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野菜よ。きみは何科であるのか?


みんなのフォトギャラリーより、ハスつか様から写真をお借りしました。ありがとうございます。とても野菜感をだしたかった。記事から伝わる野菜感をだしたかった。なに言ってるかわかりませんが、とにかく野菜があって、野菜っぽいのがほしかったんです。本当になに言ってるかわかりませんが、そんな感じです。だいたい写っているのはパプリカ・ピーマン・ブロッコリー・カリフラワー・かぼちゃ・紫キャベツ・にんじん・じゃがいも白菜…紫と白が特徴的な小玉キャベツみたいなのと、濃くて赤いにんじんみたいなのがわからない…。たぶん違う名前も含まれてますね。間違っていたら、すみません。遅くなりましたが、写真の果物部分を削り、すみませんでした。
野菜大好き。(わからない野菜があるにもかかわらず)


野菜愛を語ったところで。


野菜好きの方も、野菜嫌いの方も、特に野菜になにも感じていない方も、野菜をとることを躍起になっている方も、私のおはなしをききに来てくださり、ありがとうございます。


喋々(ちょうちょう)ともうします。
どうか、よろしく。


さて、今日は野菜のおはなしです。私は、ごはんを食べるのが好きですが、特に野菜をたべないと生きていけません。


「野菜=子どものきらいな食べもの」の定番のようですね。
悲しいことです。

世間には、いろいろな野菜の絵本があるというのに…。

一つだけご紹介します。



タイトル ぞろりぞろりとやさいがね

作者 ひろかわさえこ

出版社 偕成社

感想

いわゆる怖い絵本かと思いきや「悪い仕打ちにあったからといって、相手はわざとやろうとしたわけではないのだから、うらむのはよくない」と、人生訓のような内容も含んでいる。
まずは自分が変わることよりも「相手を思うきもち」「正しい知識の獲得」が大切であり、それこそ失ってはいけないものだろうな。

ただし、それは相手を信用できるかにかかってくるあたりが、人間としては難しいところ。
まあ「いっしょに執念深くなにかにつきあってくれる人=信用たる人」というふうに私は考えました。

いろいろな野菜が出てくるので勉強にはなる。私は野菜が好きなくせに旬がわからないので、野菜をみるには夏っぽいが、どうなのだろうか。

意外と難しい漢字もでてくる。本文ではなく絵にでてくるので、漢字の勉強もできそう。

あと、怖い本ではない。フードロス的な観点から、SDGsにも入れていいんじゃなかろうかと勝手に思っている。

話のオチとしては、コンポストを使う気がするのだろうが、まあ、それは穢れた人間のいいぶんである。

絵本は楽しく読みましょう。野菜が歩いているだけで、かわいかったよ。




おはなししたいのは、このことではなく。

どうやったら、子どもに野菜への興味をもたせることができるのか、です。








野菜に興味をもつには?→「科」を使おう!


