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目と懐と

kittyの大きな目はぐっと目力がありまして、見つめるには大変魅力的なのでございますが、その大きさゆえに、と言ってよいのでしょうか、kitty自身の毛が目に入ろうとも全く気にしていないようなのでございます。

僕の感覚からいたしますと、というよりは多くの皆さま方がそうだとは思いますが、睫毛の一本でも目の中に入ろうものなら、涙が流れたり、違和感で目が開けていられなかったり、なにかしらの影響は受けてしまいます。
目に入った虫等は目の後ろ側に溜まっていくなんていう恐ろしいお話を純粋に信じ込んで、恐れ慄いた小さな僕。余談。

そのように、目になにかが入ることに対していくらか敏感だった、敏感な僕の感覚からしますと、目の大きさに比して長いkitty自身の毛が入ろうとも気にしないその感覚は、なにが起きても動じることなく、にこにこの笑顔で受け流してしまうアニメのようなおじいちゃんが想像されて、懐深いなあ、なんて、少しずれたところで感動しております。

僕の睫毛は比較的濃く、よく抜け落ちるのですが、たまに目の中にも侵入してこようとするときがございます。ですので、入ったときは、ぐーと目を閉じて、流されて行くのを待つばかりなのですが、ぐーと目を閉じながら、どしーんとおじいちゃんのようなkittyを思い返してみるのですが、いくら頑張ろうとしても、kittyのようにはどしーんと構えられず、小心者のようにじっと目を閉じて耐え忍ぶのが精一杯でございます。

懐の深さとは全く関係ない事柄かもしれませんが、kittyの目の中に対する異物に対する対応を見て、僕は自らの懐を考える日々でございます。

懐、ねえ、なんなんでしょうかねえ。

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