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沼る、関係性への定義付け
沼る、って、
覚めない夢を見ていたいってことなんだと思う。
それこそ、呼吸のできない沼のような水中で。
映画や小説、媒体は何でもよいのだけれど、きっとその世界観に潜っていたいから(浸っていたいから)、日常に戻りたくないから(というより、日常に戻りたくない要素がその人物にとっては存在するだろう。逃れたい現実とか)、「非日常」という世界の中で息をしていたいのだと考えた。
だって、夢を見ている間は他のことをしなくていいからね。眠ることが大好きなのと同義なのだろう。
私が「あなた」を求めることもそういうことで。
逃れられなければならない「何か」が私の世界にはあって。そしてそれが辛いから、直視したくないしできないから、「あなた」を隠れ蓑にしてしまう。
これは、愛でも恋でもなく、ただの臆病者が為せる技であって。
「あなた」を頼りにするのは、私が現実の世界から逃げようとしているからであって。
だから、この関係性は、もはや健全ではないのかもしれない。
関係性への定義付け、それは至って単純そうに見えるが、決して一筋縄ではいかない代物であった。
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