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”中学生練習日誌”_「声掛け」が一瞬で変えたこと

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前回の投稿”ポジティブな声掛けをしよう!”の続編です。

《前回投稿の振返り》
”言葉”は、時に勇気を与えてくれたり、時に傷つけたり、強い力を持つもの。
だからこそ、”声掛け”は、ポジティブであることが大切です。

そこで今回は、”声掛け”をテーマに、先日の地元中学校ソフトボール部練習であった出来事を記載したいと思います。



●最初に目にした光景とは

今回4ヶ月ぶりに地元中学校ソフトボール部の練習に参加させて頂きました。4月に新学期が始まり、新1年生も10名近く入部し、部の人数も増え、上級生の士気も上がり盛り上がっていると楽しみにしてました。
しかし、私の目の前の光景は、チームの雰囲気は、何となく”静か”な感じ。上級生の3年生、2年生もあまり言葉を交わすことなく、チームとしての一体感みたいなものをあまり感じない雰囲気(違和感)でした。

●その影響について

私が感じたチームの雰囲気が影響するものは、選手(生徒)一人ひとりの”やる気”と”成長”を阻害する可能性があることです。ましてや、期待に胸を膨らませ入部してきた新入生にまでも良い影響を与えないことです。

●取組み(何をやったか)

①観察と分析
私は、選手(生徒)の動き、表情やしぐさ、声掛けなど、しばらく練習の様子を見守りながら、私の感じた”違和感”の理由を探しました。
(違和感の理由)
 1)動き
  →(表現は悪いが)ダラダラしている
  →守備もエラーが多い ※繰り返す
 2)表情やしぐさ
  →笑顔が少ない
  →楽しそうじゃない
  →目に元気がない
 3)声掛け
  →そもそも声掛けが少ない
  →言っても声が小さい(何を言っているか聞こえない)
  →良いプレーを”褒める”声掛けがない
  →ミスが出た際の”励ます(元気付ける)”声掛けがない
  →チームメイトを注意する(ミスを責めるような)声掛けが多い
  →学年間の会話がない(3年生⇔2年生)
②私から選手(生徒)への働き掛け
 1)選手を集め、やることの意思統一は図る
  →今の”声掛け”の状態と、それがチームに与える影響を説明
  →”声掛け”を変えていくことを全員で共有
 2)ネガティブな声掛けを禁止する
  →なんで?どうして?とミスを責める
  ※出来ていないこと/出来なかったことを声に出して言い合う
 3)ポジティブな声掛けを徹底する
  →良いプレーがあれば、どんどん褒める
  →ミスした時は、とにかく励ます(責めない)
 ※何を言うかは、自分で考えさせる

●一瞬で変わったこと

 1)ポジティブな声掛けが増えたこと
  →ナイスプレー!ナイスボール!ナイスラン!など
  →~しよう!、出来る!、大丈夫だよ!
  →~をやっていこう!
 2)表情”笑顔”が増えたこと
  →褒められる、励まされるで気持ちが明るく、前向きになれる
  →自分に自信が持てるようになる
 3)チームの雰囲気が一変し、明るくなった。元気になったこと
  →ポジティブな声掛けをする方、される方の双方が元気になれる
※そもそもポジティブな声掛けとは、どんなものなのか?どうすれば良いのか?を知らかった、慣れていなかった感じがしました。

●最後に

(前回の内容) ※継続すること
・自分たち自らが口汚いヤジを言うのをやめましょう。
・ポジティブな声掛け(言葉)は、選手に自信を生み、良いプレーを生みます。
・相手を「褒める」に慣れ、「褒めて育てる」を大事にしていこう!

(今回のまとめ)
教える側(指導する側)が選手(生徒)へのポジティブな声掛けを徹底する
です。
お手本がなければ、選手(生徒)が学べる機会もありません。
上級生が学べなければ、それを下級生へも教えることが出来ません。
ネガティブな声掛けは不要です。そこから何も生まれませんし、選手の成長にも繋がらないばかりか、自信を失わせる機会になる可能性があります。また期待に胸を膨らませ入部してきた新入生をも、その良くない雰囲気に染まってしまうかもしれません。絶対にあってはならないことです。

中学生は思春期で難しい時期です。それだけ色んなことを繊細に、敏感に感じ、目の前で起こる事に強く強く影響を受けます。
とは言え、みんな、ネガティブを望んでいるはずがありません。
みんな、基本的には”素直で、真っ直ぐ”なんです。ポジティブで、明るく、一生懸命になれる何かを望んでいるはずです。
そういう”素直で、真っ直ぐな気持ち”を正しい方向に、正しく表現出来るように導いてあげられるサポートが大切だと私は思います。


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