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シアトル観光1日目

12月27日 1泊目
バンクーバーからシアトル。高速バスで3時間50分。途中、アメリカへの入国審査をはさみ、一時バスを降りるが、3時間50分はさすがに長い。
シアトルに着くころにはケツが痛かった。二つに割れるかと思った。
バスの途中、トキがのどが痛いと言い出す。ホストマザーから風邪をもらったかもしれないと。
トキはマスクをしていない。すでにバスの席で隣同士、さっきからずっと至近距離で話している。幸先が悪い。

昼頃にシアトルに到着すると、まずは荷物を置きに宿へ。
Airbnb(エアビーエヌビー)という一般の人が旅行客に宿を貸すシステムがある。それで予約した宿だ。今回はシアトル在住のスコットさんの所有するマンションの一室を2晩借りた。家感はありながらも、めちゃくちゃきれいだった。部屋も広いし、ベッドも二つある。そして何よりオシャレ。値段もホテルより手ごろなので、最高。これから滞在はAirbnbにしようと思った。写真を撮り忘れた。

それから、宿に荷物を置いて、パイクプレイスマーケットへ。

パイク・プレイス・マーケット

地元の新鮮な野菜や海鮮や、お土産屋やレストラン、何でもある。シアトルと言えばここ!みたいな観光名所だ。年末でホリデーシーズンだからなのか、人、人、人。
とにかく人が多い。とりあえず少しぶらついて、目的のレストランへイン。

シーフードレストラン『アセニアン』

このレストラン、メグ・ライアンとトム・ハンクス主演の「めぐり逢えたら」という映画のロケ地になったらしい。元々、それで行ってみようと話になったのだが、なにせ我々、その映画を知らない。ただのミーハー心である。
お店では2階の窓辺の席を案内され、海が眺められる。あいにく天候は雨だが、それでも景色は良かった。
フィッシュアンドチップスとクラムチャウダー、ビールを注文。
まだなんにもしていないが、「おつかれ」と言ってビールを乾杯。

その後、パイクプレイスマーケット内にある名所ガム・ウォールへ。
ここはくっそ汚い観光名所である。過去一、衝撃を受けた観光名所かもしれない。なにせくっそ汚い。

ガム!
ガム!!
ガム!!!

人が噛んだ無数のガムがそのエリア一帯の壁にくっつけてあるのだ。とにかくガム、ガム、ガム。四方八方の壁が誰かの噛んだガムで埋め尽くされている。トキも「きったねえ、きったねえ」とやたらきったねえを連呼していた。たしかにきったねえ。ほかの外国人観光客も「Ew~(うえ~)」などと言っていた。
しかし、その光景には圧倒された。
写真を撮る人たちもいっぱいいれば、近くにガムボールマシーンがあるので、そこで買ったガムを噛んで壁にくっつけている人たちもいる。なんだこれ。さすが海外だと思った。やることがクレイジーである。間違いなく今回の観光で一番の衝撃スポットだった。

汚いガムウォールのあとは、人気の観光スポット、スターバックス1号店へ。

スタバ1号店。茶色のロゴが1号店のロゴ。

スタバはシアトル創業である。スタバ1号店はシアトルの中でも超人気の観光名所だ。基本的にこの店舗はコーヒーのテイクアウトと、グッズの販売のみ。中に席はない。
僕らは特にスタバが好きという訳でもない。しかし、1号店というプレミア感と限定グッズという響きが、我々のミーハー心をくすぐった。
あいにく店の前には長蛇の列が出来ていた。人気ということは知っていたが、こんな並ぶとは思っていなかった。しかし、思ったよりも、列は早く進んで、1時間も並ばなかったと思う。
夏などの観光シーズンはもっと列がヤバいらしい。さすがに何時間も並びたくない。オフシーズンに来てよかった。
トキは1号店限定ウォーターボトルを、僕は1号店限定マグカップを購入。ミーハーブラザーズは大満足。

僕の購入した1号店マグカップ。「限定品」という言葉が何より気持ちいい。

それから一旦、土産を置きに宿に戻り、再度、外へ繰り出す。

夜はスペースニードルへ。

シアトルのシンボル『スペースニードル』

事前にネットで見ていた写真からして、スカイツリーぐらい大きいのかなとか思っていたが、実際に見てみると思ったより小さい。少し京都タワー感がある。
夜景がきれいだというので、てっぺんまで昇ることにした。もちろんエレベーターで。エレベーターで上に登っていく際に添乗員がいるのだが、てっぺんまで登りきるまでに一通り景色の説明をしてくれる。
ただ、びっくりしたのは、その説明のスピードが尋常じゃないぐらい速い。スペースニードルはそんなに高いタワーでもないので、てっぺんへ到着するまでの時間が割と短い。なので、添乗員はエレベーターがてっぺんに到着するまでにとにかく急いで説明を終えなければいけないので、めちゃくちゃ早口なのだ。リモコンで早送りしてるんじゃないか?と疑ったほど早かった。普通の人間はあんな速度で言葉をしゃべれないだろう。
説明はありがたかったのだが、そんな早口だったこともあり、結局説明は1ミリも分からなかった。でも少なくとも印象には残った。

夜景は超絶キレイだった。

障害物のせいで、せっかくの夜景が少ししか見えない
こんな写真しかなかった

今まで見た夜景の中でもトップクラスにキレイだったかもしれない。シアトルはかなり都会なので、もう街の光量が半端じゃない。これにはかなり感動した。てっぺんのスカイデッキでは外のテラスにも出れるようになっているでそこでたくさん写真を撮った。料金もそんなに安くなかったが、その価値はあったかなと思う。

そして、帰りにコンビニでビールとポテチ、それと日本食レストランでから揚げをテイクアウトし、宿へもどった。
宿に戻るとトキが「なんか熱が出てきたかもしれん」と言い出した。
「大丈夫?」と聞くと「まあ大丈夫や」と言っていったが、「なんか腰と膝も痛い」という。
明らかに全然大丈夫ではない。
とりあえず晩酌も早々に切り上げ、僕の持っていたパブロンをトキにあげて、トキは早々に寝床についた。
僕もそう言いつつビールやらコーヒーやらで、ホテルに帰ってくる前からなんか腹の調子が悪かった。胃がグネグネしている。
初日から、二人して体調を崩すとはもはやネタである。不調ブラザーズだ。
しかし、体調はともかく、観光的には初日から良い出だしではあった。
なんとか2人とも夜まで持ち堪えて良かった。

以上

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