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新婦のおばあちゃん

先日、友人の結婚式に行ってきた。
新型コロナウイルスで2度も延期になって、さらにそのあと、ご家庭の事情も重なって。
開催自体どうなるか心配していたけれど、なんとか開催されたことが自分のことのように嬉しい、そんな1日でした。

今回、実は初めて1人での参列。
これまで友人と一緒に参列する結婚式しか経験がなかったので、はたして1人で楽しめるのか?どんなふうに過ごしたらいいかな?と少々不安でした。

共通の友人が来られなくなったことを事前に知らせておいてくれた新婦には感謝。
しかも席に着いてみると気を遣ってくれていて、私と同郷の新婦の友人が隣に!
おかげで話は盛り上がり、新郎新婦との写真も一緒に撮らせてもらったり、感想を交わしながら料理を味わえたりと、しっかり結婚式を満喫できました。
(本当に、よくしてくださってありがたかった)
 

もう一つ、結婚式を楽しめた理由があって。
反対側の隣には新婦のおばあさまが座っていた。
新婦にそっくりでニコニコかわいらしいおばあさま。

新婦は昔から足が早かったこと(その後、陸上部で活躍!)、兄妹喧嘩はとても手をつけられないほど激しかったこと、ご親戚に同じく私と同郷の方がいることなどなど...色んなことを嬉しそうに話してくれた。

私には、子どものころからおばあちゃんがいない。
結婚したことをこんなにも嬉しそうに、昔のこともしっかり覚えていてくれていて、愛をもって語ってくれるおばあちゃん、素敵だなと思った。

そして斜め向かいには新婦の叔父さんが。
(改めて思うと、友人の結婚式でご親戚の方と同席になるって、なかなかなくないですか?レアな経験!)
叔父さんは顔を真っ赤にしてたっぷりお酒を飲まれていて、きっと嬉しくて嬉しくてお酒も進むんだろうなと伝わってくるくらいニコニコしていて、楽しそうで、新婦の学生時代の話を話したり、逆に聞かせてと尋ねてまわったり。
とにかくずーーーっと喜びオーラが溢れていて、叔父さんを見ていると、私も相乗効果でますます嬉しくなって。
想い合うあたたかいご家族なんだなぁと心がホッコリ。
  

たまたま1人で参列してご親戚と同席になって、初めはすごく緊張したけれど。
気まずい雰囲気にならないように話しかけなきゃ!なんて思っていたけれど(正直どちらかというと、ネガティブな)。
こんなにもハッピーオーラを分けていただけるとは思ってもみませんでした。

これまでももちろん、たくさんのお祝いの気持ちを持って参列してきましたが、その中でも特に強い気持ちを真正面から浴びて、結婚式ってこういうものなんだとちゃんとわかった気がします。

お披露目とかお祝いしてもらう場でもあるけど、思い切り喜びを分かち合うための場というか。
新郎新婦が主役だけど、お祝いの気持ちを表現する場でもあって、そうすると参列者が主役にもなり。

喜びと幸せと祝福ががたくさん溢れた素敵な結婚式でした。
本当におめでとう!!!

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