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運動で頭が良くなる!?

運動が脳に与えるすごい影響

最近の科学研究によると、運動が脳の健康と機能に良い影響を与えるかもしれないと言われています。
今回ご紹介する研究として、2017年に「Translational Psychiatry」に掲載された論文「Effects of aerobic exercise on brain metabolism and grey matter volume in older adults: results of the randomised controlled SMART trial」があります。
この研究は、高齢者を対象に行われたもので、有酸素運動が脳の代謝と灰白質の体積にどのように影響を与えるかを調査しています。

研究の背景

高齢者における認知機能の低下は、脳の体積減少と関連しています。
認知機能とは考えたり記憶したり、理解したりんかの能力のことです!
この研究では、定期的な有酸素運動が脳の構造にどんな影響を与えるのか調べていて、その中で脳の体積がどう変わるかなどを調査しています。

主な発見

研究結果によると、有酸素運動を行った高齢者グループは、運動を行わなかったグループと比較して、脳の代謝が活性化し、特に記憶に関連する海馬の領域の灰白質が増加したそうです!
つまり、記憶力の向上が見られたということで、これは運動が脳の健康を保ち、加齢による認知機能の低下を遅らせる可能性があることを示してます!

運動の効果

運動によって脳内で生成される神経栄養因子が増え、これが神経細胞の成長と修復を促進します。
また、運動はストレスホルモンのレベルを低下させ、抗炎症作用を持つことも知られています。
これにより、脳の健康が全体的に向上し、認知機能が保たれるといった仕組みです。

まとめ

この研究から、特に高齢者にとって、定期的な運動が脳の健康を維持し、老化に伴う認知機能の低下を防ぐための効果的であることがわかります。
あくまで対象が高齢者と限定的ではありますが、若い人でも少なくとも運動には脳機能に対してポジティブな効果があることは期待できそうですね!!
運動は、私たちの精神的、認知的な健康にとっても欠かせないものだと言えます!

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参考文献
 Effects of aerobic exercise on brain metabolism and grey matter volume in older adults: results of the randomised controlled SMART trial

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