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【発達障害】女性当事者と夜のお仕事の関係

🚨性的な話題が苦手な方は回れ右してください。
そんなにえげつないことは書きませんが念のため書いておきます。以下の本文ではちょっとしたわたしの暴露があったり、さらっと性的な話題について触れていたりしてます。








ADHDを17歳のときに診断済みであるわたし自身、20歳で飛び込んだキャバクラでの仕事はトータルすると3年ほど続けていた。理由は、条件が緩くさまざまなことが便利なのと居心地が良かったからである。
と同時に、元からあった男性嫌悪がより強固になり、性的に搾取されることを苦々しい実体験として味わったところでもある。男は地位と金、女は美貌と若さなんていうドライな、古臭い価値観にも染まりかけたまま今に至る。


さて、水商売、風俗産業とメンタル疾患・障害は相性がとてもいいと思う。(※同時に相性がとても悪くもあるのだが…)
まず働き方として、自由なシフトで好きな時に好きなだけ働くことができる。お金も、即日日払いだったり先にもらうことができたりする。衝動的に買い物をしてしまってもカバーが効くのだ。

それに何より、親との関係が良くないだとか、地方から都会へ無理に出てきたとか、自分と似た境遇の同世代の子たちがたくさんいるのだから、1人くらいは仲良くなれる子が出てくる。そうなると孤独な彼女たちの"居場所"としても機能してくれるのだ。眠れなくて苦しい夜から逃れられる。しかも店が終わってから飲みに行ったりもできる。深夜のラーメンの背徳感や、酔った仲間との馬鹿騒ぎ。こんな楽しい過ごし方はない。1人でいるより、ずっといい。自然と稼いだ分だけ飲み代に消えるようになり、売上が上がらないのに飲む量は増えていくのだった。

また、わたしのようにADHDで、ドーパミン不足なぼんやりした脳を持つタイプの女性は性的なことや気持ちいいことにも依存しやすい。
酒や性行為なんかはその最上級である。

とんでもなくお恥ずかしいことだが暴露する。わたしも含めて自慰がやめられなくて困っているADHDは結構いると思っている。身の回りにいたADHD要素が強い方々に聞くと、ほぼ100%でエロに狂っていた時期があると言っていた。
わたしはストラテラを飲むと性的な欲求が無になったのだが、コンサータでも無になる。ADHD治療薬そのものが脳を覚醒させてくれるから、わざわざ刺激しなくてももう十分!となるからだ。

若い女性であれば性的なトラブルに遭うことも定型発達に比べるとより多かろう。若い女というだけで男性からエロの対象として見られるのだから、利用しない手はない。どちらにせよデートしてみたり試しに寝てみたりして損することはない、ように感じるんじゃなかろうか。(わたしは後になって安売りするんじゃなかった、と猛烈に後悔している)

夜の世界に入るのは簡単で、抜け出すのは一苦労である。「昼職一本にします、辞めます」と言って1ヶ月後に出戻ってくる女の子が何人いただろう。薬物に手を出したせいで狂った酔い方をして、半分ドレスもヌーブラも脱げかけている女の子もいた。その子が床で這っているところを見て、冷静な頭で「乳首がレーズンみたいだ」と思っていたのを忘れられない。多分、一生あの光景は忘れない。あそこには理性を失ったヒトではないものが這いつくばっていた。

一度蜜の味を知れば吸い尽くしてもなおしがみついてしまう。自分の価値が下がり続けていることにも気付かずに。更なる刺激を求めて、ホストに入れ込んで借金をこさえたり。いけないドラッグに手を出してしまったり。買い物依存症になったり。それは満たされることのない一時的な天国。

もし、とても意志が強く、終わりを決めてそれまで限定的に働くのであれば、夜職をしてみてもいいと思う。ただし、敏感で繊細な気質のひとは潰されて終わる。弱肉強食の世界だからだ。売上がなければ人として扱われない、どんどん拝金主義に染まってしまう。染まり切る前に辞めなければ麻痺して昼の世界からこぼれ落ちてしまう。

わたしはギリギリの淵にいた。この先自分がどうするかによって、未来は素晴らしいものにも、不幸なものにもなる可能性がある。
そう思って落っこちないように耐えている。
いま現在も。




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