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【読了】『あやうく一生懸命生きるところだった』


今日はこちらの本を紹介します。

韓国人イラストレーターのハ・ワンさんが40歳目前になってから何のプランもないまま会社を辞め「自分らしい生き方」を見つけていくエッセイです。
韓国のみならず日本でもヒットしているようです。

タイトルからして繊細さんや疲れている方には手にとってみたくなりますよね。私もその1人でした。

いくつか抜粋させて頂きます。

自分が“こんなにも”努力したのだから、必ず“これくらい”の見返りがあるべきだという思考こそが苦悩の始まりだ。
『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン 
ダイヤモンド社
やる気とは自ら作り出すものであり、誰かに強要されて作り出すものでは絶対にない。
世の中にはたくさんの道が存在する。一つの道にこだわりすぎるのは、ほかの道をあきらめていることと同じだ。
ムリして合わせようとせず自分のペースに忠実になるだけでも、他人とはまったく違う生き方になる。それが個性だ。
期待に満たない自分の姿だって、捨てたもんじゃないと思って生きるほうがいい。夢を叶えられないと幸せになれないなんて、思い違いもいいところだ。

全体的に厳しいことは書いてなくて優しく寄り添ってくれる内容です。リラックスして自分のペースで進んでいきなよって言ってもらえた気分です。


私自身、理想やプライドが高い人間なのでその高さによって理想が叶わなかったり期待していた自分になれなかったりした時にそのギャップに苦しんできました。
自分のことを過大評価しすぎなんですよね。

幻想の姿に自分を合わせようと抗うことは好ましくない。幻想を捨て、ありのままの今の姿を認め、愛しなさい。自分はまあこのくらいの人間なのだ、それでも悪くないね、と
法輪和尚 

今の私に必要なのは今の自分や環境を「捨てたもんじゃないね」「悪くないね」と言ってあげることなのかなと思いました。


戻れない過去や変えられない他人を憂いたり、自分にNGを出したりするのではなくて今の私をまるごと愛することがやっぱり大事みたいです。


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