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経営者・ビジネスリーダーの心技体とは?(第九講) ~経営者はイメージトレーニングするな!?①~

経営経験10年、心理学(NLP、神経言語プログラミング)歴20年、ボディメイク歴5年、MBAホルダーの心技体エクゼクティブコーチのあんそにです。

経営者やビジネスリーダー(以下、まとめて「経営者」と表記)に「ビジネス的成功と人間的成長の支援」を目的として、有益なTipsを発信しています。いつも私の情報発信に興味を持っていただき、ありがとうございます。

初夏を迎えたある日、シンクロニシティを感じました。

8歳の娘は「おしりたんてい」が大好きで、知らず知らず私もおしりたんていの虜になっていたんです。おしりたんていのIQは1104です。これは何と「いいおしり」の語呂合わせだったんです。(文末に続く…)

さぁ、ユーモアとウイットに富んだ冒頭で始まりましたが、本題「~経営者はイメージトレーニングするな!?~」に入りたいと思います。

このタイトルを見て、驚いている人も多いのではないでしょうか?

「経営者は、常に理想の未来をイメージするべきでしょ」

「オリンピックやワールドカップのトップアスリートもイメトレの活用してパフォーマンスを上げてるじゃない」

そう、思っていませんか?

コーチングの世界でも「イメージトレーニング」「ビジュアライゼーション」は鉄板ですし、私も第八稿で以下の記載をしました。

私は、自身にエグゼクティブコーチをつけていましたので、ビジネススキルの視点でもメンタルを好ましい状態にするための視点でも、大事な会議の前には、コーチとのセッションで成功イメージの解像度を上げて、むしろ自信に満ち溢れた状態で難しい会議に臨んでいました。

でも、「イメージトレーニング」「ビジュアライゼーション」を行う前に、そのメカニズムを深く理解しないと、加えて「必要な深さ」に到達しているかを測定できるようにならないと、

効果が中途半端になる、
本来の期待効果(パフォーマンス)を得られない、

リスクがあるのです。

私も35歳からNLPを学び始めた時に、まず目標達成を目的にイメージトレーニングを技法を学びました。初めてNLPを学んだ場所では、「理論はさておき、まず手順通りに体験してみましょう」って感じで…

  • 「まず手順通りにやってみましょう」って、なんかキモイ。

  • セッションルームを出た後、これからの実人生で、本当に効果が表れるのかよくわからない…

  • 体験した後も理論の説明はしてくれない… これは、いったいどういう理論、メカニズムなのか?

  • これでは再現性があるのかもわからないし、人には説明できない。

って、消化不良でした。

私は、第一稿で「MBAとNLPの理論を経営現場で約10年間実践し定量も定性も成果を上げてきました」と記載した通り、「理論と実践」に拘っていたので、複数の場所でNLPを学び、NLP以外の心理学も学び、メタの視点でNLPを見つめる努力をしてきました。

経営者のあなたにも似たような経験はありませんか?

  • 多くの人がイメージトレーニングは大事と言っているけど、理論がまだ腑に落ちていない。

  • 理論もわからずに受け入れたら、他の経営者や社員達からも怪しまれそう。

結果として本当の価値をわかなないまま止めてしまったら、

本当の価値を知っている他の経営者に業績でも人生でも気づかないうちに差をつけられて

しまうかもしれません。

私も、実は同じような経験に悩まされていました。30台の私は、他者との競争意識も強く、

他者比較から生じる欠乏感の裏返しから目標・願望を設定し、もし「イメージトレーニングやビジュアライゼーションを使いこなせたら」といつも考えていました。


経営者のあなたにぜひお勧めしたいのが、「メカニズムを深く理解する」と、加えて「必要な深さ」に到達しているかを自己判定できるようになる、なんです。

実は、今回のタイトルは「イメージトレーニングのメカニズムや必要な深さを理解する前に、イメージトレーニングをするな」という意味なのです。


ここからは私の実例も交えて説明させていただきますが、まずは小難しい理論面を記載します。

子供は理論を理解しなくても好奇心で実践できますが、成人は理論を理解しなければ、本気で実践しようと思わないからです。

メカニズム1:脳はイメージと現実の区別が出来ない。(詳細→第四稿参照)

これは、正確には「脳は」でなく、「無意識(大脳辺縁系・脳幹)は意識(大脳新皮質)で作り出したイメージと現実の区別出来ない」ということです。意識には「時間・空間・人称」の区別がありますが、無意識には「いま・ここ・私」しかないのです。

例として、犬恐怖症を挙げます。

犬恐怖症の方が、意識で「過去に犬に噛まれた体験」の記憶を思い浮かべると、生理現象が起こります。

生理現象とは、恐怖の感情が芽生える、身体が硬直する(筋肉が収縮する)、鼓動が早くなる、呼吸が早くなる、涙がにじむ、顔色が悪くなる(顔面の毛細血管の血流が下がる)、等です。

意識では、「過去の記憶」と分っていても、無意識は「いま・ここ」で起こっている現実と区別ができない(=勘違いし)、現実と同じ生理現象をいま・ここで起こさせるのです。

メカニズム2:A10神経群が前頭前野と大脳辺縁系(側坐核・海馬・扁桃体・嗅結節・中隔・梨状葉)の情動回路をつないでいる。


このA10神経群により、意識で作り出した過去の記憶、将来のイメージであっても、物理空間の物理刺激と同じように脳内ホルモン(ドーパミン等)を分泌させ、行動を促す。(詳細→第四稿参照)

例として、週末のデートを挙げます。

私は、20代のころ金曜日の仕事終わりから一人暮らしの彼女の家に行って、週末を一緒に過ごすことがルーティンだったのですが、金曜日の朝から仕事中でも、前頭前野(意識)でありありと週末の彼女とのハッピーライフがイメージされてしまい、種々の生理現象が起こりました(具体例は省略しますが、犬恐怖症の例を参照すれば凡そ予想は就くと思います)。

大分長くなってしまったので、メカニズム3以降は第10稿で記載したいと思い、本日はこの辺りで終えていきたいと思います。


さて、最後に冒頭の「シンクロニシティを感じた」の続きを記載させてください。

実は昨日、コアな読者2号様(ここではHさんとでもしておきましょう)から「第八稿の冒頭のボケのレベルが低い、もっとレベルを上げないとエンタメ枠のファンが逃げる」という叱咤とも勇気づけともとれるアドバイスをいただきました。

私としては、経営者・ビジネスリーダー向けのゴリゴリのハードコア路線を目指しているので、エンタメ系の投稿はしたくないのですが、クオリティーの高いボケに対する期待にもこたえたい。一晩、ボケを考えに考え抜いた結果、気づいたら18時間24分経っていました。

その時、身体に電気が走り、全身の血が逆流するのを感じました。

18時間24分=1104分=いいおしり。

あ、ちなみに私はマルチーズ所長が一番好きです。

マルチーズ所長

こんな修行中の私ですが、私の投稿に興味を持てたら「スキ」と「ラインアカウントの登録」をおねがいしまっす。
https://lin.ee/rFrjBSW

そして、「心技体」と更に深くつなげていきます。乞うご期待!
最後までお読みいただき、ありがとう座います。(第10稿につづく)

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