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あんたは、なんで働いてんの?「なんとなく」が正解かも


働くということ

現在大学4年生。
周りの人間は、就活真っただ中である。周りの人間は。
私はというと、ほとんど動くことができていない。
「やばい」という気持ちだけつのった結果、このようにnoteに駄文を書きこむことで現実から逃げている。

どうしても「働く」ということに関心が持てない。

私が社会に出て働くというビジョンが見えないのだ。
今、この瞬間を生きることに必死で、何年後の未来を想像しろと言われても厳しい。

そして、愚者は考える。
「働く理由ってなんだよ!!!!」

たいていのちょっと賢いだけの人間はすぐに理由を求めたがる。私もそう。理由をつけることで安心したいだけ。
「なぜ働くか」とか「なぜ生きるか」という漠然としたことを考えるのって、難しそうに見えて実は簡単。しかも、ほとんどの場合、答えは出ない。
具体的に「どんな会社がいいのか」とか「明日何をしよう」とかを考える方がはるかに難しい。だって現実を向き合わないといけないから。すごく怖いこと。

たが、ここでは私が考えた(つもりの)、働く意味的な意義的なそういうsomethingを列挙し、供養したい。

働く意味的なやーつ①

まず、考えたのは、「守るものがあるから」だ。
一番身近な労働者は、両親。両親を見ていると、「仕事に行きたくない」「働きたくない、辞めたい」といいながらも、結局、毎日働く。
なら、やめればいいのに、そういうわけにもいかないみたい。なぜなら、人の子だから。
子育て費用、家賃、年金、保険料、税金などなど。家族を運営するためにはお金がかかる。だから働くしかないのだ。
独り身なら働かなくてもどうにかなることも、家族がいるとそうもいかないのだろう。親になるって大変。

そうか、なるほど、何かを守るために働くのか。だったら、

なにも守りたいものがない自分はどうしたら!?

詰み。私は、彼氏いない歴=年齢の腐女子オタクくん。私に何を守れというのか。世界に降参、ぎゃふん。

私一人ではここまでが限界だった。やはり一人で悩むことの不毛さといったらない。

働く意味的なやーつ②

この前、今年から新卒で働く先輩とご飯に行った。彼女は、親元を離れ、働くことを選んだ。それによって、それまで悩んでいた亭主関白ぎみな父を気にしないでよくなったといっていた。

そこで分かったのは、働くことのメリットのひとつは自立

経済的に自立することで、精神的にも自立できる。どんなに親が嫌いだとしても、お金を出しもらい、扶養されている状態では拒むことができない。自立できないのだ。就職は支配からの卒業である。

親は子を守るために働くが、子は親から離れるために働くのか。なるほど。

じゃあ、就活した方がよさげ?働くのって大事?
ここに辿り着くまでに時間がかかってしまった。悲しい。

「なんとなく」で動ける人、めっちゃすごい

なんとなくで行動できる人間が羨ましい。理由を探して、自分を納得させないと動けない私は、いつもスタートが遅れてしまう。みんなに追いつけないよー。早いよー。誰もいない周回遅れのマラソンをとぼとぼ行くしかないね。

なんで働いてんの?という問いに、「なんとなく」と答えることができる人は自分を誇ってほしい。それってめちゃくちゃすごいことだから。「なんとなく」で行動できない人間もいるから。
信念やら情熱があることだけが偉いわけじゃなくて(もちろん大尊敬)、ぼやっと走り続けることができるのも才能だと思う。すげぇよ、あなた。

やっぱ、なんとなくで動ける人間になりたいし、なんとなく生きていけるようになりたいっす。



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