かくいう私もナスが食べられなかったのですが、今はおかしなぐらい食べてます。

ナスはナス科の野菜です。

この「科」とは、生物における分類学でつかわれるものの一つです。
この記事では「姿かたちは違うけど、同じ仲間なんだよ」くらいの認識で大丈夫です。


私は、ピーマンやジャガイモという野菜が大好きで、普通に食べていました。

実は、ピーマンもジャガイモもナスも、「ナス科」の野菜なんですよね。
好きになるわけです。



まあ違いますが「そのときがくるくる」だったと。
流れで児童書を一冊ご紹介します。


タイトル そのときがくるくる

作・すず きみえ
絵・くすはら順子

出版社 文研出版

小学1年生以上が対象の絵がいっぱいな可愛い童話。
ひと夏の男の子の成長をえがいています。

嫌いな食べ物もいつか食べれるようになれるよというはなしである。
ただし、人によってはアレルギーもあるからねというのが、ちゃんと奥付に書かれています。

『そのときがくるくる』いい言葉ですね。
はなしの展開も現実味があって、大好きです。
なお、作者の「すず きみえ」さんは、これがデビュー作です。

今後の作品も楽しみだなあ。



まあ課題図書で有名ですね。

ちょっと気になって、今の子どもたちの嫌いな野菜について、調べてみました。

いろいろなサイトを適当にみた結果、かなり取り上げられている野菜がバラバラな気がしました。

全体の印象としては、「きのこ」「葉もの野菜」「変わった食感をもつ野菜」「においが独特な野菜」などがランクインしている気がしました。

まあ、「きのこ」はおいておくとして。

「葉もの野菜」や「変わった食感をもつ野菜」や「においが独特な野菜」については、「科」で調べると面白いのではないかなーと。

ちょっと、試しにやってみようと思います。
今回は私の好きな「葉もの野菜」で。




だいたいの「葉もの野菜」を「科」で同じ「なかま」どうしまとめてみる。




よくみる「葉もの野菜」全般

・キャベツ
・レタス
・ニラ
・ネギ
・はくさい
・ほうれんそう
・こまつな



まあ、多くてもややこしくなるだけなので、このくらいで。
Googleで調べると、こうなりました。




アブラナ科

・キャベツ
・はくさい
・こまつな



キク科

・レタス



ヒガンバナ科

・ニラ
・ネギ



ヒユ科  ※アカザ科とよばれていたこともある。

・ほうれんそう




はい。
なかなかに面白いですね。
「キャベツ」と「はくさい」って同じなかまなの? という感じがします。


ぽつんと一人だけになっている野菜たちがいるので「ヒユ科(アカザ科)」と「キク科」について、ほかにメジャーな野菜がないか調べてみました。




・キク科で有名そうな野菜たち。

 しゅんぎく(きくな)、ごぼう、ヤーコン




・ヒユ科(アカザ科)で有名そうな野菜たち。

 とんぶり、ビーツ、おかひじき



こんな感じですかね。
メジャーなものもあれば、地域性が出ているもの。
なんかお洒落なものもありますね。


野菜嫌いな人は、きっと、野菜の「科」を調べると親しみやすくなるかもしれませんよ。

あと、やってみたら面白そうなのは野菜の原産地を調べることですかね。
これだけで、自由研究できそうです。
世界地図に、ここから野菜がきたんだよー、みたいな感じで写真をぺたぺた貼るだけで、それなりのができそう…。というか、やっている子供がいるかもしれませんね。

すごく手間はかかりそうですし、野菜好きの子はやらないだろうなあ。
果物でやっても面白いと思います。
確か、私は日本原産の果物は「柿」だけだと知って、衝撃を受けた記憶がある。確か「梨」は中国から来てます。


食べれない! 好きになれない! という場合は、調理方法を変えるしかないのかもしれませんね。

あとは、親しみやすくするとか?
ポケモンの登場人物のほとんどが植物からとられているらしいですし、ここで紹介した「ヤーコン」という野菜も、渋いおじさまのキャラクターがいますしね。


まあ、でも。
「そのときがくるくる」を待つのが、正しいのかもしれませんね。
食べられないのを辛く思っている子であれば、特に。





きのこは野菜?


そうそう、「きのこ」たちを話題からはずしたのには、理由がありまして。
「科」ではなく「界」が違うとか、いやいや「植物」だろうとか、喧々諤々な感じですね。
つまり「植物?」みたいな感じなのだろうなと。

まあ、料理するぶんには、私は植物あつかいにしています。


じゃがいもは、野菜じゃない! (ものすごく炭水化物を含むから)

大豆は、野菜じゃない! (ものすごくタンパク質を含むから)

と同じ理屈かと。


なお、じゃがいもは炭水化物を多く含むことで有名ですが。
さつまいも・かぼちゃ・ごぼう・レンコンも、けっこう炭水化物が多いです。ごぼうとか、レンコンは知ったときには驚きましたね。

野菜は身体にいいから食べよう!
と考えている人は、野菜ソムリエを勉強するのが手っ取り早いのかもしれません。

まあ、私も時間がないときはサプリ的ななにかをよく食べていたりするので、大きなことは言えない…。

あと、野菜はすぐにダメになる…。
葉もの野菜は特に…。


これから、料理をはじめる方は葉もの野菜には注意しましょう。
あと、野菜をなんでもかんでも冷蔵庫にいれるのはダメだったりするらしいです。食品ロスの前に、野菜の保存方法の知識を勉強せねば…。


とりあえず、私はカレーの材料となる、にんじん・たまねぎ・じゃがいもさえ、そろえておけば、なんとかなるんじゃないかなと思っています。

全部、腐りにくい。根菜は特に強い気がする。気がするだけ。
腐りにくいから、腐らないわけではないです。
気をつけましょう。


今回はこのくらいで。
ご縁があれば、またお会いしましょう。


あ、最後に紹介した絵本と児童書の情報をのせておきます。
誤字はない。たぶん。自信がない。


絵本


タイトル ぞろりぞろりとやさいがね

作者 ひろかわさえこ

出版社 偕成社





児童書


タイトル そのときがくるくる

作・すず きみえ
絵・くすはら順子

出版社 文研出版



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