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お客さま同士が「つながる・共有する・貢献する」インフォコム危機管理サービスユーザー会2022開催のお知らせ

こんにちは、デジサス編集部の藤田です。

2023年3月3日(金)にインフォコムの「エマージェンシーコール」、「BCPortal」およびBCP支援サービスをご利用いただいているお客様をお招きし、オンラインにて「ユーザー会2022」を開催する運びとなりました。

ユーザー会は、危機管理に関する情報を共有する場として、回を重ねるごとにご利用企業様の輪が広がっています。
お客様による基調講演やユーザー事例の発表もありますので、今後の危機管理対策の参考になると思います。
ご都合が合うようでしたら、是非ご参加ください。

ユーザー会2022の開催概要


・日時:2023年3月3日(金)15:00~17:30(14:30受付開始)
・場所:オンライン開催
・対象:インフォコムのサービスをご利用中のお客様
・主催:インフォコム株式会社
★ユーザー会2022へのお申し込みはこちら

今年のユーザー会のテーマは、「つながる・共有する・貢献する」です。
それぞれ下記のような意味合いが込められています。
繋がる :業種・業態・地域・利害を超えて、危機管理に関するお困り
     ごとやお悩みごとを気軽に相談できる関係を築く
共有する:危機管理に関する考えやアイデアを共有することで危機管理
     対応向上をめざす
貢献する:皆様と一緒に「危機対応」のあり方を進化させ続け、危機に
     強い社会にする

※危機管理ユーザー情報共有会も同様のテーマで開催しております。詳細はこちらの記事をご覧ください。


ユーザー会2021の様子(オンラインで開催)
ユーザー会2019の様子(オフラインで開催)


第1回ユーザー会を振り返る


振り返ってみると、ユーザー会は2012年から毎年開催してきました。
ユーザー会を開催するに至るまでの経緯、またその中から第1回目のユーザー会の内容を振り返り、以下にまとめましたのでご紹介いたします。

2010年当時、お客様からインフォコムの「エマージェンシーコール」の利用事例を聞きたいとのお声をいただき、2011年3月後半に初めてユーザー会を開催する予定で準備を進めていました。そんな中、3月11日に東日本大震災が発生し、各企業の危機管理担当者は対応継続中とのことで急遽中止といたしました。

約1年後の2012年2月17日に、改めて第1回ユーザー会を開催しました。内容は東日本大震災での対応の振り返りを中心としました。
以下、第1回目のユーザー事例発表と基調講演の内容を抜粋してご紹介いたします。

ユーザー事例発表

ユーザー事例は、仙台にある企業様に発表いただきました。
2003年5月に発生した三陸南地震(M7.1)を経験し「エマージェンシーコール」を導入されていました。

<仙台本社の様子>
2011年3月11日14時46分 東日本大震災が発生。
事務所は震度6弱を観測しました。

事務所の壁面の“緊急地震速報”が点灯し、「震度2、20秒前」と表示されましたが、次第に震度表示が2→3、3→4と変化したため、ただ事でないことを察知し周りの社員に危険と避難を呼びかけました。
事務所内に居た社員は、ヘルメットを被ったり、机にしがみついたり、扉を開放したりと、防災行動を取ることができました。
長い地震動の最中に停電が発生。事務所内は薄暗くなりました。
ビル管理会社の管内放送により、非常階段を下って外へ避難しました。
非常用階段は非常灯の光が弱く、ほとんど足元が見えず手探りの状態で階段を下りました。
周りのビルからも避難してきた人たちで歩道がごった返していました。
街は停電状態で、信号も作動しておらず、交差点などは車の交通で混雑していました。
その後、ビル内は立ち入り禁止となり、約1時間ほど外で待機していました。すぐに雪が降り始め、気温が下がり始めていました。

通信状態が麻痺し、携帯電話も殆ど繋がらない状況です。
一体どれだけの被害なのか、情報が取れないため全く状況が分からない状態でした。一部の人が手回し式ラジオを持っており、
「どこかで津波がきているらしい」と情報を掴んでいた人もいました。

通信は殆ど繋がらない状況ではありましたが、エマージェンシーコールからの安否確認連絡が届いていたため、各自安否回答をしました。
中には社内に携帯電話を忘れた者もいましたが、代理登録や人手で点呼を取って、社員の安否を確認しました。
あの大震災の中、地震発生から約2時間後には社員全員の安否を確認できました。

<東京支社の様子>
3月11日、社長と管理部長は東京に出張中のところ、震度5弱の地震が発生しました。
すぐに安否登録を行いました。状況確認のため本社へ電話を掛けましたが、繋がりません。その後エマージェンシーコールの管理画面から、社員全員の無事を確認できました。遠隔地からでも、社員の安否を確認することができました。

震災後、防災強化のために下記3点実施しました。
①半年に1回の安否確認訓練の実施   
② 防災袋の配布
 以前から配布していたヘルメット・軍手に加え、
 防塵マスク、非常携帯食3日分、携帯トイレを入れた防災袋も配布。
③緊急連絡網の配布
 社員の非常連絡網、得意先の連絡リストを配布。

基調講演

『東日本大震災・現場から学んだこと』
~大規模複合災害への備え&ヒューマンエラーの防止~

<概要>
・東日本大震災の振り返り
・大規模災害時のトラフィックコントロールについて
・先人の教え「津波てんでんこ(津波からの避難についての標語・合言葉)」について
・首都直下地震の被害想定について

最後に


第1回ユーザー会は東日本大震災の一年後ということもあり、実際に災害を経験して各企業様で対応されたことや「エマージェンシーコール」に対する率直な意見も共有いただきました。参加いただいたお客様には、他社の取り組みや事例を知ることができる有意義な会になったとのお声をいただきました。
今年開催する「ユーザー会2022」でも、基調講演や2社様によるユーザー事例講演も予定しております。 ⇒ユーザー会2022の詳細・お申し込みはこちら
是非、今後の危機管理対策の参考にしていただければ幸いです。


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