海外インターの終業式

          今年4月、息子たちが海外のインターナショナルスクールに入学した。 早いもので通い始めて3ヶ月が過ぎた。 今日が終業式。 いろいろ驚愕したので記録。 式はない いわゆる「終業式」というセレモニーはない。学校のカレンダーには、「The last day of the term」=学期の最終日 と書かれているだけ。 全校生徒が集まったりもないし、校長先生のお話もない。各クラスで過ごす。(授業時間が設けられていてもほぼ自由時間らしい。) 成績表はPDFファイルで 今朝次男の担

          驚愕!海外インターの終業式

          忙しすぎる日本の中高生

          私が子どもとマレーシアに来た理由の一つが、子どもの、そして私が子どもとの、「時間と心の余裕」を作るためだった。 この記事にも書いたのだけれど、とにかく、日本の学生は忙しすぎる。 例えば中学生。朝6時に起床。学校の後部活に行って19:30帰宅。その後習い事や学校の宿題に取り掛かり23:00就寝。こんなスケジュールが当たり前らしい。 え?いつ遊ぶの?? 当時6年生だった長男が4月からこんな生活を当たり前に送るのかと思うと気持ちがふさいだ。本人ではなく私が。 そして、「みん

          忙しすぎる日本の中高生

          画期的!インターナショナルスクールの新学年準備

          新学年への準備マレーシアのインターナショナルスクールに通っている長男と次男。イギリス式のインターナショナルスクールなので、夏休み明けの8月後半から新学年へ移行する。つまり今6月は、日本でいうと3学期も大詰めの2月ぐらいの感覚。そろそろ次の学年が見えてきたころ。 先日、新しい学年の担任とクラスメンバーが発表された。純粋に「あ、もう発表されるんだ。」と驚き。 でもよく考えたらこれってすごくいいことじゃないか?親も子も安心して新学年を迎えられるいいシステムだなと思ったので、紹介が

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          「保育園のお迎えに行ってきます」に何て返す?

          先日私が、「(三男の)お迎えに行ってくるねー」と言ったとき、12歳の長男が「お願いします」と答えてくれて、後からじわじわ幸せだった話。 「保育園のお迎えに行ってきます」と言われたら、何て返す? 子どものいる方に質問。 パートナーが「お迎え行ってくるね」と言ったらなんて返しますか? もし自分が言ったら、なんて返されますか? うちは以前、夫の返事は「はーい。」「いってらっしゃい。」あたりが定番だった。 でも3年ほど前から「お願いします。」に変わった。(夫の行動変容については

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          ゲームを取り上げられて途方に暮れる子どもと、子育て真っただ中に自由時間をもらっても途方に暮れるママの話

          ゲームを取り上げられて途方に暮れる息子 その日、訳があって、息子たちはゲームを取り上げられた。 いつも5時間ほどしていたゲームが突然できなくなった。 途方に暮れる息子ら。 「何したらいいの~~??」 「お母さん、何したらいい~~??」 「はぁ?他にいろんな遊びあるやろ。好きなことしたらええやん!!」 と言い放った瞬間、ふと思い出した。 子育てで忙しい時に自由時間をもらっても途方に暮れた私 自分が第一子の子育て真っただ中だった頃。まだ息子が一歳になる前だったと思う。 夫

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          不自由さを体験することの本当の重要性

          インターネットの通信障害マレーシアに来て一か月。初めてのインターネットの通信障害。 全然ネットにつながらない!!ピンチ! そこで感じたこと。 日本に暮らしていると避けられない?!自分を支配するものとは 日本にいると電気、水、電話やネットなどインフラのダウンって災害時以外はほぼない。あったらニュースになるほど。 そういう環境にずっといて、それが当たり前と思って生きていると、「万能感」「有能感」が知らぬ間に自分を支配してくる。 電気や水、ネットだけじゃない。24時間開いてる

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          子どもを海外のインターナショナルスクールに入れて本気でよかったと思うことベスト3

          ①友達の幅が広がった国籍、年齢、文化を超えて これはインターナショナルスクールに入ったのだから当たり前といえば当たり前なのだけど、入学して一週間で、「今日は中国人の友達ができた」「インド系の友達が親切にいろいろ世話してくれる」「今日はフランス人とサッカーの話で盛り上がった」「日本人の子とご飯食べた」などなど、まぁ毎日いろんな人と関わってんだな、と感心する。 日本で地元の公立中学に通い普通に中学生生活していたらたぶん3年間通っても出会わない人たちと、最初の5日間で出会っちゃ

          子どもを海外のインターナショナルスクールに入れて本気でよかったと思うことベスト3

          1.1.2 お金を稼ぐ・使う

          別にお金持ちにならなくてもいいけど、とりあえず食っていける大人に育てなきゃなと思います。 お金の教育って大事だけど・・・ 子ども向けのお金の教育って今流行りだけど、その多くが「お小遣い帳をつけよう」とかいうやつで、収支管理や計画性の大切さを教えるものだったりします。もちろんそれも大切なんですけど、個人的には「稼ぐ」、「使う」、「管理する」の三点セットで教えるべきなんじゃないかなぁと思ってます。特に私がまず教えたいなと思う「稼ぐ」と「使う」について我が家の事例をご紹介します

          1.1.2 お金を稼ぐ・使う

          4.1.1 危険なことをさせる

          母親には理解不能な男の子の冒険心 男の子はとにかく「危ないことほどやってみたい」らしい。 息子たちが小さいときも、「とにかく階段から飛び降りたい。」「滑り台は下から登りたい。」「木の枝を振り回したい。」そんな事ばかり。 こういうことは多くの母親には理解しづらいことなんじゃないでしょうか。男の子を持つママ友と会えば「危ないことしかしない!!」といつも話してました。 でもちょっとしたケガはよし、というぐらいで冒険させたほうが、あとあと本人のためになることもあるのかなと最近は思

          4.1.1 危険なことをさせる

          欲しいものがわからない長男と、迷わず深海魚のぬいぐるみを買う次男の話

          欲しいものがわからない長男先日お誕生日が近づいた長男に「誕生日プレゼントは何がいい?」と質問したら、「今欲しいものがないんよなぁ。」と言われました。 そういえば、去年のクリスマスプレゼントを聞いた時も、(我が家はサンタさんを卒業済)長男は「今欲しいものがない。」と言ったので、「じゃあ欲しいものが決まったら教えて。」と言ったきり、半年ほど経過していたのでした。 ま、今満たされているということだろう。ならいいよね。ってその時は流していたのですが…。 突然のゲーム課金要求 そ

          欲しいものがわからない長男と、迷わず深海魚のぬいぐるみを買う次男の話

          やり投げ 北口榛花選手の金メダルに思う、子どもが複数のスポーツに挑戦できる文化を作ることの大切さ

          やり投げの北口選手が世界陸上で金メダル2023年、世界陸上で北口榛花選手がやり投げで金メダルを取った。その後も、9月に自身の持つ日本新記録を再度更新。躍進が止まらない。特に陸上に詳しいわけでもないが、彼女の経歴を見ていてふと母として考えたことがあったのでまとめてみたいと思う。 北口選手の経歴 彼女は小学校時代はバドミントン(全国大会で優勝)、中学生では水泳とバドミントンの二足のわらじ、高校進学時には水泳をしていたが、陸上部の先生に誘われて、やり投げの道に入る。それでもしば

          やり投げ 北口榛花選手の金メダルに思う、子どもが複数のスポーツに挑戦できる文化を作ることの大切さ