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1.1.2 お金を稼ぐ・使う

別にお金持ちにならなくてもいいけど、とりあえず食っていける大人に育てなきゃなと思います。

お金の教育って大事だけど・・・

子ども向けのお金の教育って今流行りだけど、その多くが「お小遣い帳をつけよう」とかいうやつで、収支管理や計画性の大切さを教えるものだったりします。もちろんそれも大切なんですけど、個人的には「稼ぐ」、「使う」、「管理する」の三点セットで教えるべきなんじゃないかなぁと思ってます。特に私がまず教えたいなと思う「稼ぐ」と「使う」について我が家の事例をご紹介します。

稼ぐ

まず、「稼ぐ」について。
我が家はお小遣いは自分で仕事をして稼ぐことになっています。
簡単な家の仕事(食事の配膳、洗濯物を自分でタンスにしまうなど)は当たり前の仕事として無償でやりますが、少し時間と手間がかかる家事(お風呂掃除、洗濯ものたたみ、食器洗いなど)は、成果報酬制でお金を支払っています。
この成果報酬ってところが大事。成果を上げれば上げるほど報酬も増える。だからより成果を出そうとする工夫が生まれるわけです。

お風呂掃除、通常100円

ただ「お風呂掃除しました。」だけなら普通のお手伝い
でも、「お風呂掃除しました。床も磨きました。排水溝もきれいにしました。ついでに普段洗わないお風呂のふたも洗いました。最後は鏡とカランをふきあげています。お風呂の栓をしてすぐにお湯をためられますが、もうためましょうか?」ここまで来たらもう大人と変わらない(なんなら私がやるよりずっとレベル高い(笑))立派な仕事で、報酬も前者の3倍ぐらいあげてもいいかなって感じです。

ついでに、「ここに工夫してます!」「これだけのクオリティで仕事してますよ!」っていう説明も報酬の増減にかかわるので、プレゼン力もあがる。という一石二鳥。

同じ「お風呂掃除」でも、人にはできないレベルでやるから、人とは違うことをするからこそあなたの仕事に価値が生まれるのだ、ということを家庭内で経験しておくと、社会に出たときの仕事への向き合い方が変わるんじゃないかなと思います。ひいてはそれが稼ぐ力につながるんじゃないでしょうか。

ちなみに長男に(当時小3)この「付加価値をつけること」について話をしたら、今日マッサージするからお金ちょうだいと言ってきました。マッサージ始める前に温タオル用意してくれて、(これ私的にポイント高い)ちょっと暗めの照明にして毛布かけてくれて、最後ハーブティー出てきたから、「そうやで!そういうことやで!」って言っていつもの3倍払いました(笑)

マッサージ後のサービス 「やるやんか、、、」

あと、テレビだと「プロフェッショナル」とかね、「情熱大陸」とかね、本だとジュニア版まんが「プロジェクトX」とかね、人を幸せにするためにかっこよく仕事してる大人をたくさん見せることも意識してます。ジュニア版まんがプロジェクトXのシリーズは大人も面白いからおすすめ。人のために一生懸命仕事してたら勝手に報酬はついてくるから。(そういう世の中にしていきたいよね。)


使う

次に、「使う」について。お小遣いを稼いだら、いっぱい使ってほしい。
自分で稼いだお金の使い道を自分で決める経験をしてほしいからです。

例えば、長男は、「ゲーム欲しいけど、風呂掃除〇〇回分かぁと思うと、慎重になる」と言っていました。稼ぐことと使うことはいつもセット。ただ与えられるお小遣いだけだと、この葛藤は生まれない。
自分で稼いだお金を有効に使いたいという気持ちや、モノを買うか買わないか決めるための自分なりの基準を探っていく経験は、大人になるまでにしていて損はないのかなと感じます。

次男は欲しいものがあると迷わず全投資できる人で(詳しくはこちらの記事)しかもすぐ買いに行くタイプ。その時は新品を買うんだけど、後からリサイクルショップで買えば中古だけど半額で買えることを知って落ち込む、という経験をしたこともあります。
「こっちのほうが安く買えるよ。」とか、あえて情報はこちらからは教えない。それも勉強。自分が頑張って稼いだお金だから、真剣に悔しいし、それはめちゃめちゃいい学びになる。

あとはネットショッピングも一回やっておくといいかも。
「思ってたんと違う・・・」っていうものが届いたりするから。
長男は一度ゲームのコントローラーか何かをめっちゃ調べてネットで買ったものの、思ってたのと違って怒ってました。で、そういう時にどうすればいいか、とかね。そういうことも学びです。

「使う」について一番大事なことは、絶対に親が口出ししないということ。自分で稼いだお金は自由に使えるというのが大原則。親から見たら「こんなしょうもないもん買ってどうすんねん?!」っていうものを選ぶことも多いけど、それは絶対言わない。

自分で選ばせる。
自分で買って満足する。または、失敗して後悔する。その先に学びがある。




自分が英会話スクールを起業したことで、子育てにおいて、より「自分で稼いでいく力」を意識するようになったんだと思います。わが子に英語は全然教えてあげれてないけど・・・(笑)まぁ、英語より大事なこといっぱいあるからね。
著書↓




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