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【詩集】

69
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2024年6月の記事一覧

同じ季節を過ごしてた!!

同じ季節を過ごしてた!!

大袈裟な言葉がいつもある
トランクの黒い鏡に映る空
一口食べたカヌレの甘さ
時の流れは戻らないことを
知っていながら笑っていた

大袈裟に語るとすれば
同じ季節を過ごした瞬間は
叶わぬ夢に染まり
嘘を纏った現実
静かに言うならまた会おう

微笑むために目を細め
涙を流す姿を見つめる
本当の言葉を言えない
やはりできない
そんなことを思ってしまった

けんけんぱ

けんけんぱ

夏の午後、ガードレール超え  
縁石の上、けんけんぱと歩み  
花の香りが鼻先をなぞり  
遠くで揺れる影帽子

確かに過ごした夏の日々  
思い出に満ちた情景を彩る  
陽光が踊る風景を胸に刻み  
懐かしみに包まれた夏の心

空は青く、雲は白く  
太陽が微笑みを届ける  
その光景を胸に刻み  
夏を永遠と勘違いしてしまう

以上です。

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