その捉え方、あってる?〜地域食堂・子ども食堂とは〜
こんばんは。田舎の作業療法士の難波です。
寒くなったり、暑くなったり、
気候の変化が凄いですね。皆さんも体調にはお気を付けてください。
今日は自分がしている
地域食堂・子ども食堂
について話します。
地域食堂・子ども食堂って知っていますか?
話では聞いた事がある。なんとなく。という方がほとんどだと思います。
むしろ、初めて知った!という方もいるかと。
子ども食堂のはじまりは、東京都大田区にある「気まぐれ八百屋だんだん」の店主であった近藤博子さんが2012年に作ったのが始まりです。 「子ども食堂」を立ち上げたきっかけは朝ごはんや晩ごはんを当たり前に食べられない子どもの存在を知ったことだと話されています。
じゃあ、食べ物に困っている人しか参加できないの?
言い方が違いますし、それだけではないです。
「しか」ではなく「も」参加でき、全ての人が対象です。
厚生労働省の子ども食堂応援企画にて、NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ・理事長・東京大学先端科学技術研究センター特任教授 湯浅誠さんは
「子どもの貧困対策」と「地域の交流拠点」
という2つが活動の柱があると話しております。
ちなみに、地域食堂は子どもを中心に地域の様々な人が集う居場所、多様な人や社会資源が繋がる場とされています。
”繋がり”と”居場所”
は僕と母が行っている地域食堂でも大切にしている理念でもあります。
一般的に国の政策は「この年齢、この属性に所属する、この所得の人に対して、このサービスを提供する」という仕組みになっています。きめ細かな支援を行ううえでは必要だと考えますが、財政が逼迫しているなかで、課題が多様化・複雑化している状況において、対象者を絞り込んで的確な支援を行うというアプローチは難しいのが現実です。
その点、子ども食堂は子どものためだけではなく、子育て中の親、ボランティアの高齢者や若者など多くの人にとっての居場所となっています。子どもの貧困対策、子育て支援、介護予防、虐待予防など多機能を持つ場所になっているのです。
実際に地域食堂に参加してくださる方々も、
「楽しいから」
「美味しいから」
「友達、みんなと会いたいから」
「色々経験したいから」
ととても素敵な理由で来てくださいます。
やっていて思ったのが、「貧困」の捉え方です。
食事が満足にとれない、お金が無い、という食事面、金銭面が全てと思ってました。しかし、一番は、
心の貧困
が重要で改善するべきであると気づきました。
あくまでも僕の考えですが、どんだけお金持ちでも、そのお金を使わなければただの紙ですし、それを使って一人で満足するって寂しいな、心が貧しいなって思います。
自分の今あるお金を、
大切な人と楽しいことに、大切な人の笑顔のために、素敵な未来・将来に使う
その方が断然ワクワクしません?
人を想う気持ち、人との繋がり、自分の意志を持ち発信すること
これは全ての人に無限に与えられている権利であり財産であると僕は思います。
地域食堂・子ども食堂は貧困対策でもありますが、
その貧困の捉え方、交流の場所として居場所・繋がる場所として
全ての人が対象であるということは知っといてください!
人は一人では生きれません。助けることも、助けを求めることも勇気。
一緒に生きましょう。歩みましょう。
今日も明日も必死
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