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四捨五入をすると60才になるおばさんのソロ旅
その3 タイの植物達を見ながら回顧をしてみたよ(写真多め)編
ワンオペ3姉妹の育児が終了した去年末を皮切りに今年の6月にかけて3度ほどタイへ行きました。それぞれの滞在は約1週間。実際はもっと長く滞在をしたいのですが生活があるので、中々難しいのが現実です。
毎回帰国の日は思いっきり後ろ髪を引かれながら、名残惜しくて心の中で滝のような涙を流しています。
私はタイ滞在中はあまり観光地に足を向けずひたすら街や市場を歩きます。あてもなく歩き人々の生活ぶりを垣間見たり、建物や街並みをずっと眺めているのが大好きです。
そして植物も大好きです。
ご存じのようにタイは東南アジアなので日本では珍しい花や木を見ることができます。
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私はこのオールドサイアムショッピングセンターがある地域「ヤワラート」ことチャイナタウンがとても大好きです。
もちろん地元感が溢れ懐かしい香りがするこのショッピングセンターも大のお気に入りです。店内は「KFC」「DUNKIN’ DONUTS」「SWENSENS」はじめ幾つかの飲食店と屋台があります。
さらにタイシルクを扱うお店が沢山並んでいるので、布好きの私にはたまりません。
痩せたらタイシルクでオーダーメイドをしよう!と思いながら美しい布達を眺めています。
うっかり今、オーダーをしたら布代がとてつもなくかかりそうな気がするので手を出さずにいます。
ヤワラートは莫大な熱気と活力に溢れている地区です。
人と車の多さと騒音に毎度毎度辟易しながらも必ず訪れて歩き周っています。
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去年の12月と今年の3月にタイへ行った時はまだ日本へ入国の際は「コロナの陰性証明書」が必要でした。3回以上の接種をしていればフリーパスで入国が可能だったはずです。しかし私は2回のみの接種。なので帰国が近づくとバンコクの病院で証明書を取得するために検査を受ける必要がありました。
こう書くとそんなに遠い昔のことではないのに、随分と時間が経過をしているように感じます。
3月の検査の時は約束の期日を過ぎても検査結果のメールが来ませんでした。翌日に帰国が迫っていたので、流石にのんきな私も心配になり病院へ行くことにしました。窓口で「検査結果が来ないんです。どうしてですか?」と尋ねたら「ミセス アオ(私の事です)結果はここにありますよ」と言われ、手渡されました。
再度「なんで結果が来なかったの?」と質問したら思いっきり知らん顔をされました。でもこのように「自分には関係がないから知らない」的な態度は私は決して嫌いではありません。
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タイは敬虔な仏教国であり王国です。仏教と王室はとても敬わられています。
バンコクでは「エラワン祠」でタイダンスを見ることができます。
また大小問わず沢山あるお寺にはいつも沢山のお花が捧げられており、お祈りをする人々がいます。
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初めて見た時は1時間位、この木の周囲にいたかと思います。
「キャノンボール・ツリー」(大砲の玉の木)
アニメに出てきそうなこの木にくぎ付けになりました。
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「大砲」なんて少々怖い言葉が使われていますが、実際に上からこの実が降ってきたらひとたまりもないと思います。この木は相当な高さに(見た目の判断ですが10メートルや15メートルはあるのではないでしょうか)成長をしているので落下時のスピードが加わり大変な事になるのは間違いがありません。頭上に注意をしながら観察をする必要がありますよね。
実際に地面には実がごろんごろんと落ちていました。触ってみたら固くごつごつざらざらとしていました。
後日、ネットでこの木について調べてみたところ実の成長にとても時間がかかること、そして臭いが強く食べるのには向かないと書かれていました。
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タイへは6回ほど来ていますが、6月に初めてチェンライへ行きました。
ミャンマーの国境に隣接するこの町は静かで穏やかで過ごしやすく私は大好きになりました。
何より道路の横断がバンコクと違い命がけではありません。
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写真向かって左下の「日々草」は私の腰くらいまでの高さ。
流石南国!
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チェンライの「Baan Jaru(バーン ジャル)」というホテルに宿泊をしました。お庭がとても美しいのは写真を見ていただいて分かるかと思います。
このお庭には可愛い沢山の野鳥が早朝の暗い時間から遊びに来てました。
英語が堪能で穏やかな男性オーナーとシンプルで清潔なお部屋、美味しい朝食などに心の底から感激をしました。
またチェンライ観光についてアドバイスをいただけたのもありがたかったです。
シーズンオフだったのでお客さんはまばらでしたが、違う国の方とお話をするのは楽しかったです。と同時にもっと英会話を頑張らねば…と思った瞬間でもありました。
帰り際にオーナーに「See you next time」と言ってお別れをしました。
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「チェンライ・バスターミナル」
チェンライに宿泊をした理由の一つにミャンマーとの国境がある「メーサイ」という街を訪問したかったというのもあります。
チェンライから路線バスに乗り約1時間半強。
古いメルセデス製のバスを見た時はあまりの古さに唖然としました。ザ・東南アジアを地で行くようなバスは窓もドアも全開にして容赦なくハイウェイを飛ばします。渋滞がないのと風通しが抜群なので、快適そのものですが髪はボサボサ、顔はざらざらになりました。
ミャンマーの人と車が行き交うメーサイの市街地は大きなスーパーや市場があり、日曜日ということもあり大混雑をしていました。
街のいたるところにタイ語とミャンマー語が書かれていたのも印象的でした。
ここからは北部の街「メーサイ」で出会った植物達です。
実は間違えてソンテウ(トラックの荷台を改造したバス)を途中で降りてしまい延々と歩きました。
おかげでゆっくりと周囲を観察をすることができたと思うことにしています。
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木の実のさやのようです。
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まるで日本。
写真は載せていませんが「山岳民族」の観光村にも行きました。ジャングルを切り開いた村は足元は未舗装です。中々アップダウンがありまた広いので歩きごたえがありました。雨季だったため、時々スコールがやってきます。暑さと湿度で汗が後から後から流れてきます。おかげで全部お化粧が落ち、自分の写真を見た時には笑ってしまいました。
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タイのパパイヤは肉厚で甘くて美味しい物が多いですね。日本に戻り自宅付近のスーパーで購入したパパイヤは値段の割に…でした。
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この近くでいのししみたいな子に遭遇。
また大きな大きなダンゴムシの親分みたいな子にも会いました。
観光村はハイウェイからかなり離れた場所にありました。
ホテルのオーナーが言った通り、タクシーをチャーターをして大正解でした。
舗装されているのに激しく揺れる車内からはジャングルを切り開いたと思われる風景が見えます。
今回の旅で山岳民族の人々がミャンマーから逃れてきた事実を初めて知り、複雑な背景を垣間見ました。
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タイに来るたびに発見があります。
訪問をするたびに大好きになると同時に面白いもので日本がとても美しく素晴らしいと感じるのも事実です。
ホテルで出会ったオーストラリアからのソロ男性旅行客が言っていました。
「一人旅は何でも自分でやらなくてはいけないからハードだ。でもいい経験になるよね。」
「本当だね。私もそう思うよ。」と返します。
こんなやり取りもソロだからこそです。
タイで出会った植物を眺めながら、ゆっくりと過ぎた時間や人を振り返る瞬間が大好きです。
そして次の旅のことももちろん考えるのも…です。
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