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オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

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2020年4月の記事一覧

カラスが気になる

最近、隣のお家の屋上でなにやらカラスがいそいそと活動しておりまして、その動向が気になって仕方がないkittyでございます。 夕方にカラスの動きは活発になるようで、日が沈み始めると、kittyは窓際に釘付け。 kittyを抱っこしているときに、カラスがやって来ますと、kittyの身体の向きをどれだけ変えようとも、首だけはインドの舞踊のように一切動かず。 彼女と僕は意図せず発見したkittyの得意技に釘付け。 カラスの活発な動きを、kittyにとってはテレビのようなエンタ

彼女の秀逸な一言。 He looks like a middle aged man doing a video call for the first time. kittyと仲良くお家時間を楽しんでいた彼女から送られてきた写真なのですが、かわいらしいなあ、そう思って眺めておりましたら、彼女から上記の言葉が補足されまして、ふふ、マスクの下に笑みが溢れてしまいました。 どうやってインカメラにするの?こう?こう?なんていじっていて、ようやくできたと思ったらこの角度で顔が突如と

素直じゃないなあ

抱っこされるとき、たまに少しばかり逃げるふりをするkittyでございますが、本心から逃げたいと思っているようではないよう。 というのも、彼女がcome hereと言いながら、逃げるふりをしたkittyを抱き上げますと、すぐに、本当にすぐに、手になにか魔法の粉でも付いているのかな、そう思わずにはいられない早さで、彼女の上でとろけ始めます。 さっきの逃げる姿勢はなんだったの、そう笑わずにはいられないとろけ方。 ですので、逃げる"ふり"。 素直じゃないなあ、とは僕の頭に浮かぶ

思いやり

リビングには、kitty専用の小さなベッドがございまして、2脚ある椅子の両方が、彼女と僕に占領されているときは、kittyは椅子の上で眠ることを諦めて、ベッドの中へそろそろと入っていきます。椅子の上がベストなようではございますが。 先日も、kittyは僕たちを窺いながらベッドに身体を入れて、すやすやと眠りに入っていきました。 それからしばらくしてではございますが、僕が寝室へ、彼女がシャワーへ、それぞれkittyの眠るリビングから出て行くというタイミングがやって来まして、僕は

押し付け

kittyの眠りにまつわる全てが愛らしいものであることは間違いないのですが、僕の腕の中で眠ってくれているときに、突如として目を覚まして、こんなところで寝ている場合じゃない、そう考えているかのように頭をぶるんとして起き上がって、遠くにとことこ行ってしまうのは、空を抱く腕を眺めながら、寂しい思いがいたします。 僕が腕を動かしたりして、kittyの睡眠を妨害してしまったということが明らかな場合は、そうだよね、ごめんよ、そう思えるのですが、ただじっと眠るkittyを眺めているだけの

目と懐と

kittyの大きな目はぐっと目力がありまして、見つめるには大変魅力的なのでございますが、その大きさゆえに、と言ってよいのでしょうか、kitty自身の毛が目に入ろうとも全く気にしていないようなのでございます。 僕の感覚からいたしますと、というよりは多くの皆さま方がそうだとは思いますが、睫毛の一本でも目の中に入ろうものなら、涙が流れたり、違和感で目が開けていられなかったり、なにかしらの影響は受けてしまいます。 目に入った虫等は目の後ろ側に溜まっていくなんていう恐ろしいお話を純粋

毛繕い

普段kittyに触れるのは、彼女と僕の2人だけでございまして、そのことをkitty自身も認識しているようで、昼過ぎの睡魔に抗えない時間帯、ブランケットの下で眠っているkittyにそっと手を触れさせますと、こちらを確認することなく、ごろごろごろと音を鳴らすことがしばしばでございます。 手の大きさ、触れ方等々で、誰に触れられているのか認識しているのでしょうか。 kittyの大好きな抱っこの場合でございますと、顔が向き合っている状態ですので、言うまでもなく、誰に抱っこされている

