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僕はおととい、午前に役所に行って相談した後、午後にも予定があったので、家には帰らず、コンビニでパンとおにぎりを買って公園のベンチで食べた。僕は色々あって、これからどうしようとか生きていけるかな?とか自分のこの先の道のことなどを考えたら気持ちが沈んでいた。そしてイライラもしていた。

実は僕は前に出会い系アプリで知り合った人と会って、お金の貸し借りをしていた。相手から突然「貸して」と言われたり、お店で商品をレジまで行ってレジについた時に「払ってほしい」などと甘えてくるように言ってきた。いきなりだったので、自分もテンパってしまい、貸したり代わりに払ったりしてあげた。相手も「次会う時には絶対に返すから」と言っていたので、その時、自分は相手を信じていた。
でも、お金は返ってこなかった。


貸し借りは犯罪ではないので、詐欺なのかも分からない。例えば、お金をよく借りる性格の人もいれば、本当に病気な人、いわゆる買い物依存症の人もいる。僕は最初はそう思っていた。
しかし、メールのやり取りで僕は「半分ずつでもいいから次会う時は返してください」と頼んだが、相手は「もらったと思ってた、今は難しい」などと言っていた。これで返ってこないというのがわかった。言ってることが違ったのだ。それで、まずは電話で警察に相談して区役所に相談した。
この事件は7月の話だ。

それから約1ヶ月後(現在)まだ解決はしていない。
当分お金は返ってこなさそうだし、警察や弁護士と話したりして、これから大変そうだ。
正直めんどくさい。もちろんケースワーカーや親にも相談した。
そして、そのおとといは、そのケースワーカーに相談した後だったのだ。だから気持ちが沈んでいたのだ。正直相手もそうだが、使った出会い系アプリの会社にも腹が立っている。男性が有料で女性が無料のおまけにサクラや業者が多いからだ。そして、すぐ動いてくれない警察や国も腹立つし、無能だと思っている。ひどい時は神様にも腹立つと思う時はある。僕は多分平等主義者だと思うので、不平等や不公平が許せないところがある。

そして、この時、子供の頃よく観ていた、あるドラマを思い出した。

そのドラマは

「この物語は、悪魔のような鬼教師に、小学6年の子供達が戦いを挑んだ一年間の記録。」

どこかで聞いたことあるだろう。

「いい加減目覚めなさい」

そう、2005年に放送された有名なドラマ
「女王の教室」という学園ドラマだ。

このドラマは、天海祐希さんが演じる「阿久津真矢」という先生がいた。その先生は強権的な態度でクラスを支配する女教師であるが、でも、本当は優しい教師だ。
もう今となっては、当時より厳しい時代になっているので、教育的に良くないなど、スポンサーに苦情が来る可能性が高いという理由で、きっと放送できないだろう。
でも、個人的には、今こそ再放送して国に教えるべきでは?と思っているドラマだ。

そして、僕は阿久津先生の名言を思い出した。

「いい加減目覚めなさい。
日本という国は、そういう特権階級の人たちが、楽しく、幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで、成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる?
今のままずっと愚かでいてくれればいいの。
世の中の仕組みや不公平なんかに気付かず、テレビやマンガでもぼうっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険な所へ行って戦ってくればいいの。」

まさに今のことだ。
この言葉は今の日本にぴったりで、怖いくらい予言が当たっていて、後半の言葉に関しては、僕に対して言ってるようにも聞こえた。

言ってることが一致していて、正直気持ちが落ち込んで、何もかもイライラしていた。
この感情をどこにぶつけていけばいいのか正直わからなかった。
でもこのドラマを国に見せたい、この名言を聞かせたいと思った。

そう考えながらお昼は公園のベンチで食べていた。
色々考えながら食べている時に、スズメが僕の近くに飛んできた。
その時に僕はスズメにパンくずを投げた。
きっと僕はストレス発散したかったんだろう。
でも、不思議だ。お金も払ってるし、少しずつ自分のご飯も減っていくのに、なぜかショックやイライラはしない。出会い系で知り合った人とそれと似たようなことはしていたのに。
やっぱりスズメだと可愛いから癒されるからなのか?
僕はおにぎりとパンを少しずつ食べながら少しずつスズメにパンくずを与えた。
そしてスズメが集まってきた。
実は鳥に餌をあげたのは子供以来だった。
子供の時は何も考えずに餌をあげていて楽しかったが、大人になって久しぶりに餌をあげてみると色々考えるようになった。そして、スズメのご飯の取り合いを見た突然、こう思うようになった。

「鳥の世界でも争いはあるんだな」
「平等や公平ってなんだろう?」
「暑い中、寒い中、雨の中、雪の中、生きるために餌を探したり、ヒナのために一生懸命餌を探したり、巣を作ったり、カラスに気づかれないように自分や子供を守る。まるで人間界と一緒だな」
「他の鳥たちは自分で一生懸命餌を探してるのに、僕はここにいるスズメたちに特別扱いをしている。それって不公平じゃないのか?」

と思ってしまった。

でもこの時も阿久津先生の後半の名言がどうしても離れなかった。

そして餌の取り合いを見た僕はで1匹目のスズメがご飯をくわえて飛んでいき、取られたもう1匹のスズメは何か悲しそうに見えたので、もう一個パンくずを投げた。しかし、また別のスズメに取られた。
そして、最後のパンくずとなった。
これを僕が食べるか、取り合いで負けたスズメに与えるか考えた。
でも、やっぱり可哀想だったので、そのスズメに与えた。そしたら、今度は取られることなくパンくずをくわえて飛んでいった。
僕は自分のように嬉しかった。

しかし、そのまま公園から出て、立ち止まった。そして、こう思ってしまった。
「スズメに餌をあげたら、そのスズメたちは、僕が餌を与えたことによって、人間という動物が怖くなくなってしまうんじゃないか?」と

そう考えると僕は「餌を与えたスズメたちに申し訳ない」と同時に「特別扱いしてしまった他の鳥さんたちにも申し訳ない」と少し罪悪感を感じながら歩いた。

みなさんも貸し借りには気をつけてください。
本当に信用してる人には「お金を貸して」なんて言いません。自分を守って大切な人も守り、お互い助け合って、ずっと仲の良い関係として生きてください。

生き物たちの世界も難しいですね。
争いだったり捕獲されて食べられたりするところを見ると辛くなります。子供の頃は助けてあげろよと思ってました。でも、仮に助けたりすると、今度はせっかく獲物を捕獲して食べようとした、要は一生懸命、自分の力で捕まえた獲物を人間に邪魔された。そう考えると今度は食事がなくなってしまった生き物が可哀想に感じてきます。なので、人間は両者とも決して助けようと手を出さないであげてください。食べようと思ったけど食べれなかった生き物、生きたかったけど逃れなかった生き物。
辛いかもしれませんが、それが現実なんです。
だから見守るか、見るのが辛かったり結果が見えてしまった場合は、その場から離れてください。
そして離れた時に心の中で「頑張ったよ」や「ゆっくり休んでね」などと言ってください。
きっと向こうでは、元気で羽ばたいてると思います。

※この話は全て実話です。
しかも最近なので、正直、毎日苦しいです。
でも、僕も前を向いて頑張りたいと思います。
光が見えるといつも信じてます。🍀

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