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押し付け

kittyの眠りにまつわる全てが愛らしいものであることは間違いないのですが、僕の腕の中で眠ってくれているときに、突如として目を覚まして、こんなところで寝ている場合じゃない、そう考えているかのように頭をぶるんとして起き上がって、遠くにとことこ行ってしまうのは、空を抱く腕を眺めながら、寂しい思いがいたします。

僕が腕を動かしたりして、kittyの睡眠を妨害してしまったということが明らかな場合は、そうだよね、ごめんよ、そう思えるのですが、ただじっと眠るkittyを眺めているだけのときにぽつんと残されますと、なにかした?そう自問自答してしまいます。

気まぐれなのが猫の素敵なところなのですが、人間的な感覚で言うと、やはり、ねえ、理由が欲しくなってしまうものでございます。いかがでしょうか。

そうは言いましても、僕の行動を振り返ってみますと、なんの理由もなく行っていることも多々振り返ることができますので(例えば空にでこぴんしてみたり)、そういったことがkittyにも多々起きていると考えると、まあね、納得するところではございます。

最近、kittyの行動や仕草に意味を見出そうとしたり、理由を想像してみたり、そういった傾向が強い僕なのですが、そんな僕、好きではないですね。

長くともに時間を過ごしますと、この人はこんな人、そのように型にはめようとする性格を幾分か持っている僕なので、kittyにもそのようにし始めているようでございます。良くない。

そのような自分自身の好きではないところを思い出させてくれて、自省の機会を与えてくれるkittyには大変感謝しております。

kittyがkittyのままでkittyらしくいてくれるだけで、僕はたくさんのことを考え、学んでいるよう。

ありがとう、kitty。

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