数字に惑わされるな 自分のスタイルをつらぬけ！

数字というのは全世界共通の言語であり 嘘をつかない。

よくビジネス書などではこう語られる。
はたしてそうだろうか。

たしかに、何かを対比したり サイズ感を把握するには数字は重要な指針となる。
でも僕たちが普段触れている数字に関してはどうだろう。

毎日 計測している睡眠スコア。
ダイエット時には毎日同じ時間に計測する体重。
昨日 投稿したnoteの記事のスキの数。

これらの数字はあてにならない。

睡眠スコアが昨日より増減しているからといって、自分が体感できるような変化はない。

体重が昨日よりも少し増減しているからといって、自分が体感できるような変化はない。

記事のスキ数は自分では自分ではコントロールできない。

ここまではまぁいい。

その数字に対して自分で判断して納得していれば問題ない。
でも、その数字からネガティブな感情が沸き起こるとしたら？
その数字を計測していることに意味はあるのだろうか。

睡眠スコアが昨日よりも悪い。
体重が昨日よりも100gも増えている。
スキが前回の記事よりも少ない。

こうやって数字のせいで昨日の自分を責めていないだろうか。

昨日 ゲームの誘惑に抗えず夜更かしをしてしまった。
昨日のアイスが悪かった。
記事の内容があまりにもしょうもなかったか。

数字として目の前に提示されることでネガティブな感情が想起されている。

自らネガティブを獲得しにいくストロングスタイル！
変態かな？

そんなことはすぐにやめてしまおう。

計測をすることをやめてもいい。
数字に対する認識を改めてもいい。
とにかく、数字の増減で一喜一憂しない。

そんなことで僕らの一日は変わらない。
変わってたまるか。
さぁ変革の時。

数字を変化させることに意識を集中してはいけない。
数字はあくまでも目安であり、参考にする程度ならいいが 依存してはいけない。

睡眠スコアなんて何を基準に判断しているのか把握していないのに、過度に信用することは危険。
占いと同じぐらいに考えよう。
数字が良かったら少しうれしい。
悪ければ明日は良くなればいいな。
これぐらいの感覚で十分だ。

体重に関しては、そもそも体重の増減が健康に直結しているわけではない
体重はその人によって適正な値は違う。
だから自分の平均体重は〇〇だからと謎の基準を目標にする必要はない。
自分の体調が良い体重を調べる為に 毎日体重を計測するのはとても有意義だと思う。

記事のスキに関しては、難しい問題だ。

人によってはスキが少なくなると、やる気を失ってしまう可能性もある。
逆にスキの数が増えることに情念を燃やして記事投稿のモチベーションにしている人もいるだろう。
noteクリエイターの数だけスキ数の捉え方は千差万別。
でもスキが少ないからといって自分の記事が駄文だ、などと卑下する必要はないと思う。

読者は記事を読む時間が限られている。
記事は毎日すごい数が量産されている。
読者がそもそもあなたの記事に辿り着いていない可能性が高い。

だから自分の努力ではコントロールできないことに一喜一憂しても意味がない。
無心でとにかく投稿するのだ。
ひとりでも読んでくれたらいい。
ひとりでもスキしてくれたらいい。
そんな初心を思い出してみよう。

とにかく、数字で僕たちの価値が決まるわけではない。

今日の僕の睡眠スコアは89点だった。
かなり高得点だ。
だから質のいい記事が書けるはず。
これで駄文だったら、僕にとって睡眠スコアは意味のないモノとなってしまう。

こうして明日の朝 この記事のスキの数を見て一喜一憂している僕がいるだろう。

え？
さっき一喜一憂するなって言ったばっかり？
言ったけど、できるとは言っていない。

僕はこれからも数字を気にして一喜一憂することだろう。
人間そんなにすぐには変われない。
でもそういう自分もスキでありたい。

え？
矛盾したことを言うな？

自分で記事の内容を否定するストロングスタイル！

僕は常にそうありたいと思っている。
自分がいつも正しいと限らないからね。

ではまた。