猫背

kittyの一番好きな体勢は、アンモナイトのように丸まるものか、または、スフィンクスのようにお腹をべったりと地面につけて鎮座するものか、そのどちらかだろうと推測しているのでございますが、どちらにしましても、腕から背中から首から全てがぐるりと弧を描いておりますので、真っ直ぐに伸ばしたくはならないのだろうか、そのように思わずにはいられません。 手と足は定期的にぐぐぐっと伸ばしておりまして、気持ち良いよね、なんてその姿を見守っているわでけでございますが、背中はどうなのだろうかと気

最高のパートナー

朝起きて、おはようとkittyに言って抱き上げた瞬間から、ごふふふーごろごろごろ、勢い良く音を鳴らすことがしばしばございます。抱き上げることを知っていたように。 抱き上げてからはしばらく顔周りを中心にしっかりと撫でてあげるのですが、いつの間にか、僕の手は下の方へスライドしていきまして、ぽよぽよでたぷたぷのkittyのお腹を揺らし始めてしまいます。 小さな頃、スライムと呼ばれるぶるんぶるんの柔らかいものを触るのが好きだった僕でございますが、kittyのお腹は、その柔らかさを

知らないという言い訳

kittyのハッピータイム(おトイレ)に関して、勝手な思い込みを抱いていたことに気がつきました。 普段、僕のハッピータイムは、なんの違和感もなく両方済ませるのですが、kittyがたまに両方済ませていると、珍しい! なんて、「!」マークが付くほどに驚くことが常でございました。 kittyは別々に済ませることがしばしばでございますので、余計に際立って感じていたのでしょうけれど、僕の人間的感覚に当てはめてみますと、至って普通のことなのになんという思い込みをしているのだろう、その

尊重

椅子に腰掛けたとき、kittyがとことこと近くにやって来てくれますと、抱き上げずにはいられない僕でございますが、そこにはいつも少しばかりの後悔がございます。 kittyのかわいらしさに、どうしようもなく手が伸びてしまうのですが、伸びた後のことがいつも頭にないのでございます。 ですので、無意識の欲求に任せて、kittyは腕の中にやって来るのですが、少しして、kittyがとろけ始める頃には、僕は席を立つか、座った状態でも、なにかをしなければならないときが。 かわいらしくとろけ

金色の脳内旅行

今朝はあいにくの天気ですが、ここ数日の朝の素晴らしい陽光のおかげで、kittyは幸せそうに日光浴を楽しんでおります。トイレ、ご飯の時間を除いて、日向ぼっこ。 朝、僕たちがばたばたと出かける準備をしていようとも、kittyに目をやれば、静寂。日差しの下に佇む猫神様のような神々しさ。 kittyの毛の色は、彼女の地毛と似たようなジンジャーでございますので、陽光を浴びますと、細い細い毛先が鮮やかに輝いて、稲穂の揺れる田園風景が思い出されます。 僕の祖父母の家はお米を作っている

kittyの魔法

リラックスする必要があるな、そのように感じるときは、最近、眠っているkittyのお腹あたりをお借りして、そこにおでこをぴたとくっつけております。 この上なくソフトな毛の奥からじんわりと伝わってきますkittyの温かさが大変心地よく、すぐさま心が解かされます。 小さな小さなお鼻をすーすー鳴らしながら、一定のスピードで呼吸をして。 そのスピードに合わせてみると、早くて浅いので、十分な酸素が行き渡らず、深呼吸が必要になってまいります。身体の大きさが違うので当然ですが。 そんなこ

夜中のハッピータイム

ここ数日のkittyは、夜中にハッピータイムを迎えるサイクルを楽しんでいるようでございまして、彼女と僕には、ちゅちゅちゅ、とkittyにお付き合いする時間がやってまいります。 ハッピータイムまでの助走として、家中をあちこちをぶんがーおと鳴いて回る、窓際に飛び乗るために僕たちに飛び乗る、といったことを10分程度行ってから、最終的に、がっがっがっとトイレをの砂を勢いよくかいてから、ハッピータイム突入。 生理現象ですので、どの時間にそれが来るのか予想できませんし、コントロールも