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電子書籍×ゲームブックいいやん

ゲームブックという物の楽しさを最近知った。

存在自体は子どもの頃から知ってはいた。

読書をする人でも馴染みがある人は少ないのではないだろうか。

本を読みながら、選択肢を自分で決め、指定されたページへ飛ぶ。

この工程を繰り返し行い、クリアを目指すという物だ。

一体何が楽しいのか、と思うことだろう。

僕も最近まではそう思っていた。

本なんだから、スラスラ読ませてくれよ。

ストーリーを楽しみたくて読んでいるんだからと。

むかし、家にドラクエかアークザラットかのゲームブックがあった。

当時は何が面白いのか理解できずにペラペラページをめくって終わっていた。

挿絵のページを探しては理解しているつもりになっていた。

指定のページに行くまでに別のページが見えてしまうことが問題だと思う。

最近、電子書籍でもゲームブックがあることを知り、さっそくダウンロード。

さっそく読み始める。

指定されたページの箇所をタップするだけで、そのページへ飛べる。

これは便利。

ページをめくる手間がないので、ストーリーに没頭できる。

別のページに目を奪われることもない。

今までゲームブックが苦手だった人でも電子書籍ならサクサク読み進められるだろう。

こどもでも親しみやすくなるはず。

しかし、すぐにゲームオーバーになる。

選択を間違う率が高い。

いじわるだ。

いわゆる死にゲー。

何度もやり直すことになる。

電子書籍でよかった。

紙の本ならはじめのページに強い折り目が付いたことだろう。

しかし、電子書籍でいかに読みやすくなったとはいえ、読書する人が減っていると言われる昨今では、とっつきにくさは特級だ。

でも何度も死んでは読み返すことになるので、普通の小説を読むよりも、その本に掛ける時間は増え、内容もよく覚えることができ、コスパはかなりいいと言える。

読書が苦手なこどもにもおススメかも。

普通の1ページから始まって当然のように、1ページずつめくっていく本に飽きたら、一度はゲームブックを体験して欲しい。

ゲームと読書の中間といった感じか。

普通の小説よりもより想像力がないと楽しめないかもしれないが、いつのまにか没頭していることだろう。

もうそのページは見飽きたよと思えるにはゲームブックの醍醐味だ。

普通の本は同じページを読み返すことはあまりない。

まだまだ電子書籍では種類は多くないが、読者層が増えれば本の種類も増えるだろう。

さぁみんなで読書の中で冒険開始。

死んでも諦めるな。

選択肢はどんどん狭まり、いつかは正解にたどり着ける。

失敗を選択したからこそ、そのページを開くことが出来たのだ。

正解を導き続けることが、ゲームブックにおいては一番損をしていると言えるだろう。

子育て中で、幼い子どもの前でテレビゲームをすることがはばかられる人は、是非ゲームブックを読んでみよう。

本を読んで博識ぶりながら、ゲームを楽しむことができる。

僕は冒険の続きにでるので、このへんで。

ではまた。

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